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東スポ杯2歳Sを勝利したクロワデュノール
6月の新馬(東京芝1800m)では好スタートから2番手に控えて追走し、直線はアルレッキーノとの一騎打ちを制して快勝。続く前走東スポ杯2歳Sはスローペースの流れを好位で追走し、直線では逃げたサトノシャイニングとの叩き合いを3/4馬身制した。レースの上がり3ハロンが11秒3-10秒9-11秒2の瞬発力勝負だったので、着差以上に強い印象を受けた。スタートが上手でスッと好位を取ることができ、終いの脚も鋭く、今のところ欠点は見当たらない。初の中山芝2000mもそつなくこなすことができそうだ。来年のクラシックに向け、勝って賞金を加算しておきたい。
札幌2歳Sで差し切り勝ちを飾ったマジックサンズ
7月に函館芝1800mの新馬を1分54秒0(稍重)のタイムで勝利し、続く前走札幌2歳S(重)は3番人気で出走。4コーナーを外からまくりきって直線に入り、最後は内から抜けてきたアルマヴェローチェを際どく差し切って重賞初制覇を飾った。着差(ハナ)以上に強い内容であり、アルマヴェローチェが次走阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったことで本馬の評価も高まっている。父がキズナで、半姉には23年桜花賞2着のコナコーストがいる血統なので、良馬場の決め手勝負でも心配はないだろう。それよりも他馬との力関係がポイントだ。
アイビーSを快勝したマスカレードボール
8月の新馬(新潟芝1600m)を直線大外から差し切り勝利。半馬身差の2着に下したマイネルチケットはその後、京王杯2歳S2着などの実績を残している。前走アイビーSはシルバーレインが大きく離して飛ばす展開のなか、離れた3番手で追走すると、直線は内目を通って鋭く脚を伸ばし、最後はピコチャンブラックに競り勝った。勝ち時計の1分45秒8(良)も優秀で、重賞でも力は通用するだろう。ただ、コース替わりはポイント。半姉マスクトディーヴァ(父ルーラーシップ)同様、本馬も直線が長いコースがベストかもしれない。
7月の新馬(福島芝2000m)ではスピードの違いでハナに立ってマイペースで引っ張ると、直線は独走で7馬身差の圧勝。レースのラスト3ハロンは11秒9-11秒8-11秒3と、最後しっかりといい脚を使ってまとめた好内容だった。前走アイビーSはシルバーレインが離して逃げる展開のなか、2番手で追走。直線はシルバーレインを挟んだマスカレードボールとの追い比べに敗れて2着だった。しかし、勝ち馬とのタイム差はわずか0.2秒。展開次第で次はどうなるかわからない。今回、コース替わりがプラスになれば、逆転は十分可能だろう。
小倉芝1800mの新馬を勝利し、2戦目は野路菊Sでエリキングとの追い比べに敗れて2着。続く前走京都2歳Sは8頭立ての最後方から進み、直線は大外に持ち出されていい脚を使ったが、それ以上に勝ち馬エリキングの脚が良くまた2着に終わった。レース後、エリキングは骨折してしまったが、無事ならば間違いなく来年のクラシック戦線で有力視されていた実力馬。したがって、近2走は相手が悪かったと考えるべきだろう。今回も直線で外に持ち出すことになるかもしれないが、終いは堅実なので展開が向けば楽しみだ。