第1862回【クイーンS×過去データ分析】今年はリピーターが台頭か!?|競馬情報ならJRA-VAN

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【クイーンS×過去データ分析】今年はリピーターが台頭か!?

2026/7/30(木)

今週日曜日に札幌競馬場でクイーンSが行われる。過去10年(函館で行われた2021年も含む)、同レースで複数回好走した馬は前述したテルツェットの他に、スカーレットカラー、サトノセシル、アルジーヌがいる。この点を踏まえて、いつものようにJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用し、過去10年のデータを分析する。

斤量56kgの複勝率が高い

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
51kg 2-  1-  0-  7/ 10 20.0% 30.0% 30.0% 141 73
52kg 1-  0-  0-  4/  5 20.0% 20.0% 20.0% 64 32
53kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
55kg 4-  8-  7- 77/ 96 4.2% 12.5% 19.8% 75 75
56kg 3-  1-  3-  9/ 16 18.8% 25.0% 43.8% 74 68
57kg 0-  0-  0-  5/  5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

(表1 過去10年のクイーンSの斤量別成績)

過去10年のクイーンSの斤量別成績を調べたところ、勝率は51kgと52kgが20.0%と高く、連対率は51kgが30.0%と優秀だった。同レースの負担重量は3歳が52kg(開催日が8月1日以前の場合は51kg)、4歳以上が55kgとなっており(過去にG1・G2・G3の勝ち星があると、グレードに応じてさらに斤量が増加)、52kg以下で出走できるのは3歳馬だけだ。51kgと52kgの好走率はあまり変わらないが、実際に52kgで好走したのが前走でNHKマイルCを勝ち、格上的存在だった2017年のアエロリットしかいないことを考えると、3歳馬は51kgで出走できる方がチャンスは大きい印象もある。

一方、古馬は57kgが【0-0-0-5】と好走例がない。56kg【3-1-3-9】は複勝率43.8%と優秀だった。55kg【4-8-7-77】は出走馬が圧倒的に多く、好走馬も19頭いるが、好走率自体は平凡な数字だ。

1枠・2枠が有利

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 2- 2- 2- 4/10 20.0% 40.0% 60.0% 504 291
2枠 2- 1- 4- 3/10 20.0% 30.0% 70.0% 234 195
3枠 0- 2- 0-14/16 0.0% 12.5% 12.5% 0 37
4枠 0- 1- 1-16/18 0.0% 5.6% 11.1% 0 36
5枠 1- 2- 1-15/19 5.3% 15.8% 21.1% 23 45
6枠 1- 1- 0-18/20 5.0% 10.0% 10.0% 14 16
7枠 3- 1- 1-15/20 15.0% 20.0% 25.0% 89 57
8枠 1- 0- 1-18/20 5.0% 5.0% 10.0% 11 37

(表2 過去10年のクイーンSの枠番別成績)

続いてクイーンSの枠番別成績を調べたところ、1枠【2-2-2-4】と2枠【2-1-4-3】の成績がかなり良かった。特に複勝率は1枠が60.0%、2枠が70.0%と他を圧倒している。単勝回収率・複勝回収率も優秀だった。クイーンSは1枠・2枠を引けると有利と言えるだろう。

前走JRA・G1組が中心

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2勝 0-  0-  1-  8/  9 0.0% 0.0% 11.1% 0 37
3勝 0-  2-  2- 11/ 15 0.0% 13.3% 26.7% 0 104
OPEN非L 0-  0-  2- 11/ 13 0.0% 0.0% 15.4% 0 102
OPEN(L) 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
G3 2-  4-  2- 39/ 47 4.3% 12.8% 17.0% 135 67
G2 0-  0-  0-  0/  0          
G1 7-  4-  3- 29/ 43 16.3% 25.6% 32.6% 79 60
地方 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
海外 1-  0-  0-  0/  1 100.0% 100.0% 100.0% 320 130

(表3 過去10年のクイーンSの前走クラス別成績)

続いて前走クラス別成績を調べたところ、JRA・G1【7-4-3-29】が好走馬14頭を輩出し、勝率16.3%、連対率25.6%、複勝率32.6%と優秀だった。中でも前走ヴィクトリアマイル【4-3-3-18】、オークス【2-0-0-7】、NHKマイルC【1-1-0-1】の成績が良かった。前走JRA・G1組に関しては、前走着順は不問で良いが、レース当日の人気は重要。レース当日1〜3番人気【6-3-3-10】だと勝率27.3%、連対率40.9%、複勝率54.5%なのに対し、4番人気以下【1-1-0-19】は勝率4.8%、連対率・複勝率9.5%まで数字が落ち込む。

前走JRA・G3【2-4-2-39】の中では前走マーメイドS【1-2-1-14】と前走福島牝馬S【1-1-1-10】が有力だが、マーメイドSは2024年のレースを最後に行われなくなっている。替わって同時期に2025年から府中牝馬SがハンデG3として施行されるようになったので、今後は同レース組が有力となるかもしれない。また、前走JRA・G3組かつレース当日1〜3番人気【0-0-0-4】は結果が出ていない。4番人気以下【2-4-2-35】に十分チャンスがある。

前走オープン特別(L)【0-0-0-3】や同(非L)【0-0-2-11】より、前走3勝クラス【0-2-2-11】の方が好走率は高かった。ちなみに前走3勝クラスで好走した4頭はすべて、過去に1勝クラス以上の札幌・函館芝1800〜2000mで勝利した実績があった。

【結論】

過去にクイーンSで好走した馬が3頭出走予定

今年は過去にクイーンSで好走したことがあるコガネノソラ(2024年クイーンS1着)、ボンドガール(2024年クイーンS2着)、ココナッツブラウン(2025年クイーンS2着)が出走を予定している。この中ではコガネノソラが斤量56kgに対し、ボンドガールとココナッツブラウンが斤量55kg。コガネノソラは他よりも重いため一見不利に見えるが、過去データ上はむしろ好成績なので問題ない。

あとは前走ヴィクトリアマイル4着を含め、過去の実績(2025年秋華賞2着)が評価されて、レース当日上位人気の可能性が高そうなエリカエクスプレスが有力。また、松前特別→五稜郭Sと函館芝1800mを連勝中の上がり馬カテリーナもマークしておきたい。最終的には運よく内枠を引けた馬に、より注目してみたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。


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