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G1特集 ホープフルステークス2023G1特集 ホープフルステークス2023

有力馬情報

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シンエンペラー 素質十分の良血外国産馬

シンエンペラー
ラジオNIKKEI杯京都2歳Sを勝利したシンエンペラー

半姉に2018年ブリーダーズカップフィリー&メアターフなどG1・7勝をマークしたシスターチャーリー(父マイボーイチャーリー)や全兄に2020年凱旋門賞などG1・3勝を挙げたソットサスがいる外国産馬。新馬(東京芝1800m)を好時計で快勝し、前走はラジオNIKKEI杯京都2歳Sに出走。平均ペースの流れを中団馬群の中で追走し、最後の直線は馬場の真ん中から抜けてきた。重厚な欧州血統ながら、2歳戦から素質の違いを感じさせる走りを見せている。冬場の中山芝2000mも合っていそう。無傷の3連勝でG1初制覇を目指す。

ゴンバデカーブース ブリックスアンドモルタル産駒の素質馬

ゴンバデカーブース
サウジアラビアロイヤルCを制したゴンバデカーブース

新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒の素質馬。6月の新馬(東京芝1600m)で逃げ切り勝ちを果たし、次走はサウジアラビアロイヤルCに出走。スローペースの流れを最後方から追走し、最後の直線は外に持ち出されると、強烈な決め手を繰り出して鮮やかに差し切った。いかにもマイルが合っていそうという印象を受けたが、引っかかるタイプではないので2000mぐらいまでは対応できそう。この中間はムーア騎手(騎乗予定)とともに調整がなされている模様。馬体重は20キロぐらい増えているようだが、成長分とみて期待したい。

ヴェロキラプトル 野路菊Sを快勝

新種牡馬スワーヴリチャード産駒は、コラソンビート(京王杯2歳S1着)やパワーホール(札幌2歳S2着)が早くも重賞で好走している。本馬は新馬(東京芝1800m)で逃げ切り勝ちを果たし、続く前走は野路菊Sに出走。スローペースの流れを3、4番手で追走し、最後の直線は追い比べから抜け出してきた。長くいい脚を使えて、優れた勝負根性にも好感が持てた。コーナーが4回のコースは初めてになるが、苦にする印象はない。問題は力関係。前走で負かした相手が、1勝クラスであまり好走していない点が気がかり。

 
センチュリボンド 芝2000mで2連勝

札幌芝2000mの新馬で3着と敗れた後、次走同コースの未勝利で逃げ切り勝ちを果たした。続く前走黄菊賞は平均ペースの流れを2番手で追走し、最後は直線の追い比べで競り勝った。一戦ごとにレース内容も良くなり、長くいい脚を使えるようになっている。コーナーが4回ある中距離は適条件だろう。この時期の中山芝であれば、極端に時計が速くなることもないので、力は出しやすい。有馬記念を制していいムードの武豊騎手が騎乗予定。勝負どころではライバルたちよりも早めに動いて粘り込みを狙うことになりそうだ。

シリウスコルト 芙蓉Sを快勝

福島芝1200mの新馬で差し切り勝ちを果たし、続く新潟2歳Sは12番人気で5着という結果だった。前走芙蓉Sは4番人気だったが、先頭集団の一角に抜群の手ごたえで取りつき、最後の直線は追い比べからあっさりと抜け出してきた。勝ち時計こそやや平凡ながら、見た目は完勝といったいいレースだった。適距離がまだはっきりしない面はあるが、この時期に1200mと2000mを勝つのは能力が高い証し。また、右・小回りコースはかなり上手という印象。今回も横一線の追い比べの展開に持ち込むことができればおもしろい。