ヴィクトリアマイル2023 血統分析｜G1特集

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母父マイルＧ１馬ダイワメジャーのナミュールが逆転候補！

1）勝利数ならＳＳ系、率ならノーザンダンサー系

ディープインパクトの４勝を筆頭に過去10年で７勝のサンデーサイレンス（ＳＳ）系が勝ち星トップ。ノーザンダンサー系の勝率9.1％はＳＳ系を上回る数字だ。この両者が一歩リードしていると考えたい。

〇プラス評価……父ＳＳ系／父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父としてはヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系が優位

母父としてはＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系の勝率が高い。他の系統は勝ち切るのにやや苦労している印象だ。

〇プラス評価……母父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／母父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…母父がマイナー血統

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）３歳春実績型×マイル型or北米ダート型の配合に要注目

勝ち馬の父は芝1600ｍまたは2400ｍＧ１の勝ち馬ばかり。３歳春までにＧ１を勝っていれば強調材料だ。母父はマイルＧ１馬と北米ダート中距離型に分けられる。こうした配合には要注目だ。

◎プラス評価……父が３歳春までに芝1600ｍまたは2400ｍＧ１を勝利
　◎プラス評価……母父がマイル重賞または北米ダート中距離Ｇ１を勝利

【勝ち馬の父・母父】

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4）質のいい牝系出身で、マイル適性があればベター

勝ち馬の母系・近親を見ると、ヴィルシーナの四代母はGlorious Song（米古馬牝馬チャンピオン）、ストレイトガールの近親はシャダイカグラ（桜花賞馬）、ジュールポレールの兄はサダムパテック（マイルＣＳ）、ノームコアの近親はフサイチリシャール（朝日杯ＦＳ）、アーモンドアイの母はフサイチパンドラ（エリザベス女王杯）、グランアレグリアの母はタピッツフライ（米Ｇ１勝ち）など、間違いなく重賞クラス。マイル前後のＧ１で勝ち負けできる潜在能力があればさらに強調できる。

◎プラス評価……母系からＧ１馬（特にマイル戦）が出ている

結論

連覇を狙うソダシは、プラス条件をまんべんなく満たしていて、まずは中心。ナミュールは母父ＳＳ系という点がやや不満ながら、父2400ｍ型ハービンジャー×母父マイルＧ１馬ダイワメジャー、曾祖母が桜花賞馬キョウエイマーチで、逆転があるならこの馬か。

ミッキーアイル産駒も面白い。母父が北米ダート型Storm Catで曾祖母が仏Ｇ１馬のナムラクレア、母父がＮＨＫマイルＣ３着のタニノギムレットで曾祖母が伊1000ギニー馬のララクリスティーヌに要注目。穴なら父ＳＳ系2400ｍ型×母父ノーザンダンサー系マイルＧ１馬のクリノプレミアムとステラリアか。

スターズオンアースやスタニングローズは父ミスタープロスペクター系、メイケイエールは母父が芝長距離型で本命には推しにくい。

【ナミュールの血統表】

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