第80回 皐月賞 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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無敗のＧ１馬同士の一騎打ちはコントレイルが制す！

第80回皐月賞は福永祐一騎手騎乗の１番人気コントレイルが中団よりやや後ろの追走から、４コーナーは大外を回り最後の直線に入り、残り150mからはサリオスとの激しい叩き合いを制して優勝した。勝ち時計は2分00秒7（稍重）。鞍上の福永騎手、本馬を管理する矢作芳人調教師ともにこのレースは初勝利となった。

２着は半馬身差でＤ.レーン騎手騎乗の３番人気サリオス。３着は３馬身半差でＬ.ヒューイットソン騎手騎乗の８番人気ガロアクリーク。

レース展開・総括

キメラヴェリテが速いペースで引っ張る

スタートでは13番ダーリントンホールの出だしが良くなかった。８番ウインカーネリアンが飛び出して前へ。しかし、外から14番キメラヴェリテが交わして１コーナーを先頭でカーブした。ウインカーネリアンが２番手で、その後ろは１馬身差で６番ディープボンドと18番ビターエンダー。２馬身差の先団に７番サリオス、外に15番ラインベック、４番テンピン、17番ヴェルトライゼンデ、５番サトノフラッグがかたまって追走。ちょうど中団に３番コルテジア、16番ガロアクリーク、12番マイラプソディ。内に１番コントレイルがつけ、１馬身差でダーリントンホール。差がなく後方集団に２番レクセランス、10番アメリカンシードと11番クリスタルブラック。３馬身切れて最後方から９番ブラックホールという隊列になった。

前半1000m通過は59秒8で速い流れ。キメラヴェリテのリードは１馬身。２番手にウインカーネリアン、ビターエンダーは外に出しての仕掛け。中団の後ろにいたコントレイルは途中で外に出され、３〜４コーナーの中間から進出を開始。同馬の仕掛けに応じてサトノフラッグも動いた。

ゴール前は手に汗握る競り合い

最後の直線に入ると２列目の内めにいたサリオスがグイと前に出てきた。逃げたキメラヴェリテは後退。しぶとく粘るウインカーネリアンの外からコントレイルが襲い掛かってきた。まくられたサトノフラッグは残り200mで脚色がいっぱいになってしまった。

残り150mからはサリオスとコントレイルが併せ馬で激しい叩き合い。前の２頭で後続を突き放し、完全に一騎打ちとなった。手に汗握る競り合いは最後まで続き、ゴール寸前でコントレイルがグイと出て先頭でゴールした。サリオスは惜敗。３着には大外から伸びたガロアクリークが入った。

コントレイルが力の違いを見せた

昨日は激しく大雨が降ったが、馬場は稍重まで回復した。とはいえ、馬場の内側はあまり良くない状況。１枠１番からスタートしたコントレイルは序盤に進んでいけず、後ろ寄りの追走になった。しかし、３〜４コーナーの途中からまくり気味に仕掛けると、最後の直線でも脚色は衰えず力強い伸び。サリオスとの激しい一騎打ちを見事に制した。他馬をねじ伏せる内容であり、このメンバーでは力が一枚抜けていると思わせる走りだった。

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