第163回 天皇賞（春） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（春）を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気フィエールマンが優勝。ハナ差の２着に11番人気スティッフェリオが激走し、３着には４番人気ミッキースワローが入った。

１）１番人気馬が近４年連続で連対

京都競馬場で行われた過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.1.0.6】。連対率・複勝率40％と低めだが、一昨年・昨年とフィエールマンが連覇するなど近４年連続で連対している。２番人気馬は【4.0.2.4】で2018年レインボーラインら最多の４勝をあげ、複勝率60％でトップだ。以下、４・７・14番人気馬が１勝ずつ。14番人気馬は12年にビートブラックが勝利している。10番人気以下は【1.2.2.73】で、好走馬は下位人気まで幅広く分布している。

配当面では11年から16年まで６年連続で３連単10万円以上。なかでもビートブラックが勝利した12年は14→３→２番人気の順で入り、３連単145万2520円の大波乱となった。ただし、１番人気馬が連対している17年以降はいずれも３連単６万円以下と堅めの決着が続いている。

２）阪神大賞典勝ち馬の複勝率が高い

前走レース別成績は、出走数最多の阪神大賞典組が【3.2.5.47】。15年ゴールドシップら３勝をあげ、連対率8.8％・複勝率17.5％。この組は前走勝ち馬に注目。前走１着だった馬は【2.0.3.4】で18年レインボーラインら２勝をあげ、複勝率55.6％と高い。

また、同じく前哨戦の日経賞組は【2.2.3.44】で13・14年連覇のフェノーメノによる２勝で、連対率7.8％・複勝率13.7％。この組の３着以内馬７頭はいずれも前走で５着以内に入っていた。

３）前走１番人気で勝利した馬に注目

前走着順別成績は、前走１着馬が【5.4.4.25】。連対率23.7％・複勝率34.2％で、12年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。この中で前走１番人気で勝利した馬は【4.3.3.9】で17年キタサンブラックら４勝をあげ、連対率36.8％・複勝率52.6％と優秀だ。

また、前走２着馬は【2.1.3.23】で一昨年のフィエールマンら２勝をあげ、複勝率20.7％。この組の３着以内馬６頭中５頭は前走でＧ２を使われていた。

４）阪神芝3000ｍ以上では上がり３位以内馬が好成績

今回の天皇賞（春）は阪神芝3200ｍを舞台に行われる。2011年以降に阪神芝3000ｍ以上で行われた12レース（11〜21年阪神大賞典・21松籟Ｓ）では、上がり最速を記録した馬が【7.4.2.1】。過半数の７勝をあげており、連対率78.6％・複勝率92.9％と非常に高い。

また、上がり２位【2.4.2.2】で複勝率80.0％、上がり３位【3.2.3.5】で同61.5％と高い。これら上がり３位以内馬が勝ち馬12頭を含む好走馬29頭と大半を占めている。上位の上がりを出せそうな馬に注目だ。

【天皇賞（春）過去10年】

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