スペシャルウィーク 安定した強さでトップに君臨

スペシャルウィーク
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 1995年5月2日
毛色 黒鹿毛
サンデーサイレンス
キャンペンガール
競走成績 17戦10勝
獲得賞金 10億9262万3000円
表彰歴 1999年 特別賞
主な勝鞍 1999年 ジャパンカップ G1
1999年 天皇賞(秋) G1
1999年 天皇賞(春) G1
1998年 日本ダービー G1
1999年 阪神大賞典 G2
1999年 アメリカジョッキークラブカップ G2
1998年 京都新聞杯 G2
1998年 弥生賞 G2
1998年 きさらぎ賞 G3
厩舎 白井寿昭(栗東)
生産者/産地 日高大洋牧場 (門別町)
馬主 勝負服 臼田浩義
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ストーリー

ひと口に「強豪」と言っても、ベストの条件でこの上ない強さを見せる馬もいれば、様々な条件で安定した強さを発揮する馬もいる。99年のジャパンCなどを制したスペシャルウィークは全17戦のうち着外は1回と、安定した強さでファンの信頼を得た強豪だった。

97年11月の新馬戦を勝利で飾ったスペシャルウィークは、500万2着を挟み、きさらぎ賞で重賞初制覇。さらに、最初の「3強対決」となった弥生賞でセイウンスカイ、キングヘイローを下しクラシックの最有力候補に浮上する。続く皐月賞はライバル2頭の前残りを許し3着も、1番人気で日本ダービーを迎えた。

皐月賞は道中後方から前を捕らえられずに終わったが、この日は中団10番手。3コーナー過ぎから徐々に前との差を詰めると、直線半ばで早くも先頭へ。そのまま後続に5馬身差をつける独走となり、鞍上・武豊騎手に初のダービーのタイトルをもたらすとともに、自身G1初制覇を飾ったのだった。

秋は菊花賞2着、ジャパンC3着に終わったスペシャルウィークだったが、古馬になり再び力を発揮する。まずアメリカJCCを圧勝し、阪神大賞典ではメジロブライトとの激しい叩き合いを制して2連勝。そして天皇賞(春)では、4コーナーで先頭に並ぶ積極策からセイウンスカイを競り落とし、メジロブライトの追撃も抑えて優勝。古馬になり3連勝、二冠馬と前年の覇者を力でねじ伏せ、いよいよ現役最強の座を手中にしたかと思われた。

ところが、春最後の宝塚記念では、前年の有馬記念を制したグラスワンダーの2着に敗れてしまう。3〜4コーナー中間で先頭に立ち横綱相撲で完封を狙ったが、ぴったりとマークしてきたグラスワンダーに直線坂下で交わされ、3馬身差をつけられたのだ。

さらに秋初戦、京都大賞典では生涯初となる着外・7着に敗退。抜群の安定感を誇ってきた馬がG2で「大敗」を喫したことはファンに大きな衝撃を与え、天皇賞(秋)ではデビュー以来始めて3番人気以下となる、4番人気という低評価に甘んじることとなった。

迎えた天皇賞(秋)は、前年のジャパンCから続いた先行策を捨て後方待機。軽快に飛ばすアンブラスモアまで4コーナー手前で約2秒、坂を上がっても6馬身。末脚勝負が裏目に出たかと思われた。しかし、残り200mを切り一気に前との差を詰めると、ゴール寸前で各馬をまとめて差し切って鮮やかな復活、そして春秋連覇。僅か2連敗、そしてたった1度の大敗ですら「復活」という言葉がふさわしい強豪の、見事な王座奪還劇となった。

続くジャパンCでも、天皇賞で取り戻した末脚を再び発揮。直線坂上で先頭に立つと“欧州最強馬”モンジューなど後続を完封し、改めてその強さをファンの心に印象づけた。

引退レース・有馬記念は、きっちり捕らえたかに見えたグラスワンダーに、わずか4cmの差で2着。しかし、この年のG1は5戦3勝2着2回。年度代表馬の座こそ欧州G1制覇を達成したエルコンドルパサーに奪われたが、99年の「古馬王道路線」で主役を演じ続けたスペシャルウィークの活躍も、決して色あせるものではない。

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