スリープレスナイト 生粋のスプリンターは芝ダート兼用

スリープレスナイト
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 2004年2月7日
毛色 鹿毛
クロフネ
ホワットケイティーディド
競走成績 18戦9勝
獲得賞金 3億7316万5000円
表彰歴 2008年 最優秀短距離馬
主な勝鞍 2008年 スプリンターズステークス G1
2008年 北九州記念 Jpn3
2008年 CBC賞 G3
厩舎 橋口弘次郎(栗東)
生産者/産地 ノーザンファーム (早来町)
馬主 勝負服 サンデーレーシング
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ストーリー

芝ダート双方でG1勝ちを収めたクロフネ。特に3歳秋、ダートに転じた武蔵野S、ジャパンCダートでの圧倒的な強さは印象的だ。今回紹介するスリープレスナイトはそのクロフネ産駒。父とは逆に、デビュー当初はダートで勝ち鞍を積み重ね、芝に転じてG1タイトルを獲得した馬だった。

スリープレスナイトのデビューは明けて3歳を迎えた07年1月。芝の2戦を2、3着と惜敗した後、3戦目のダート1200mを快勝。残り200mで先頭に立つと、ここから馬なりで後続に10馬身差をつけるという圧倒的な勝利だった。続く昇級戦は2着敗退を喫したものの、5戦目からは500万、1000万、1600万と3連勝。ダート1200m戦を5戦4勝、2着1回でオープン入りを果たした。

しかし、オープンでは1400mで5、5、2、2着。先行すると終いが甘くなり、溜める競馬を試みても惜敗と、距離の壁を感じさせるレースが続いた。

オープン入り後4連敗を喫したスリープレスナイトだったが、08年4月の京葉Sで、オープンでは初めて1200m戦に出走。すると、前半33秒4のハイペースを2番手追走から競り勝って優勝。さらに、続く栗東Sでも好位から抜け出し2連勝と、あらためて1200mへの適性の高さを証明した。

陣営が次の目標に定めたのは、久々の芝となるCBC賞だった。デビュー2戦の芝2、3着は1400mと1600m戦。ダートでも1400mでは壁があっただけに、芝でも「1200mなら」という期待のかかる一戦だった。

ここでスリープレスナイトは「芝でも」どころか「芝でこそ」というスピードを発揮する。抑えきれないほどの手応えで2番手を追走し、直線では楽々と抜け出して2着スピニングノアールに1馬身4分の1差の快勝。さらに、続く北九州記念もマルカフェニックスに2馬身差で完勝。1200mは芝ダート通算で9戦8勝、2着1回という圧倒的な成績を引っさげ、いよいよG1の舞台・スプリンターズSに参戦することとなった。

迎えたスプリンターズSは単勝2.4倍の1番人気。連勝中とはいえオープン特別とG3、そして脚質的に急坂の待つ中山はどうか、という不安も抱えていたが、ファンは1200mでのこの馬の強さを信じていた。そして、スリープレスナイトもその信頼を裏切らぬ見事な走りを披露した。外枠から好ダッシュを決め、内の各馬の出方を見つつ控えて5番手。4コーナー手前から徐々に進出すると、急坂でも力強く伸びきってキンシャサノキセキに1馬身4分の1差。G1初参戦ながら、まさに王者のレース振り、横綱相撲での完勝だった。

この勝利で08年の最優秀短距離馬のタイトルも獲得したスリープレスナイト。その後は順調さを欠き、ぶっつけで挑んだ09年の高松宮記念は惜しくも2着。そしてセントウルS2着後に屈腱炎を発症して引退を強いられたが、それでも1200m通算は【9.3.0.0】の連対率100%、そして全9勝が1200m。歴史に名を残す「生粋の」名スプリンターだ。

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