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第50回エリザベス女王杯は戸崎圭太騎手騎乗の1番人気レガレイラが中団と後方の間で追走し、直線は馬場の外目を通って鮮やかに突き抜けた。勝ち時計は2分11秒0(良)。鞍上の戸崎騎手、本馬を管理する木村哲也調教師ともにこのレースは初勝利となった。
2着は1馬身3/4差で岩田望来騎手騎乗の4番人気パラディレーヌ。3着は1馬身差で藤岡佑介騎手騎乗の9番人気ライラック。
全馬ほぼ揃ったスタート。エリカエクスプレスが先頭に立って1コーナーをカーブ。3番手は3番シンリョクカ。1馬身半差で3番手に14番ケリフレッドアスク。半馬身差で10番 セキトバイーストが続き、外の好位に16番リンクスティップがつけた。11番フェアエールングが続き、1番パラディレーヌ。1馬身差で中団に4番カナテープ、2番ステレンボッシュ。その後ろはかたまって5番サフィラ、7番レガレイラ、9番ボンドガール。1馬身差で8番ヴェルミセルと13番ココナッツブラウンが並び、3馬身差で後方に12番ライラック、1馬身差で最後方に15番オーロラエックスという隊列になった。
1000m通過は59秒9でゆったりとした流れ。エリカエクスプレスは折り合いがついて1馬身リードを取り、3コーナーの坂の頂上へ。シンリョクカが変わらず2番手。セキトバイーストが内の3番手。レガレイラは中団の外で、後方集団もぎゅっとかたまり一団となって3〜4コーナーの坂を下った。
先頭のエリカエクスプレスはいい手ごたえで最後の直線へ。しかし、外からパラディレーヌに馬体を併せられると、残り200m手前で交わされてしまった。さらに外の後ろからレガレイラが抜群の伸び脚を見せた。先頭に立ったパラディレーヌを外からあっさりと交わすと、その勢いのまま先頭でゴールに飛び込んだ。3着争いはライラックとリンクスティップがもつれるようにゴールし、最後は外のライラックに軍配が上がった。
終わってみれば1番人気のレガレイラが快勝。昨年5着と敗れた雪辱を果たす、気持ちのいい勝利となり、24年有馬記念に続くG1・3勝目を飾った。得意の中山以外で重賞を勝つことができた、という意味でも大きい勝利と言えるだろう。パラディレーヌは3歳代表として最先着。一旦は先頭に立ったが、勝ち馬の力が明らかに上だった。3着ライラックは22年に阪神芝2200mで行われた際、2着と連対。京都芝2200mでも鋭い決め手を見せ、本競走2度目の好走を果たした。