競馬予想・競馬情報トップ > 記事一覧 > 競馬初心者でも安心!競馬の基本と馬券の買い方を解説!
競馬はやってみたいけど周りに知っている人がいない、馬券を買うのは初めてだと難しそう…という方は、実際には結構多いと思います。
まずここでは基本的に押さえておくべきことや馬券の買い方について、わかりやすく説明していきます。
日本で開催される競馬には中央競馬と地方競馬の二つがあり、このページでは中央競馬について解説していきます。
中央競馬には全国に札幌(北海道札幌市)、函館(北海道函館市)、新潟(新潟県新潟市)、福島(福島県福島市)、中山(千葉県船橋市)、東京(東京都府中市)、中京(愛知県豊明市)、京都(京都府京都市)、阪神(兵庫県宝塚市)、小倉(福岡県北九州市)と10カ所の競馬場があり、主に土曜日と日曜日に開催が行われています。ただし、各競馬場によって開催時期が異なりますので、中央競馬を運営するJRA(日本中央競馬会)のホームページで確認してみてください。
競馬場では朝10時頃から夕方の16時頃まで、一日に通常12レース行われます。3か所の競馬場で開催されているときは最大36レース行われます。JRAのホームページを確認して、まずは開催している最寄りの競馬場へと行ってみましょう。
競馬場へ着いたら、いざ馬券を買ってみましょう。馬券を買わなくても観戦できますが、実際に購入してレースを見た方がはるかに楽しめます。
まず買うレースを決めますが、その際に競馬新聞やスポーツ新聞があった方がスムーズに購入できると思います。レースの馬券発売には締切時間(競馬場では発走2分前)があるので、注意して購入してください。
それでは馬券を買ったレースが始まります。スタンドに座って見るもよし、コースに近づいて見るもよし、競走馬が疾走するスピード感や競馬場全体の臨場感に驚くことでしょう。
買った馬券を片手に、お目当ての馬を応援してみましょう。ゴール前まで興奮すること間違いなしです。
買っていた馬券が見事に的中したとします。その際には競馬場に備え付けられている自動払戻機に入れて、払戻金を受け取ることができます。
実際に馬券を的中させることが競馬の大きな魅力のひとつです。
これまでは競馬場での馬券の購入〜払い戻しまでの大まかな流れを説明しましたが、ここでは実際の馬券の買い方を紹介します。
馬券を買う際には大きく2つの方法があり、発売されている場所へ買いに行く方法とインターネットでの購入があります。
競馬場には備え付けの自動発売機があり、現金で馬券を購入することができます。実際に競馬が開催されていない競馬場でも購入可能です。
各フロアに置いてあるマークカードに記入し、自動発売機に入れることで馬券を受け取ることができます。また、窓口でマークカードを係員に渡すことで馬券を購入できる場所もあります。
全国の各地区には馬券を購入できるWINS(ウインズ)と呼ばれる場外馬券発売所があります。各地区のWINSやアクセス方法についてはJRAホームページのこちらをご参照ください。
競馬場やWINSに行かなくてもインターネットによる馬券の購入方法があります。パソコンやスマートフォンなどインターネット接続できる端末から気軽に馬券が買えます。
インターネット投票には、対応した銀行の口座が必要となりますが、詳細はJRAホームページのこちらを参考にしていただければと思います。
ここでは馬券の種類やその特徴について簡単に説明します。馬券は単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単、WIN5(インターネット投票限定)というように多くの式別に分かれています。では、それぞれの馬券について説明していきます。
単勝はもっともシンプルな馬券で、どの馬が勝つのかを当てる馬券です。馬番号で指定します。
複勝は3着までに入る馬を当てる馬券です。出走馬が5頭以上の場合に発売され、7頭以下の場合は2着までが的中となります。こちらも馬番号で指定します。
出走馬が9頭以上の場合に発売され、1着と2着になる馬の枠番号の組合せを当てる馬券です。1着と2着の着順は関係ありません。
出走馬が3頭以上の場合に発売され、1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券です。1着と2着の着順は関係ありません。
出走馬が3頭以上の場合に発売され、1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券です。着順通りに当てる点で馬連よりも難易度が高い馬券です。
出走馬が4頭以上の場合に発売され、3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券です。1〜3着までの着順は関係ありませんが、3着同着の場合に3着どうしの組合せは的中とはなりません。
出走馬が4頭以上の場合に発売され、1着、2着、3着となる馬の組合せを馬番号で当てる馬券です。1〜3着までの着順は関係ありません。3着まで当てないといけない点で難易度は少し高めといえます。
出走馬が4頭以上の場合に発売され、1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券です。3連複と違って3着までを着順通りに当てなくてはいけないため、難易度はかなり高めです。しかし、高配当になりやすい傾向があります。
JRAが指定する5つのレースすべての1着馬を当てる馬券です。主に日曜日に実施され、各競馬場のメインあたりが対象レースになります。難易度は非常に高いですが、払戻金は最高で6億円と夢のある馬券です。的中者がいない場合は、次回へ繰り越しされる「キャリーオーバー」となります。インターネット投票ならびに競馬場・WINSで使えるキャッシュレス投票用ICカード“UMACA”で購入することができます。なお、海外競馬の馬券発売時もインターネット投票と“UMACA”での購入が可能となっています。
枠連と馬連の比較では、枠連は1枠〜8枠の枠番号の組合せ(同じ枠に複数頭入る場合があり、1−1や8−8といったゾロ目が出てくる)で最大で36通り。馬連ではそれぞれの馬番号の組合せなので、18頭立ての場合は最大で153通りとなります。
また、馬連とワイドの比較では、馬連が上位2着までの馬番号の組合せを当てるのに対し、ワイドは指定した2頭が3着までに入れば的中となる点で買いやすいといえるでしょう。ただし、ワイドは的中しやすい分、オッズが低くなる傾向があります。
ここでは馬券が的中した際の払戻方法について説明してきます。
レースが確定し、自分が購入した馬券が的中していることを確認したら、競馬場・WINSに備え付けの自動払戻機の場所へ向かいましょう。
機械の前に立つと音声で案内してくれます。それに従って、馬券を払戻機の中に投入すると自動的に配当が計算されて払戻金が出てきます。
なお、自動払戻機での払戻しは100万円未満の場合で、100万円以上の大口での払戻は専用窓口での払戻しとなります。100万円の束にはそれぞれの競馬場・WINSの帯封がされており、高額払戻者のステータスともいえる代物です。
インターネット投票で馬券が的中した場合は、レース確定後すぐに「購入限度額」に反映されます。まだレースが残っている場合は、増えた残高分で別のレースの馬券を購入することができます。
実際に馬券を買ってみると、当然ながら外れることもあります。最初は比較的当たりやすい複勝やワイドを買って的中したうれしさを感じるのですが、1日トータルで見るとマイナスになるのはよくあることです。もう少し上達してくると、すべてのレースに参加するのではなく、@レースを選んで買うこと、A馬券の種類を選ぶこと、の2つが重要だとわかってきます。
競馬用語で購入金額よりも払戻金が少ないことを「トリガミ」と言います。例えば1000円分馬券を買って的中したのに700円しか戻ってこない場合に使いますが、そういった場合はレース選択もしくは馬券の種類を間違っているケースが多いです。馬券においては「オッズ」が非常に重要な要素で、自分で買う馬券がどのくらいの払戻しになるか、予測しなければいけません。
自分が買いたい馬の情報やオッズはどこで手に入れればよいか。間違いや誤った情報が多い中で、正確で馬券を買うための役立つさまざまな情報を提供しているのがJRA-VANです。JRA-VANには様々なサービスがあります。PCソフトのJRA-VAN NEXT(ネクスト)、スマートフォンアプリ、ニッチなデータを見たい方であればJRA-VAN DataLab.(データラボ)、手軽に予想をしたいのであればJRA-VAN TRYなどでJRA公式データ(過去レースデータや出馬表・オッズ・調教データや血統情報等)30年分を利用することができて多くの競馬ファンに愛用されています。まずはJRA-VANをのぞいてみましょう!
では、次からはそれぞれの馬券の特徴や実践的な買い方について説明していきます。
1978年鹿児島県生まれ。競馬データでは開催日の馬場や出走馬のコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。競馬場で生観戦するのがこの上ない楽しみ。