ローレルゲレイロ 苦労して得た栄冠だから価値がある

ローレルゲレイロ
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 2004年5月3日
毛色 青鹿毛
キングヘイロー
ビッグテンビー
競走成績 31戦5勝 (中央:28戦5勝、海外:3戦0勝)
獲得賞金 4億8248万円
表彰歴 2009年 最優秀短距離馬
主な勝鞍 2009年 スプリンターズステークス G1
2009年 高松宮記念 G1
2008年 阪急杯 G3
2008年 東京新聞杯 G3
厩舎 昆貢(栗東)
生産者/産地 村田牧場 (新冠町)
馬主 勝負服 ローレルレーシング
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ストーリー

2006年6月17日の函館。この年最初の2歳新馬戦で、ローレルゲレイロはデビュー勝利を飾った。1000mを逃げて2着に3馬身半差をつける快勝だ。当然のようにそのスピード能力は注目を浴びることとなったが、以後は「惜しい」レースを繰り返す。

ラベンダー賞3着、函館2歳S2着、デイリー杯2歳Sも2着、朝日杯フューチュリティSでもドリームジャーニーに屈しての2着と悔し涙を飲んだ。

年が明けても惜敗は続き、シンザン記念3着、アーリントンCが2着、皐月賞はヴィクトリーからコンマ3秒差の6着で、1番人気に推されたNHKマイルCではピンクカメオの大駆けに遭っての2着。

崩れることはない。しかし勝ち切れない。差される。あるいは前を捉えられない。そのストレスからかスランプに陥り、日本ダービー以降は2ケタ着順の連続。失意の中で3歳シーズンを終えたのだった。

4歳シーズンは東京新聞杯と阪急杯を連勝、復活の気配を漂わせたローレルゲレイロだったが、肝心の勝負では相変わらず。逃げた高松宮記念はファイングレインの4着、好位からよく粘ったマイルCSがブルーメンブラットの5着。敢然と挑んだ香港スプリントも8着と結果を残せなかった。速さは認められ、短距離重賞では常に上位人気の支持を集めるものの、大きな勲章を手に入れられない日々。

思えば父キングヘイローも似たような足跡を残した馬だった。早くから大器と騒がれ、スペシャルウィーク、セイウンスカイと並ぶ3強に数えられながらクラシックは無冠。4歳初めに東京新聞杯と中山記念を連勝したものの、GIではマイルCS2着、スプリンターズS3着と敗れ、ようやくの勲章獲得は5歳時の高松宮記念だった。

そしてローレルゲレイロもまた、5歳となった2009年シーズン、突如の素質開花で父に並ぶことになる。

阪急杯2着からのステップで第39回高松宮記念に臨んだローレルゲレイロは、最大の武器であるスピードを遺憾なく発揮して逃げた。前年のスプリンターズS勝ち馬スリープレスナイトが好位から迫るも、これを半馬身退けての先頭ゴール。このレースの父子制覇を成し遂げてみせる。

これだけにとどまらなかった。安田記念15着、セントウルS14着と大敗し、評価を落とした第43回スプリンターズSで、ふたたびローレルゲレイロの快速が弾ける。

押して逃げ、テンの3ハロン32秒9というラップで飛ばし、直線でも粘りに粘って、1分7秒5の好タイムでゴール。最後はビービーガルダンに並ばれて長い写真判定にもつれ込んだが、見事1着、スプリントGI春秋連覇を達成したのである。

この年のJRA賞最優秀短距離馬にも選出されたローレルゲレイロ。父の足跡をなぞり、父に並び、父を越えたスプリンターである。

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