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第21回ヴィクトリアマイルはC.ルメール騎手騎乗の1番人気エンブロイダリーが先団馬群の中で追走し、直線は鮮やかな決め手を繰り出して差し切った。勝ち時計は1分30秒9(良)。鞍上のルメール騎手は17年アドマイヤリード、20年アーモンドアイ、21年グランアレグリア、25年アスコリピチェーノに続き、このレース5勝目。本馬を管理する森一誠調教師はこのレース初勝利となった。
2着は1馬身1/4差で川田将雅騎手騎乗の2番人気カムニャック。3着は1馬身半差で西村淳也騎手騎乗の3番人気クイーンズウォーク。
スタートで15番アイサンサンが出遅れてしまった。4番エリカエクスプレスが飛び出して先頭へ。1馬身差で2番手に1番カピリナ。16番ニシノティアモが3番手へ。3番マピュース、8番カムニャック、12番エンブロイダリー、6番ラヴァンダ、18番チェルヴィニアが好位でかたまって追走。差がなく中団に7番クイーンズウォーク、14番ジョスラン。1馬身半差で9番ココナッツブラウン、11番ボンドガール。1馬身差2番ワイドラトゥール、13番カナテープ、17番パラディレーヌ。2馬身差で後方にアイサンサン、5番ケリフレッドアスク。2馬身差で最後方に10番ドロップオブライトという隊列になった。
800m通過は45秒9でややゆったりとしたペース。エリカエクスプレスは1馬身のリードを取り、単騎で3〜4コーナーの中間を通過。単独2番手にはニシノティアモが上がった。3番手には外からチェルヴィニア。その後ろ、いつでも動ける位置にエンブロイダリー。同馬を見ながらカムニャックとジョスランが並んで4コーナーを回り、最後の直線に入った。
残り400mを過ぎてわずかに先頭はエリカエクスプレス。ニシノティアモがそれに並びかけて懸命に追われたが、残り200m過ぎに外からエンブロイダリーが一気に内を馬たちを交わしていった。さらに後ろからはカムニャックとクイーンズウォークが追い上げ、粘るエリカエクスプレスとの差をじわじわと詰めた。完全に抜け切ったエンブロイダリーがそのまま先頭でゴール。2着にはカムニャックが上がり、3着はエリカエクスプレスとの際どい争いを、クイーンズウォークがハナ差制した。
単勝1.9倍まで人気を集めた1番人気のエンブロイダリーが期待に応える見事な完勝劇。終始危なげないレース運びで、直線での伸びも抜群だった。昨年の桜花賞、秋華賞に続いてG1・3勝目。国内の適距離では大きく崩れたことがないだけに、牡馬相手のG1での活躍も見てみたいところだ。
2着カムニャックは前走に続いてエンブロイダリーに敗れたが、マイル戦のG1にも対応できたのは大きな収穫だ。3着はクイーンズウォークとなり、上位人気馬が順番で決まる堅い決着だった。