第1858回【北九州記念×過去データ分析】やはり今年も前走1着馬が最有力|競馬情報ならJRA-VAN

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【北九州記念×過去データ分析】やはり今年も前走1着馬が最有力

2026/7/2(木)

今週は小倉競馬場でサマースプリントシリーズの2戦目・北九州記念が行われる。以前は8月下旬に行われ、24年から施行時期が繰り上がったが、レースの傾向はあまり変わっていない印象を受ける。昨年の当コラムでも述べたように、前走1着馬の成績がとても良い。いつものようにJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用し、過去10年のデータを分析する。

前走1着の複勝率は40.5%

前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 5-  7-  3- 22/ 37 13.5% 32.4% 40.5% 109 106
前走2着 0-  1-  2- 15/ 18 0.0% 5.6% 16.7% 0 41
前走3着 2-  1-  1-  9/ 13 15.4% 23.1% 30.8% 281 131
前走4着 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
前走5着 1-  0-  1- 10/ 12 8.3% 8.3% 16.7% 73 42
前走6〜9着 1-  1-  2- 31/ 35 2.9% 5.7% 11.4% 88 103
前走10着〜 1-  0-  1- 46/ 48 2.1% 2.1% 4.2% 342 77

(表1 北九州記念の前走着順別成績、過去10年)

北九州記念の前走着順別成績を調べたところ、前走1着【5.7.3.22】が勝率13.5%、連対率32.4%、複勝率40.5%と非常に優秀だった。なおかつ単勝・複勝の回収値が100を超えている。前走2着【0.1.2.15】の成績は案外だが、前走3着【2.1.1.9】は勝率15.4%と高く、連対率や複勝率も良い。単勝回収値281、複勝回収値131と馬券的な妙味もある。

前走4着【0.0.0.9】の好走はないが、前走5着以下は勝ち馬3頭を含め好走馬が8頭出ている。中でも前走6〜9着馬の狙い方は比較的わかりやすい。好走した4頭中3頭は、前走芝1200m以下の重賞で上がり3ハロン3位以内の脚を使っていた。

4歳がややリード

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
3歳 2-  1-  3- 17/ 23 8.7% 13.0% 26.1% 70 77
4歳 3-  1-  3- 19/ 26 11.5% 15.4% 26.9% 94 148
5歳 1-  6-  1- 43/ 51 2.0% 13.7% 15.7% 322 75
6歳 3-  1-  3- 38/ 45 6.7% 8.9% 15.6% 120 91
7歳以上 1-  1-  0- 26/ 28 3.6% 7.1% 7.1% 77 21

(表2 北九州記念の年齢別成績、過去10年)

年齢別成績を調べたところ、4歳【3.1.3.19】が勝率・連対率・複勝率すべてにおいて成績が良かった。ただ、数字のリードはわずか。連対率は3歳や5歳とは3%未満の差、複勝率は3歳と0.8%しか差がない。6歳も複勝率は15.6%あり、7歳以上のベテランにも十分チャンスがある。

牝馬の回収値が高い

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
牡・セン 5- 5- 3-86/99 5.1% 10.1% 13.1% 64 62
5- 5- 7-57/74 6.8% 13.5% 23.0% 293 108

(表3 北九州記念の性別成績、過去10年)

続いて性別成績を調べたところ、1着馬と2着馬の数は牡馬・セン馬が5頭、牝馬が5頭と全くの互角だったが、3着馬の数は牝馬が7頭と牡馬・セン馬の3頭を上回った。勝率・連対率・複勝率も牝馬が優勢。また、牝馬は単勝回収値293、複勝回収値108と、牡馬・セン馬よりも大分高い印象だ。

逃げ・先行が強い

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 2-  1-  1-  6/ 10 20.0% 30.0% 40.0% 204 114
平地・先行 2-  5-  2- 31/ 40 5.0% 17.5% 22.5% 36 112
平地・中団 5-  3-  3- 59/ 70 7.1% 11.4% 15.7% 320 96
平地・後方 1-  1-  3- 47/ 52 1.9% 3.8% 9.6% 41 31
平地・マクリ 0-  0-  1-  0/  1 0.0% 0.0% 100.0% 0 180

(表4 北九州記念の脚質別成績、過去10年)

最後に脚質別成績を調べたところ、逃げ【2.1.1.6】が勝率20.0%、連対率30.0%、複勝率40.0%と優秀だった。23年はジャスパークローネ(5番人気)が逃げ切り、施行時期が変更となった24年もピューロマジック(3番人気)が逃げ切り勝ちを果たした。先行【2.5.2.31】と中団【5.3.3.59】の比較をすると、勝率は後者、連対率と複勝率は前者が良い。よって、総合的には逃げ・先行が強い一戦と言える。

【結論】

スピード能力に長けた2頭の4歳馬に注目

今年の北九州記念は登録馬が13頭と少ないなか、前走1着の馬が6頭もいるので、昨年に続いて上位を独占する可能性もありそうだ。「4歳」「牝馬」「逃げ・先行」という3つの条件に当てはまるのがサウンドモリアーナ。2走前に3勝クラス・船橋Sで逃げ切り勝ちを果たし、前走モルガナイトSは4コーナー2番手通過から抜け出して勝利。他の逃げ・先行馬が二けた着順に敗れるなか勝ち切った、という内容も評価したい。

4歳牡馬のフリッカージャブは5勝のうち2勝が小倉芝1200m、しかも逃げ切りだった。近2走は控える競馬をしているが、相当スピード能力がある馬であることがわかる。2走前のオーシャンSは6着に敗れたが、3着ルガルとわずか0.1秒差と強敵相手に善戦。前走鞍馬Sは1分06秒4のコースレコードで快勝。重賞初制覇のチャンスを迎えた。

デアヴェローチェは3歳牝馬で、葵Sを含めて2連勝中。前走葵Sの勝ち馬は24年のピューロマジック(1着)、25年のアブキールベイ(3着)と2年連続で好走している。末脚が生きる展開になれば、他の馬をまとめて負かしてもおかしくない。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。


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