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G1特集 桜花賞2025G1特集 桜花賞2025

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アルマヴェローチェ 2歳女王として挑む

アルマヴェローチェ
阪神ジュベナイルフィリーズを勝利したアルマヴェローチェ

京都芝1600mで行われた24年阪神ジュベナイルフィリーズを見事に優勝。好スタートを切った後、中団に下げて追走し、直線は大外に持ち出されるとグイグイと脚を伸ばして最後はビップデイジーを競り落とした。距離短縮で初のマイルにも難なく対応したレースセンスと、自在な脚質が強み。阪神芝1600mの経験がない点は、大きなマイナスにはならないだろう。休み明けで挑むのは予定通り。未対戦の馬も多く、力関係がハッキリしない面はあるものの、それはすべての馬に言えること。とにかくまずは自分の力を存分に発揮したい。

エンブロイダリー 楽しみな高性能マイラー

エンブロイダリー
クイーンCを快勝したエンブロイダリー

アドマイヤマーズの初年度産駒としてデビューし、2戦目の未勝利(新潟芝1800m)を7馬身差で勝利。続くサフラン賞はダッシュがつかず後方からの競馬で5着と敗れたが、1勝クラスの東京芝1400m→クイーンCと連勝を飾った。その前走クイーンCは淀みないペースのなか、好ダッシュを見せて2番手につけ、直線で2馬身半抜け出して快勝。高性能のマイラーらしい勝ちっぷりだった。阪神芝1600mの経験がなく、関西圏の競馬も初めてである点は明らかにマイナス材料。ただ、それを跳ね返せる可能性を感じる素質馬だ。

クリノメイ 派手さはないが4戦3勝

クリノメイ
チューリップ賞を制したクリノメイ

8月の新馬(札幌芝1500m)を制し、2戦目のサフラン賞は直線外からしぶとく末脚を伸ばして勝利。圧倒的1番人気のエンブロイダリーが出遅れて脚を余す展開だったが、クリノメイ自身はいい走りを見せていた。続く阪神ジュベナイルフィリーズ(14着)は、枠内駐立不良による外枠発走というアクシデントがあったので度外視。前走チューリップ賞はインの好位でうまく立ち回り、最後は接戦を制して重賞初制覇。9番人気だったが、ビップデイジーとの追い比べに競り勝ったのは立派。派手さはなくても4戦3勝という堅実な成績を評価したい。

 
ビップデイジー 末脚を生かしたい

2走前の阪神ジュベナイルフィリーズは8番人気で出走。中団よりも後ろで追走し、直線は大外から末脚を伸ばして2着に入った。前走チューリップ賞は1番人気に支持され、序盤からポジションを取りにいき2番手で追走。最後はクリノメイに競り負け、さらにウォーターガーベラに差されて3着。少し残念な結果だったが、僅差だったので悲観する必要はないだろう。ただ、今回は挑戦者の立場になるので、前目から押し切ろうとするのではなく、少し控えて末脚を生かす作戦をとった方がいいかもしれない。

リンクスティップ きさらぎ賞2着が光る

デビュー戦の京都芝2000mはミッキーゴールド(その後若駒S2着、若葉S3着)と頭差の2着。2戦目の未勝利(京都芝2000m)で初勝利を飾ると、次走はきさらぎ賞に挑戦。2、3番手で進み直線に入ると、ランスオブカオス(次走チャーチルダウンズC1着)との猛烈な叩き合いに競り勝ち2着。勝ち馬サトノシャイニングには豪快に差し切られたが、G1でも有力視されそうな馬を相手に重賞で上位を争ったことは評価したい。距離短縮で初のマイル戦に対応できれば、ライバルをまとめて負かしても不思議はない。

エリカエクスプレス フェアリーSを好時計で快勝

10月に行われた京都芝1600mの新馬(牝)で逃げ切り勝ち。続くフェアリーSは少し離れた3番手で追走し、直線に入るとアッサリと抜け出して3馬身差で快勝した。相手関係に恵まれたので、どこまで高い評価をしていいか難しいが、勝ち時計の1分32秒8(良)は優秀であり、高い能力を持っていそうだ。一応、道中で押さえは利いているものの、今回でいきなり脚を溜めて末脚を生かす競馬をさせるのは難しそうなタイプ。おそらく桜花賞の舞台でも先行して抜け出す作戦になるだろう。どこまで通用するか注目だ。

ブラウンラチェット 阪神ジュベナイルフィリーズは大敗

半兄にフォーエバーヤング(父リアルスティール)がいる良血馬。新馬(中山芝1800m)→アルテミスSは、スローペースの流れを好位で追走し、直線でしっかりと抜け出して勝利を飾った。前走阪神ジュベナイルフィリーズは1番人気に支持されるも16着とまさかの惨敗。中団で追走して直線に入ったが、すでに余力はなく伸びを欠いた。コース替わりや相手関係だけでなく、状態が悪かった(馬体重マイナス12キロ)点も大敗した要因かもしれない。今回は2週間前に栗東に入厩している模様。体調さえ万全ならばガラリ一変も見込めそう。

ヴーレヴー エルフィンSを勝利

3走前のりんどう賞ではダンツエランやナムラクララたちを外から差し切って勝利。続くファンタジーSは不良馬場のなか、直線外目から末脚を伸ばすも4着。上がり3ハロンは34秒2とメンバー中2位タイであり、力負けではなかった。前走エルフィンSは平均ペースの流れを2番手で追走し、直線は追い比べから抜け出して勝利。距離はマイルでも全く問題なく、馬体重がプラス18キロと増えていたことも好印象だ。阪神ジュベナイルフィリーズ組やチューリップ賞組との力関係が鍵だが、好勝負ができても不思議はない。

ウォーターガーベラ 芝1600mは安定

ファンタジーS13着、つわぶき賞7着の後、3走前のシンザン記念(中京芝1600m)はメンバー中2位の上がり3ハロンをマークし、14番人気ながら3着と激走。きさらぎ賞10着を挟み、前走チューリップ賞は直線で内の狭いスペースを捌きながら、上がり3ハロン33秒2(メンバー中2位)の末脚を繰り出し、ハナ差の2着と好走した。芝1600mに限れば【1.2.1.0】と安定。脚質的に展開や馬場に左右されるタイプだが、まだ底を見せていない。前走に引き続き、武豊騎手が騎乗予定なのも魅力的だ。

ショウナンザナドゥ フィリーズレビューを勝利

2戦目の未勝利(京都芝1600m)を5馬身差で圧勝し、アルテミスSはブラウンラチェットの3着と好走。阪神ジュベナイルフィリーズは2番人気で出走。好位で追走し、直線は馬場の真ん中から末脚を伸ばして4着に入った。2走前のクイーンCで9着と大きく敗れた後、前走フィリーズレビューは直線外から鮮やかな末脚を炸裂させ、重賞初制覇を飾った。距離1600mが長すぎるわけではないが、今回のメンバーが相手だと少し決め手不足の懸念がある。そのあたりを枠番やコース取りなどでどう補うかが鍵になりそうだ。