第61回 宝塚記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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クロノジェネシス、６馬身差の圧勝でＧ１・２勝目！

第61回宝塚記念は北村友一騎手騎乗の２番人気クロノジェネシスが中団追走から外を回って追い上げると、最後の直線は楽々と突き抜けて圧勝。昨年の秋華賞に続くＧ１・２勝目を飾った。勝ち時計は2分13秒5（稍重）。鞍上の北村騎手、本馬を管理する斉藤崇史調教師ともにこのレースは初勝利となった。

２着は６馬身差で武豊騎手騎乗の６番人気キセキ。３着は５馬身差で池添謙一騎手騎乗の12番人気モズベッロ。なお、１番人気に支持されたサートゥルナーリアは４着に敗れた。

レース展開・総括

トーセンスーリヤがハナを切った

スタートは全馬が揃っての出だし。１周目の正面スタンド前は各馬が様子をうかがいながら１コーナーへ。結局、６番トーセンスーリヤが押し出される形で先頭に立った。リードは２馬身ほど。２番手に７番ワグネリアン、１馬身差の３番手に２番ペルシアンナイトと13番ダンビュライトが並んで追走。直後の好位に11番ラッキーライラック。外から18番ブラストワンピース、中から４番アフリカンゴールド。差がなく15番スティッフェリオ、16番クロノジェネシス。内に５番サートゥルナーリア。その後ろから８番レッドジェニアルと12番モズベッロでここまでが中団。１馬身差で外めから14番キセキ、３番グローリーヴェイズ、９番アドマイヤアルバ。３馬身切れて１番トーセンカンビーナと10番メイショウテンゲン。２馬身差の最後方からカデナという隊列になった。

クロノジェネシスが馬なりでまくって最後の直線へ

前半1000m通過は60秒0。馬場を考えると平均よりやや速いペースか。トーセンスーリヤが１馬身のリードで３コーナーをカーブ。２番手にワグネリアン、３番手にダンビュライト。しかし、３〜４コーナーの中間あたりで外からクロノジェネシスが持ったままで前へ進出。さらにキセキも動いて先頭との差を詰めにかかった。

クロノジェネシスがまくり気味にスパートし、被せられた内の先行馬は手ごたえが怪しくなった。最後の直線に入り、馬場の３分どころを通ってクロノジェネシスが堂々と先頭。追い出されると後続を突き放し、その差はじわじわと広がった。キセキが２番手に上がり、３番手からはサートゥルナーリアとモズベッロが食い下がるもほぼ大勢は決した。突き抜けたクロノジェネシスがそのまま先頭で悠々とゴール。２着にはキセキが入り、３着にはモズベッロが入った。

意外にもワンサイドの勝利

好メンバーが揃い、激戦必至と思われたレースだが、クロノジェネシスのワンサイド勝利という結果になった。雨は上がったが稍重馬場の影響は多分にあったと考えられる。２走前の京都記念（重）や昨年の秋華賞（稍重）を結果をみると、道悪はかなりの巧者だ。それにしても強い競馬だった。

２着のキセキは中団よりも後ろからの競馬になったが、結果的には展開が向いた。昨年に続いてこのレースで好走を果たした。サートゥルナーリアは伸びを欠いて４着。初めての道悪がこたえたようだ。

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