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前走後は帰国検疫、放牧を経て6月3日に栗東へ帰厩。6日から今週にかけてWコースで計6本の追い切りをこなしており、勝った昨年とほぼ同様の調整過程だ。ここ2週は併せ馬で、先週はルメール騎手を背に早めに相手を交わす形になってしまい、かなり速い時計をマーク。今週は岩田望騎手を背に格下馬に追走併入で、全体としては軽めにとどめた。1週前追い切りの誤算はあったが、力は出せる仕上がりだ。
前走後は放牧を挟んで6月10日に栗東へ帰厩。中間の追い切りはすべて助手を背に坂路4本のみで、これは勝った前走と全く同じ調整過程だ。先週は格下馬と併せ、並走状態で我慢させる形から、強めに追われたラスト200mは鋭く伸びて先着。今週は単走ながら800m51.6秒の自己ベストをマークし、ラスト200mも12.3秒でまとめた。万全の仕上がりと見てよさそうだ。
前走後は美浦に戻って自厩舎で調整。5月27日に追い切りを再開し、今週にかけてすべて坂路とはいえ、9本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週は戸崎騎手を背に格下馬を追いかけ、最後まで楽な手応えのまま先着し、800m51.8秒と速い時計をマーク。今週は助手を背に単走で、馬場の大外を回って時計以上の負荷をかけられた。輸送前としては前走時とほぼ変わりない状態だ。
前走後は放牧を挟んで5月25日に栗東へ帰厩。翌日から坂路入りを再開し、先々週から3週続けて併せ馬をこなしており、調整過程は順調だ。先週は武騎手を背にWコースで3頭併せの大外を折り合って進み、直線できっちり2頭を交わして最先着。今週は松若騎手を背に坂路でオープン馬と併せ、一杯に追われる相手を尻目に馬なりのまま先着した。状態面は万全と見てよさそうだ。
前走後は放牧を挟んで6月初めに栗東へ帰厩。6日から今週にかけて週2本ずつ、計6本の追い切りをこなしており、調教量に問題はない。ここ2週は助手を背に坂路で僚馬を追走する形の併せ馬で、先週は延べ400頭近くが走り終えた荒れ馬場の中、ラスト200m12.2秒の好時計で先着。今週は時計こそ平凡だったが、動き自体は悪くなく、併入に持ち込んだ。実力通り走れる仕上がりだ。
前走後は帰国検疫、放牧を経て5月下旬に栗東へ帰厩。6月に入ってから軽めのものを含めて7本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。中間はすべて単走で、先週は福永騎手を背にWコースで終い強めに追われ、1000m65秒台としっかり負荷をかけられた。今週は助手を背に坂路で終いだけ軽く仕掛けられたが、シャープな末脚は目についた。昨年からの衰えを感じさせない好状態だ。
5月に2戦、6月も今回が2戦目という厳しい臨戦過程だが、この中間も先週からきちんと追い切られており、疲労残りの心配はないと見ていいだろう。今週は坂井騎手を背に、坂路でオープン馬と併せ馬。前半はゆっくり進んで、中間地点から一気にベースアップ。最後は一杯に追われて先着し、ラスト400m12.1−12.0秒の好時計をマークした。勝った前走時の状態を維持できている。
中2週での出走は昨秋の天皇賞以来だが、1週前追いが金曜になった以外は当時と同じ調整過程で、順調と見ていいだろう。今週は松山騎手を背にここ2走と同様、整地後のきれいな馬場の坂路を単走で、800m53.7秒、軽く仕掛けられたラスト200mは12.4秒という内容で終えた。時計自体は近2走より遅いが、これはレース間隔が詰まっている分と見てよく、状態面に大きな変化はない。
ミスマンマミーアは東京遠征帰りの中3週だが、追い切りは豊富で意欲的な調整過程。今週、岩田望騎手で追い切られたWコースの動きも悪くなく、自身の力は出せる仕上がり。メロディーレーンは東京遠征帰りの中1週という厳しい間隔。今週は坂路で併せ馬とはいえ、未勝利馬相手に幸騎手を背にごく軽めという内容で、動きに問題はないが、さすがに上積みは疑問。シロニイは今週の坂路で走りやすい馬場状態だったとはいえ、自身初めての400m23秒台、200m11秒台をマークしており、7歳でも今が一番力をつけている印象だ。