桜花賞2024 血統分析｜G1特集

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父ロードカナロアで一発の可能性を秘めるハワイアンティアレ！

1）ミスタープロスペクター系がアタマ、ＳＳ系が連軸

４勝＋10年続けて連対のサンデーサイレンス（ＳＳ）系だが、勝率は低く、あくまで連軸候補か。同じく４勝（すべてキングカメハメハ系）のミスタープロスペクター系をアタマとして考えたい。また連対馬の父のほとんどが東京で1600ｍか2400ｍのＧ１を勝っている点も見逃せない。

〇プラス評価……父ミスタープロスペクター系（特にキングカメハメハ系）
　○プラス評価……父ＳＳ系（ただし連軸として）
　○プラス評価……父が東京で芝1600ｍまたは2400ｍのＧ１を勝利
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【連対馬の父と母父（過去10年）】

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2）母父にマイル〜1800ｍの適性があればベスト

１着馬の母父系統は多岐に渡るが、勝ち切る力ならヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系か。またリバティアイランドの母父All Americanは豪マイルＧ１勝利、スターズオンアースの母父Smart Strikeは米ダート1700ｍのＧ１制覇など、勝ち馬の母父９頭中７頭がマイル〜1800ｍのＧ１ウィナー、残り２頭も2000〜2400ｍのＧ１勝ち馬だ。

〇プラス評価……母父ヘイルトゥリーズン系／母父ミスタープロスペクター系
　◎プラス評価……母父がマイル〜1800ｍのＧ１勝ち馬
　●マイナス評価…母父ノーザンダンサー系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）ノーザンダンサーかミスタープロスペクターのインブリードに要注目

勝ち馬10頭の５代血統を調べると、５頭がノーザンダンサーのインブリードを持ち、近２年はミスタープロスペクターのインブリードを持つ馬が勝利。どちらかを満たせば、若干の強調材料になるだろう。

勝ち馬の母母父は、トニービンやNureyevなど欧州のマイル〜中長距離型とサンデーサイレンスら北米ダート型に分けられ、10頭すべてが海外種牡馬・輸入種牡馬となっている。

○プラス評価……ノーザンダンサーかミスタープロスペクターのインブリードを持つ
　◎プラス評価……母母父は海外種牡馬・輸入種牡馬

4）母系の血に潜む傾向

勝ち馬の母・祖母には重賞ウィナーがズラリ。最低でも中央で４〜５勝をあげていることが望ましい。また2018年以前は「母が10歳以上の時に生んだ産駒」の勝利例が多かったのに対し、近５年は「母が６〜９歳の時に生んだ産駒」が連勝中だ。

◎プラス評価……母か祖母が重賞勝ち馬
　◎プラス評価……母が６〜９歳の時に生んだ産駒

【勝ち馬の母・祖母の実績】

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結論

ハワイアンティアレは父がロードカナロア、母が中央５勝のモアニケアラ。母が９歳時の産駒でノーザンダンサーのインブリードも持つ。母父マンハッタンカフェ、母母父メジロマックイーンは勝ち馬のイメージとは異なるが、一発があってもおかしくない。

スウィープフィートは父がジャパンＣ勝ち馬のＳＳ系スワーヴリチャード、母父がＮＨＫマイルＣ勝ちのあるディープスカイ、祖母が宝塚記念を制したスイープトウショウ、母母父はエンドスウィープで、こちらも血統構成は上々だ。抽選対象のボンドガールは父がダイワメジャー、母父Tizwayはマイルと1800ｍのダートＧ１勝ち馬、祖母Malibu Pierは米Ｇ２勝ち馬。出られれば連軸候補として考える手もある。

【ハワイアンティアレの血統表】

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