第1868回【セントライト記念 × 過去データ分析】前走日本ダービーひと桁人気馬に注目!|競馬情報ならJRA-VAN

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【セントライト記念 × 過去データ分析】前走日本ダービーひと桁人気馬に注目!

2026/9/10(木)

菊花賞トライアルのセントライト記念。一昨年ここで重賞初制覇を達成し菊花賞も連勝したアーバンシックのほか、2021年のタイトルホルダー、22年のアスクビクターモアと過去5年で3頭の菊花賞馬が秋初戦としてこのセントライト記念に出走していた。また、昨年の優勝馬・ミュージアムマイルは天皇賞(秋)2着を挟んで有馬記念を制するなど、この秋のG1に向けて注目の一戦だ。そんなセントライト記念を、JRA-VAN Data Lab.TARGET frontier JVを利用して分析したい。

上位人気馬が非常に安定した成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 3-6-0-1/10 30.0% 90.0% 90.0%
2 3-2-3-2/10 30.0% 50.0% 80.0%
3 1-0-5-4/10 10.0% 10.0% 60.0%
4 2-0-0-8/10 20.0% 20.0% 20.0%
5 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0%
6〜9 1-2-1-36/40 2.5% 7.5% 10.0%
10〜 0-0-0-50/50 0.0% 0.0% 0.0%

(表1 人気別成績)

過去10年の人気別の成績では、1番人気が【3.6.0.1】で連対率90.0%をマーク。2番人気も【3.2.3.2】で複勝率80.0%と優秀で、3番人気は【1.0.5.4】と1連対ながら複勝率は60.0%と上々。上位3頭をこの1〜3番人気で独占した年が5回(いずれも3連単は1万円未満)と、人気馬が非常に安定した成績を残しているレースだ。また、4番人気以下が2頭(以上)馬券に絡んだ年は2回だけで、2桁人気馬の好走はない。

前走日本ダービー、ラジオNIKKEI賞組の好走が多数

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
未勝利 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0%
1勝 1-0-2-37/40 2.5% 2.5% 7.5%
2勝 1-3-0-26/30 3.3% 13.3% 13.3%
3勝 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
OPEN 0-0-1-4/5 0.0% 0.0% 20.0%
中央G3 3-1-1-10/15 20.0% 26.7% 33.3%
(ラジオNIKKEI賞) 3-1-1-10/15 20.0% 26.7% 33.3%
中央G2 0-0-0-5/5 0.0% 0.0% 0.0%
中央G1 5-6-6-23/40 12.5% 27.5% 42.5%
(日本ダービー) 5-6-5-18/34 14.7% 32.4% 47.1%

(表2 前走クラス別成績)

前走クラス別では、中央G3組と中央G1組で計8勝。G3組は該当馬すべてがラジオNIKKEI賞組で、G1組は好走馬17頭中16頭が日本ダービー組だ(残る1頭は前年のホープフルS以来)。

なお、前走がオープン特別以下だった馬は計【2.3.3.70】で複勝率10.3%止まり。3着以内に好走した8頭中7頭は本競走で3番人気以内だった。この「前走オープン特別以下」かつ「本競走3番人気以内」を満たせば【2.2.3.1】複勝率87.5%のため「買い」になるが、今年は前走重賞組が人気上位を独占しそうな雰囲気だ。

前走日本ダービー10番人気以下は苦戦

日本ダービー 着別度数 連対率 複勝率
着順 2着 0-1-0-0 100.0% 100.0%
3〜5着 1-2-0-2 60.0% 60.0%
6〜9着 1-1-3-6 18.2% 45.5%
10着以下 3-2-2-10 29.4% 41.2%
人気 1〜5番人気 3-3-1-0 85.7% 100.0%
6〜9番人気 2-3-2-4 45.5% 63.6%
10番人気以下 0-0-2-14 0.0% 12.5%
上がり3F 2位 1-0-0-0 100.0% 100.0%
3位 1-0-0-1 50.0% 50.0%
4〜5位 1-1-3-2 28.6% 71.4%
6位以下 2-5-2-15 29.2% 37.5%

(表3 前走日本ダービー組の各種成績)

前走日本ダービー組についてデータをいくつか調べると、まずダービー5着以内馬は本競走で計【1.3.0.2】連対率66.7%を記録しているが、ダービー6着以下でも【4.3.5.16】で複勝率は42.9%と決して悪くない。ダービー5着以内からここで連対した4頭はいずれも本競走で1番人気の支持を受けており、配当妙味も加味して考えればダービーでの着順は不問と言ってもいいだろう。

むしろ注目したいのはダービーでの人気で、5番人気以内だった馬は本競走【3.3.1.0】で複勝率100%。さらに6〜9番人気でも【2.3.2.4】複勝率63.6%と優秀だが、ダービー10番人気以下だった馬は【0.0.2.14】と連対なしの複勝率12.5%と苦しんでいる。

もうひとつ、ダービーでの上がり3ハロン順位別の成績を見ると、1〜5位だった馬は本競走【3.1.3.3】で複勝率70.0%なのに対し、6位以下だった馬は【2.5.2.15】同37.5%。6位以下が減点とまでは言わないが、5位以内ならプラス評価としたい。

ラジオNIKKEI賞組は重賞3着以内の実績馬

馬名 セントライト ラNIKKEI賞 前走以外の主な実績
人気 着順 人気 着順
2016 ゼーヴィント 2 2 1 1 プリンシパルS3着
2017 サトノクロニクル 3 3 1 6 京都新聞杯2着
2020 バビット 4 1 8 1 早苗賞1着
2021 アサマノイタズラ 9 1 5 12 スプリングS2着
2023 レーベンスティール 2 1 1 3 1勝クラス1着

(表4 前走ラジオNIKKEI賞からの好走馬)

一方、前走ラジオNIKKEI賞組の好走馬は表4の5頭だ。このうち2頭は同レース1着で、1頭は同3着。そして残る2頭はラジオNIKKEI賞こそ掲示板外だったが、サトノクロニクルは京都新聞杯2着、アサマノイタズラはスプリングS2着とG2で連対した実績があった。ラジオNIKKEI賞組は少なくとも重賞で3着以内に入った実績が必要で、できれば好走馬5頭中4頭が該当する重賞連対実績が欲しい

皐月賞上位馬は見逃せない

皐月賞着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1着 2-2-0-0/4 50.0% 100.0% 100.0%
2着 0-1-0-1/2 0.0% 50.0% 50.0%
3着 1-0-1-0/2 50.0% 50.0% 100.0%
4〜5着 1-2-0-1/4 25.0% 75.0% 75.0%
6〜9着 0-0-3-8/11 0.0% 0.0% 27.3%
10着以下 1-1-0-11/13 7.7% 15.4% 15.4%

(表5 皐月賞着順別のセントライト記念成績)

前走以外のデータでは、セントライト記念と同じ中山で行われる皐月賞での成績にも注目したい。表5にあるように皐月賞で上位に入っていた馬はこのセントライト記念でかなりの好成績を収めており、皐月賞5着以内馬は計【4.5.1.2】で複勝率83.3%。一昨年のアーバンシック、昨年のミュージアムマイルと現在2連勝中で、ここ4年では5頭の連対馬を出しているため見逃せない。

【結論】

前走日本ダービー組のゴーイントゥスカイが頭ひとつリードか

本年の登録馬のうち、前走で日本ダービーに出走していたのはバステール(ダービー3着)、ゴーイントゥスカイ(同4着)、アスクエジンバラ(同10着)、アウダーシア(同11着)の4頭だ。このうちバステールは表3から減点になるダービー11番人気。残る3頭から軸を選びたい。

ゴーイントゥスカイは表3で複勝率100%だったダービー5番人気以内(3番人気)であることと、好成績だった上がり3ハロン5位以内(1位)の双方を満たす点か強調材料。アスクエジンバラはダービーの内容に特筆すべき点はないものの、前々走の皐月賞で4着に入っていることが好材料だ(表5)。そしてアウダーシアはダービーで上がり3位タイを記録していたことがプラスになる。この3頭では2つのプラス要素があるゴーイントゥスカイが一歩リードしているとみたい。

ラジオNIKKEI賞組では、同レースの優勝馬・サノノグレーターがこの勝利で「重賞連対」をクリアしており(表4)、ダービー組の一角を崩す可能性は十分にある。ダービー組のもう1頭、バステールとともに押さえ候補には加えておきたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。


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