第62回 宝塚記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
宝塚記念を丸裸にしてみよう！

昨年は２番人気クロノジェネシスが快勝。２着に６番人気キセキ、３着には12番人気モズベッロが激走した。

１）波乱含みの一戦、牝馬が好成績

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.1.4】。2012年オルフェーヴルら２勝をあげ、連対率50％・複勝率60％でトップ。２番人気馬は【2.1.1.6】で昨年のクロノジェネシスら２勝で、連対率30％・複勝率40％。以下、３・６番人気馬が各２勝、７・８番人気馬が１勝。６〜８番人気馬でのべ４勝と伏兵馬の一発がある。９番人気以下は【0.3.3.59】で、２・３着馬は下位人気まで幅広く分布している。馬連で5000円以上の配当は半数の５回、３連単で18万円以上は４回と波乱含みの一戦だ。

また、牝馬はのべ【3.2.4.11】で昨年のクロノジェネシスら３勝で、複勝率45.0％と非常に高い。過去10年中８年で３着以内に入っている。３着以内馬９頭は４歳もしくは５歳だった。

２）８枠の馬が過半数の７勝

枠番別成績は、大外の８枠に入った馬が【7.0.2.13】。近２年の勝ち馬を含む過半数の７勝をあげており、勝率31.8％と非常に高い。勝ち馬７頭中５頭は５歳馬だった。また、最内の１枠に入った馬は【1.1.3.11】で11年アーネストリーが勝利し、複勝率31.3％と優秀だ。２枠の馬も【1.1.2.12】で複勝率25.0％と高い。

なお、３〜７枠の馬は12年オルフェーヴル（６枠）の１勝のみで、複勝率は10％台に止まっている。

３）天皇賞・春組は４着以下からの巻き返しに注意

前走レース別成績は、出走数が抜けて多い天皇賞・春組が【4.3.3.31】。18年ミッキーロケットら最多の４勝をあげ、連対率17.1％・複勝率24.4％。この組は前走３着以内馬が【0.0.2.14】で連対馬が出ておらず、前走４着以下だった馬が【4.3.1.17】で勝ち馬４頭を含む３着以内馬８頭と多い。また、３着以内馬10頭中８頭は過去にＧ１での連対実績があった。

大阪杯（Ｇ１昇格後）組は【2.1.0.9】で17年サトノクラウンら２勝をあげ、連対率・複勝率25.0％。連対した３頭は上位３番人気以内に支持されていた。その他のレースでは鳴尾記念組【1.2.1.14】で複勝率22.2％、目黒記念組【1.0.1.14】で同12.5％、ドバイシーマクラシック組【0.1.2.6】で同33.3％となっている。

４）ノーザンファーム生産馬で前走４着以内馬が好成績

生産者別成績で出走数が非常に多いノーザンファーム生産馬馬は【6.5.4.51】。15年以降近６年連続で勝利しており、連対率16.7％・複勝率22.7％。この組は前走４着以内だった馬が【5.4.3.21】で複勝率36.4％と優秀だ。前走５着以下だった馬は【1.1.1.29】で、複勝率9.4％とかなりの差がある。

また、騎手が前走から継続騎乗の馬は【7.7.6.55】で16年マリアライトら７勝をあげ、連対率18.7％・複勝率26.7％。対して、前走から乗り替わりの馬は【3.3.4.60】で連対率8.6％・複勝率14.3％。同じ騎手が続けて騎乗する馬の方が優勢だ。

【宝塚記念過去10年】

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