第80回 皐月賞 血統分析｜G�T特集

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父ディープインパクトで母系が優秀なコントレイルが一番手評価！

1）父ＳＳ系中心で、2400ｍ型かマイル型がベスト

過去10年でサンデーサイレンス（ＳＳ）系種牡馬の産駒が最多の７勝、勝率も全系統中トップで、これに続くのがミスタープロスペクター系。ただ、率として飛び抜けているわけではない。また勝ち馬の父は芝2400ｍか1600ｍのＧ１勝ち馬がほとんどだ。

〇プラス評価……父ＳＳ系／父ミスタープロスペクター系
　◎プラス評価……父が芝2400ｍか1600ｍのＧ１勝ち馬
　●マイナス評価…父ナスルーラ系／父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父は混戦も芝マイラーと北米ダート型の争いか

母父としてはノーザンダンサー系以外の各系統から勝ち馬が出ていて混戦模様。母父の現役成績を見ると、春の天皇賞馬（メジロマックイーンとスペシャルウィーク）、芝マイル型（Machiavellian、Cozzene）、北米ダート中距離型（サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、Essence of Dubai、フォーティナイナー）に分けられる。

○プラス評価……母父が春の天皇賞・芝マイル重賞・ダート中距離重賞の勝ち馬
　●マイナス評価…母父ノーザンダンサー系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）ＳＳ〜ヘイルトゥリーズンとノーザンダンサーのミックス

連対馬20頭の内訳は、父ＳＳ系が13頭、母父ＳＳ系が７頭。父か母父、どちらかがＳＳ系というのは絶対条件だ。また14頭はノーザンダンサーの、４頭はヘイルトゥリーズンのインブリードを５代前までに持っている。

◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
　〇プラス評価……ヘイルトゥリーズンのインブリードあり
　●マイナス評価…父も母父もＳＳ系ではない

4）母・祖母の実績も重要

勝ち馬の母は必ずしも一流馬ばかりではないが、重賞勝ちがあれば強調材料になりそう。母系から２歳〜３歳春の重賞で上位に食い込んだ馬が出ていれば、さらにプラスだ。

〇プラス評価……母か祖母がＧ１・Ｇ２勝ち馬
　〇プラス評価……母系から２歳〜３歳春の重賞好走馬が出ている

【勝ち馬の母系】

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結論

コントレイルは父ディープインパクト、母父は米ＢＣジュヴェナイルなどを勝ったUnbridled's Song（ミスタープロスペクター系）で、母は未勝利ながら祖母は米ＢＣジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬だ。ノーザンダンサーのインブリードは５×６だが、まずは一番手評価。同じくディープインパクト産駒ラインベックも、母がアパパネ、母父がキングカメハメハで侮れない。

父に芝2400ｍ・1600ｍのＧ１勝ちがないガロアクリーク、ブラックホール、父・母父ともＳＳ系ではないダーリントンホールやコルテジア、さらには母父ノーザンダンサー系のサリオス、マイラプソディ、レクセランスまでが消し対象。サトノフラッグは母父、クリスタルブラックは母系の実績が不満だ。

【コントレイルの血統表】

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