桜花賞2025 血統分析｜G1特集

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エピファネイア産駒で母系優秀なトワイライトシティに期待！

1）キングカメハメハ系とエピファネイアが中心、ＳＳ系は連軸

過去10年で４勝をあげ勝率も高いミスタープロスペクター系（すべてキングカメハメハ系）と２勝をマークしているエピファネイアが、まずは中心。10年続けて連対中のサンデーサイレンス（ＳＳ）系は連軸候補か。また連対馬の父のほとんどが東京・芝1600ｍか2400ｍのＧ１を勝っている点も見逃せない。

◎プラス評価……父キングカメハメハ系／父エピファネイア
　○プラス評価……父ＳＳ系（ただし連軸として）
　○プラス評価……父が東京で芝1600ｍまたは2400ｍのＧ１を勝利
　●マイナス評価…父ナスルーラ系／父ノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【連対馬の父と母父（過去10年）】

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2）母父にマイル〜2000ｍのＧ１実績があればベスト

ルーラーシップ（クイーンエリザベス２世Ｃ）、All American（豪マイルＧ１）、Smart Strike（米ダート1700ｍＧ１）、キングカメハメハ（ＮＨＫマイルＣ）など、１着馬の母父のほとんどがマイル〜2000ｍのＧ１ウィナー。系統別では、ヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、マイナー系統がやや優位か。

◎プラス評価……母父がマイル〜2000ｍのＧ１勝ち馬
　〇プラス評価……母父ヘイルトゥリーズン系／母父ミスタープロスペクター系／母父マイナー系統
　●マイナス評価…母父ノーザンダンサー系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）インブリードと母母父のタイプに要注目

勝ち馬10頭の５代血統表を見ると、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクター、ヘイローまたはヘイルトゥリーズンのインブリードを持っていると良さそう。

勝ち馬10頭中９頭は、母母父が海外種牡馬・輸入種牡馬。ジェイドロバリー、Xaarは欧州短距離型、ロイヤルスキーやＳＳは北米ダート型、Marlin、Monsun、ダンスインザダークあたりはスタミナ型で、この点にも留意したい。

○プラス評価……ノーザンダンサー、ミスタープロスペクター、ヘイローのインブリードを持つ
　◎プラス評価……母母父が海外種牡馬・輸入種牡馬
　○プラス評価……母母父が欧州短距離型か北米ダート型かスタミナ型

4）母系の血に潜む傾向

勝ち馬の母・祖母には重賞ウィナーが多い。最低でも中央３勝以上の実績が欲しい。また近６年は「母が６〜９歳時の産駒」＝比較的若い時期に生んだ馬が連勝中だ。

◎プラス評価……母か祖母が重賞勝ち馬
　◎プラス評価……母が６〜９歳の時に生んだ産駒

【勝ち馬の母・祖母の実績】

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結論

アルマヴェローチェは父ハービンジャーがノーザンダンサー系、エンブロイダリーは母父クロフネがノーザンダンサー系、クリノメイは父が勝率の低いＳＳ系オルフェーヴルなど、有力馬や前哨戦勝ち馬の多くがマイナス点を抱える。かといってプラス要素を完璧に満たす馬も見当たらず、どこに目をつぶるか、何に注目するかで◎は変わってきそうだ。そこで桜花賞と相性のいいエピファネイア産駒２頭に期待したい。

トワイライトシティは、母エセンテペが英Ｇ３勝ち馬、ノーザンダンサーのインブリードあり。母父Oratorioはノーザンダンサー系ながらエクリプスＳなどを勝っていて、母母父Octagonalは豪州で1400〜2400ｍまでの多彩なＧ１を制している。エリカエクスプレスも母父Galileoがノーザンダンサー系だが、母が６歳時の産駒、ノーザンダンサーのインブリードあり、曾祖母Diamilinaは仏Ｇ２勝ち馬、母母父Anabaaは欧州短距離型だ。

ほかではランフォーヴァウ。父がロードカナロア、母キネオダンサーは中央３勝、ミスタープロスペクターのインブリードあり、母母父Street Cryは北米ダート型。この馬の巻き返しにも期待したい。

【トワイライトシティの血統表】