アーネストリー 宝塚記念で史上初の父子制覇達成

アーネストリー
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 2005年5月17日
毛色 鹿毛
グラスワンダー
レットルダムール
競走成績 29戦10勝
獲得賞金 5億8290万9000円
表彰歴 なし
主な勝鞍 2011年 宝塚記念 G1
2011年 オールカマー G2
2010年 札幌記念 G2
2010年 金鯱賞 G2
2009年 中日新聞杯 G3
厩舎 佐々木晶三(栗東)
生産者/産地 ノースヒルズマネジメント (新冠町)
馬主 勝負服 前田幸治
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ストーリー

小回りの2200mという、G1としてはやや特異な条件で行われる春のグランプリ・宝塚記念。暮れの有馬記念も併せ「グランプリ巧者」の活躍も見られるが、その代表格が1998年の暮れからグランプリ3連覇を飾ったグラスワンダーだ。そんな父の血を受け継ぎ、2011年の宝塚記念で史上初の父子制覇を達成したのがアーネストリーだった。

アーネストリーのデビューは07年7月の阪神芝1800m戦。後のオークス馬・トールポピーを2着に、そして皐月賞馬・キャプテントゥーレを8着に退けてデビュー勝ちを飾った。しかし、その後2度にわたる休養を強いられ、2勝目は翌年9月。その後は順調に勝利を重ね、4歳を迎えた09年春にはオープン入りを果たしたが、日経賞で1.1秒差の4着など重賞で勝ち負けを演じるには至らなかった。本格化を迎えるのは、いったん降級して秋に1600万条件を快勝した後になる。アルゼンチン共和国杯で道中2番手追走からそのまま2着に入り、初めて重賞で連対を果たしたのだった。

重賞でも勝負になる手応えを掴んだアーネストリーは、続いて中日新聞杯に出走する。当時の小回り中京で前半58秒4という速い流れだったが、道中5番手から積極的に前を追い、逃げたドリームサンデーをゴール前できっちり捕らえて優勝。1分57秒4の好時計で重賞初制覇を達成した。

翌10年は、一頓挫あって5月末の金鯱賞(京都芝2000m)で始動。前走と違い、ドリームサンデーが1000m61秒0と遅いペースで先導したが、アーネストリーは2番手でこれをぴったりマークすると、上がり34秒0の脚で重賞連勝を飾ったのだった。

その勢いに乗って挑んだのが、父が99年に優勝した宝塚記念だ。3番人気に推されたアーネストリーはいつも通りの先行策で2番手を追走。抜群の手応えで直線に向いて坂下で先頭に立ったが、内からブエナビスタ、外からナカヤマフェスタに交わされ3着。G1初挑戦で十分な力を見せた一戦ではあったものの、父子制覇は持ち越しとなった。

続く札幌記念を快勝したアーネストリーだったが、秋の天皇賞はブエナビスタに一気に突き放されて3着に敗退。不安が出て有馬記念は出走かなわず、次のG1制覇のチャンスは翌11年、金鯱賞3着を叩いて挑んだ宝塚記念だった。

この年は実力馬が揃い、前年の3番人気から6番人気に評価を落としたアーネストリー。しかし、前半58秒7の流れを2番手で追走すると、持ったままの手応えで4コーナーで先頭へ。直線でムチが入ると2馬身、3馬身とリードを開いて独走態勢を築いていった。最後はやや差を詰められたものの、ブエナビスタやエイシンフラッシュといった実力馬を押さえ込み、2分10秒1のレコードタイムでG1初制覇。そして、前年はかなわなかったレース史上初の父子制覇も達成したのだった。

その後、有馬記念の父子制覇こそならなかったものの、中山ではオールカマーを制して13年より種牡馬入りしたアーネストリー。グランプリ巧者の血を受け継ぐ産駒がどんな活躍を見せるのか、そのデビューを楽しみに待ちたい。

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