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G1特集 エリザベス女王杯2023G1特集 エリザベス女王杯2023

血統分析

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母・母父ともにG1勝ち馬のサリエラがプラス要素十分!

1)SS〜ヘイルトゥリーズン系の4歳馬が軸

勝率は目立たないものの、連対率・複勝率では父サンデーサイレンス(SS)〜ヘイルトゥリーズン系がリード。4歳馬に限れば勝率14.3%・連対率20.4%・複勝率26.5%と信頼度アップ。勝ち星のないミスタープロスペクター系は買いづらい。

◎プラス評価……父SS〜ヘイルトゥリーズン系(特に4歳馬)
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 8 10 5 110 7.3% 16.4% 20.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 1 16 6.3% 12.5% 18.8%
ノーザンダンサー系 1 0 1 22 4.5% 4.5% 9.1%
ミスタープロスペクター系 0 0 2 23 0.0% 0.0% 8.7%
ナスルーラ系 0 0 0 4 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2022.11.13 1 18 ジェラルディーナ モーリス ディープインパクト
2022.11.13 2 13 ウインマリリン スクリーンヒーロー Fusaichi Pegasus
2022.11.13 2 15 ライラック オルフェーヴル キングカメハメハ
2021.11.14 1 16 アカイイト キズナ シンボリクリスエス
2021.11.14 2 5 ステラリア キズナ Motivator
2020.11.15 1 18 ラッキーライラック オルフェーヴル Flower Alley
2020.11.15 2 13 サラキア ディープインパクト Lomitas
2019.11.10 1 2 ラッキーライラック オルフェーヴル Flower Alley
2019.11.10 2 6 クロコスミア ステイゴールド ボストンハーバー
2018.11.11 1 12 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2018.11.11 2 9 クロコスミア ステイゴールド ボストンハーバー
2017.11.12 1 5 モズカッチャン ハービンジャー キングカメハメハ
2017.11.12 2 4 クロコスミア ステイゴールド ボストンハーバー
2016.11.13 1 3 クイーンズリング マンハッタンカフェ Anabaa
2016.11.13 2 9 シングウィズジョイ マンハッタンカフェ シンボリクリスエス
2015.11.15 1 12 マリアライト ディープインパクト エルコンドルパサー
2015.11.15 2 18 ヌーヴォレコルト ハーツクライ スピニングワールド
2014.11.16 1 1 ラキシス ディープインパクト Storm Cat
2014.11.16 2 5 ヌーヴォレコルト ハーツクライ スピニングワールド
2013.11.10 1 3 メイショウマンボ スズカマンボ グラスワンダー
2013.11.10 2 18 ラキシス ディープインパクト Storm Cat
 
2)勝ち馬の父にはスタミナが必要

勝ち馬の父の多くが芝2400m以上のG1ウィナー。天皇賞(春)や菊花賞の勝ち鞍があれば盤石だろう。

◎プラス評価……父が芝3000m級のG1勝ち馬
 ○プラス評価……父が芝2400m以上のG1勝ち馬

3)母父に加えて母の母の父も重要

母父としてはSS系以外のヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系の勝率が高め。タイプとしては芝2400m以上G1勝ち馬(シンボリクリスエスやディープインパクトなど)かマイル以下のG1勝ち馬(AnabaaやAmerican Post)に分けられる。

また連対馬16頭のうち、7頭が母母父ノーザンダンサー系、5頭が母母父ナスルーラ系という点にも注意したい。

〇プラス評価……母父SS系以外のヘイルトゥリーズン系/母父ミスタープロスペクター系
 〇プラス評価……母父が芝2400m以上またはマイル以下のG1勝ち馬
 〇プラス評価……母母父がノーザンダンサー系かナスルーラ系
 ●マイナス評価…母父SS系/母父ナスルーラ系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 0 2 37 2.7% 2.7% 8.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 0 12 16.7% 25.0% 25.0%
ノーザンダンサー系 2 5 5 58 3.4% 12.1% 20.7%
ミスタープロスペクター系 4 2 2 42 9.5% 14.3% 19.0%
ナスルーラ系 0 3 0 14 0.0% 21.4% 21.4%
その他の系統 1 0 0 12 8.3% 8.3% 8.3%
4)ほどほどに優秀な母系であれば十分

勝ち馬の母系を見ると「母〜5代母が欧米の重賞勝ち馬」ならOK。ジェンティルドンナほどのスーパーホースでなくても強調材料にはなりそうだ。

◎プラス評価……母〜5代母が欧米の重賞勝ち馬

【勝ち馬の母系・近親(過去10年)】

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連対馬 母系または近親の活躍馬
メイショウマンボ 祖母メイショウアヤメはオープン2勝
ラキシス 母マジックストームは米G2勝ち馬
マリアライト 曾祖母Regal Exceptionは愛オークス勝ち馬
クイーンズリング 近親に仏1000ギニー勝ち馬Torrestrella
モズカッチャン 5代母Expressive Danceは米G3勝ち馬
リスグラシュー 近親に仏G1勝ち馬Robin Of Navan
ラッキーライラック 母ライラックスアンドレースは米G1勝ち馬
アカイイト 4代母Auntie Bettyは米G2で3着
ジェラルディーナ 母ジェンティルドンナはG1を7勝
結論

母系のスケール感を考えればジェラルディーナの連覇もありそうだが、父モーリスの距離適性や母父がSS系である点など引っかかる部分も多い。

4歳から逆転候補を探すと、一番手はサリエラ。父ディープインパクト、母サロミナは独オークス馬、母父Lomitasは芝2400mのG1勝ち馬、母母父はノーザンダンサー系とプラス要素がたっぷりだ。次いで父オルフェーヴル×母父キングカメハメハ、祖母ブルーリッジリバーは桜花賞2着というライラック。昨年の2着に続く好走も十分にあり得る。

【サリエラの血統表】

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ディープインパクト
  Deep Impact
  2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
  Sunday Silence
  1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
  Wind In Her Hair
  1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
サリエラ
  Saliera(JPN)
  牝 4歳 父17歳・母 10歳時産駒
  2019年 鹿毛(安平町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Lomitas
  1988年(英)
Niniski
1976年
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Virginia Hills Tom Rolfe
Ridin' Easy
La Colorada
1981年
Surumu Literat
Surama
*サロミナ
  Salomina
  2009年 鹿毛(独)
La Dorada Kronzeuge
Love In
Saldentigerin
  2001年
Tiger Hill
1995年
Danehill Danzig
Razyana
The Filly Appiani
Tigress Silver
Salde
1992年
Alkalde Konigsstuhl
Astra
Saite Marduk
Salesiana