第1864回【中京記念 × 過去データ分析】前走G2〜G3上位人気馬が好成績!|競馬情報ならJRA-VAN

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【中京記念 × 過去データ分析】前走G2〜G3上位人気馬が好成績!

2026/8/13(木)

一昨年までの7月から、昨年より8月開催になった中京記念。8月のG3・芝1600m・別定戦という条件は一昨年までの関屋記念(昨年より7月のハンデ戦)と同じで、両レースの条件が入れ替わった形で行われている。そこで今回は「8月・G3・芝1600m・別定戦」で行われた一昨年までの関屋記念と、昨年の中京記念をあわせた過去10年を参考に、今年の中京記念を占ってみたい。データの分析にはJRA-VAN Data Lab.TARGET frontier JVを利用した。

好走馬の大半は8番人気以内

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 3-0-4-3/10 30.0% 30.0% 70.0%
2 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0%
3 2-0-1-7/10 20.0% 20.0% 30.0%
4 3-1-1-5/10 30.0% 40.0% 50.0%
5 1-1-1-7/10 10.0% 20.0% 30.0%
6 0-2-1-7/10 0.0% 20.0% 30.0%
7 1-2-0-7/10 10.0% 30.0% 30.0%
8 0-2-0-8/10 0.0% 20.0% 20.0%
9 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
10〜 0-1-1-70/72 0.0% 1.4% 2.8%

(表1 人気別成績)

人気別の成績は、1番人気が【3.0.4.3】で複勝率70.0%をマーク。同じく3勝の4番人気が【3.1.1.5】で連対率40.0%は1番人気(30.0%)を上回る。その他は2、3番人気と5〜8番人気が複勝率20.0〜30.0%。中位人気勢に配当妙味があるレースだ。9番人気以下は2、3着が各1頭(12、10番人気)にとどまるため、8番人気以内が目安になる。単勝オッズでみると20倍以下が3着以内の好走馬30頭中28頭を占め、残る2頭は60倍前後だった。

3歳牝馬が好成績

年齢・性別 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3歳 2-1-1-5/9 22.2% 33.3% 44.4%
4歳 2-1-2-28/33 6.1% 9.1% 15.2%
5歳 4-6-6-48/64 6.3% 15.6% 25.0%
6歳 2-2-1-26/31 6.5% 12.9% 16.1%
7歳以上 0-0-0-25/25 0.0% 0.0% 0.0%
牡・セン 6-6-5-101/118 5.1% 10.2% 14.4%
牝馬 4-4-5-31/44 9.1% 18.2% 29.5%

(表2 年齢別、性別成績)

年齢別では、出走こそ少ないが3歳が【2.1.1.5】複勝率44.4%と抜群。好走馬が多いのは5歳【4.6.6.48】で、複勝率も25.0%と上々だ。性別では牡・セン馬【6.6.5.101】複勝率14.4%に対し、牝馬が【4.4.5.31】同29.5%。出走数に大きな開きがある中でも牝馬が3着以内に13頭を送り込んでいる。特に3歳牝馬は【2.0.1.0】と馬券圏内を外していない。

前走は3勝クラス組、中央G1組が高複勝率

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3勝 1-0-2-7/10 10.0% 10.0% 30.0%
OPEN 2-2-1-34/39 5.1% 10.3% 12.8%
中央G3 3-7-4-62/76 3.9% 13.2% 18.4%
中央G2 1-0-0-8/9 11.1% 11.1% 11.1%
中央G1 3-1-3-18/25 12.0% 16.0% 28.0%
地方 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
海外 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
障害 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%

(表3 前走クラス別成績)

前走クラス別の成績では、3勝クラス組が複勝率30.0%、中央G1組が同28.0%で他をリード好走馬数が多いのは中央G3組【3.7.4.62】で、複勝率は18.4%とまずまずだ。

クラス別の好走馬について細かくみると、3勝クラス組の3頭は前走4番人気以内で1着かつ今回3番人気以内の古馬。オープン特別組は5頭中4頭が前走米子S(現G3しらさぎS)連対馬。残る1頭は2022年2着のシュリで、同馬は当時の関屋記念と同じ新潟芝1600mでオープン特別の谷川岳Sを制した実績があった。前走重賞組については後述する(表4、表5)。

前走G2・G3組の古馬なら前走5番人気以内

馬名 中京(関屋)記念 前走
人気 着順 レース 人気 着順
2016 ダノンリバティ 7 2 中京記念 5 5
2017 マルターズアポジー 7 1 七夕賞 2 11
ウインガニオン 4 2 中京記念 5 1
ダノンリバティ 5 3 中京記念 3 5
2018 ワントゥワン 5 2 中京記念 3 5
2019 ミエノサクシード 6 2 中京記念 4 4
ソーグリッタリング 4 3 エプソムC 1 3
2020 サトノアーサー 4 1 エプソムC 1 6
トロワゼトワル 8 2 中京記念 4 17
アンドラステ 1 3 エプソムC 4 4
2021 ロータスランド 4 1 中京記念 3 5
2023 アヴェラーレ 4 1 京王杯SC 4 4
ディヴィーナ 2 2 中京記念 2 2
2025 シンフォーエバー 7 2 関屋記念 8 10
ジューンオレンジ 10 3 福島牝馬S 4 7

(表4 前走G2・G3からの3着以内好走馬)

表4は前走中央G2・G3からの好走馬15頭で、そのうち14頭は前走で5番人気以内の支持を受けていた。この組は前走5番人気以内であれば【4.6.4.22】複勝率38.9%の好成績なのに対し、前走6番人気以下は【0.1.0.48】同2.0%。前走6番人気以下から好走したのは昨年2着の3歳牡馬・シンフォーエバーで、古馬であればこの組は前走5番人気以内が条件になる。前走着順は2桁でも巻き返せるが、7着くらいまでには入っているのが理想だ。

前走G1組は1600mの重賞好走実績馬

馬名 中京(関屋)記念 前走 主なマイル実績
人気 着順 レース 人気 着順
2016 マジックタイム 1 3 ヴィクトリアM 6 6 ダービー卿CT1着
2018 プリモシーン 1 1 NHKマイルC 5 5 フェアリーS1着
2019 ミッキーグローリー 1 1 マイルCS 8 5 京成杯AH1着
2021 カラテ 6 2 安田記念 10 13 東京新聞杯1着
ソングライン 1 3 NHKマイルC 7 2 NHKマイルC2着
2022 ダノンザキッド 2 3 安田記念 7 6 マイルCS3着
2025 マピュース 5 1 NHKマイルC 5 7 クイーンC2着

(表5 前走中央G1からの3着以内好走馬)

最後に表5は、前走中央G1からの好走馬7頭だ。うち6頭は芝1600mの重賞で連対した経験があり、キャリアの浅い3歳馬でもプリモシーン、ソングライン、マピュースという牝馬3頭がこれに該当していた。また、マイル重賞で連対のなかったダノンザキッドは、G1のマイルCSで3着に入った実績があった。前走着順はG2、G3組と同様に7着以内が望ましい。

【結論】

混戦模様もミニトランザットに妙味あり

表3本文で触れたデータから、今年は前走重賞組の争いになりそうなメンバー構成だ。このうち、好走馬の多い前走中央G2・G3組で前走5番人気以内(表4)だったのは、しらさぎS3番人気(6着)のミニトランザットと、昨年の毎日王冠1番人気(3着)のサトノシャイニング。半年以上の長期休養明けで好走した馬は1頭だけのため、この2頭ではミニトランザット上位でいいだろう。4歳という年齢は割引(表2)になる一方、表1本文で触れた中位人気あたりになりそうな点が魅力だ。

前走中央G1組(表5)でマイル重賞連対実績を持つのはナムラコスモスラヴァンダの牝馬2頭。特にナムラコスモスは表2本文で触れた3歳牝馬だ。ただ、3歳牝馬の好走馬3頭はすべて前走でNHKマイルCに出走していたが、今年のナムラコスモスは桜花賞以来という点がどう出るかがカギ。これを気にしないなら最上位にも評価できる。一方のラヴァンダは5歳馬。5歳牝馬は【1.3.3.19】と1着候補にするにはやや微妙ながら、複勝率は26.9%と悪くない。

その他では、旧米子Sに相当するしらさぎSの連対馬(表3本文)、同レース2着のキープカルムは好走の多い5歳馬でもあり要注意(5歳の牡・セン馬は【3.3.3.29】複勝率23.7%)。また、マイル重賞好走実績を持たないG1組ではあるが、3歳牝馬のリリージョワも候補の一角には加えておきたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。


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