マツリダゴッホ ザ・中山巧者

マツリダゴッホ
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 2003年3月15日
毛色 鹿毛
サンデーサイレンス
ペイパーレイン
競走成績 27戦10勝
獲得賞金 6億5013万9000円
表彰歴 なし
主な勝鞍 2007年 有馬記念 G1
2007年・2008年・2009年 オールカマー G2
2008年 日経賞 G2
2007年 アメリカジョッキークラブカップ Jpn2
厩舎 国枝栄(美浦)
生産者/産地 岡田スタツド (静内町)
馬主 勝負服 高橋文枝
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ストーリー

展開、ハンデ、人気馬の凡走。波乱となったレースにはさまざまな要素があるものだが、そんな要素のひとつとしてコース適性も挙げられる。抜群の中山巧者だったマツリダゴッホは、そんなコース適性を武器に07年の有馬記念を快勝した馬だった。

マツリダゴッホのデビューは05年の8月。札幌の新馬戦を快勝し、翌年夏の日高特別まで5戦3勝。ダービー出走こそならなかったが、秋の飛躍が期待されていた。しかし、セントライト記念は4コーナー手前で落馬、競走中止。これでクラシック出走の夢は絶たれてしまったのだった。

しかし12月に復帰すると、2戦目のクリスマスSを制してオープン入り。そして3度目の重賞挑戦は、年が明けた07年のアメリカJCC。道中離れた4番手を追走すると、3コーナー手前から徐々に進出。直線入り口で、大逃げを打ったインティライミを並ぶ間もなく交わし去ると、そのまま後続を5馬身ちぎる大楽勝で重賞初制覇を成し遂げた。

アメリカJCCの圧勝で、いよいよG1も視野に入ってきたマツリダゴッホ。続く日経賞もほぼ確勝かという態勢に持ち込んだが、ゴール前で脚が鈍ってネヴァブション、トウショウナイトに差されて3着。さらに春の天皇賞は11着、そして札幌記念は7着と、まだ強敵相手に安定して力を発揮するまでには至っていなかった。

しかし、アメリカJCCと同じ中山2200mの舞台に戻ったオールカマーでは本領発揮。中団を抜群の行きっぷりで追走すると、早めに仕掛けたシルクネクサスとの一騎打ちを半馬身差で制し、2つ目の重賞タイトルを手中に収めたのだ。

これで中山コースは【4.1.1.1】と、落馬したセントライト記念以外はすべて馬券圏内。秋の天皇賞15着後に挑んだ有馬記念では、そのコース適性に注目する声もちらほらと聞かれていた。一方で、2500mの日経賞ではゴール前で止まり、3200mの天皇賞は11着。中距離馬で有馬記念の2500mは長い、という評価もまた多かったのだ。

そんな中で迎えた有馬記念は9番人気。メイショウサムソンを筆頭に強敵揃いのメンバーでは、いくらコース適性が注目されても単勝52.3倍の低評価にとどまっていた。

レースはダイワスカーレットを前に見て3番手を追走し、4コーナーでダイワスカーレットが外に出すと、その瞬間を見計らったかのように内をすくって一気に先頭へ。そのま1馬身、1馬身半とリードを開くマツリダゴッホ。今度は日経賞とは違いゴールまでしっかりと脚を伸ばし、まるで1頭力が違ったかのような完勝劇。得意の中山で距離不安を一層し、見事グランプリホースの栄冠に輝いたのだった。

その後、2度挑戦した有馬記念では本来の先行策に持ち込めず12、7着に敗退してしまったが、08年の日経賞では前年の雪辱を果たしたほか、得意の2200mではオールカマー3連覇を達成。全10勝中8勝を中山で挙げるという巧者ぶりを見せつけた。果たして産駒も中山巧者なのか、それともまったく異なるタイプが出現するのか。子供たちがどんな走りを見せてくれるのか楽しみに待ちたい。

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