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G1特集 エリザベス女王杯2023G1特集 エリザベス女王杯2023

有力馬情報

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ブレイディヴェーグ 高い素質を秘める3歳馬

ブレイディヴェーグ
ローズS2着からG1制覇に挑むブレイディヴェーグ(右)

今年牝馬3冠を達成したリバティアイランドと同年齢の素質馬。前走ローズSは出遅れて後方からの追走となったが、最後の直線は馬群を捌いてメンバー中最速となる上がり3ハロン32秒9をマークして2着に入った。1分43秒0(良)のコースレコードで勝利したマスクトディーヴァが、次走秋華賞で2着と好走したことで、本馬の評価も高まっている。課題はスタートとコース替わりだろう。ゲートを出るのが遅いので今回も後方からの競馬になりそう。また、コーナーを4回通過するコースは初めて。距離2200mで今までと同じ豪脚を使えるかが鍵だ。

ライラック 今年も好勝負を期待

ライラック
昨年の本競走2着のライラック(右)

昨年の本競走は12番人気ながら2着(ウインマリリンと同着)と激走。その後は日経賞4着、目黒記念9着、宝塚記念17着と敗れて、前走アイルランドトロフィー府中牝馬Sで3着と好走した。良馬場の東京芝1800mが合うイメージはなく、展開的にもスローペースの上がり勝負はとても不利に見えたが、対応できたのは大きな収穫だ。プラス18キロと馬体重を増やして出てきた点も好印象だ。初めてとなる京都はやってみないと分からないが、距離2200mは間違いなくプラス材料。状態面の良さもうかがえるので、今年も好勝負できそうな期待が持てる。

アートハウス 重賞2勝の実力馬

アートハウス
愛知杯で重賞2勝目を挙げたアートハウス

22年ローズSではサリエラを下し、23年愛知杯ではアイコンテーラーやマリアエレーナを負かして重賞勝利を果たしている。前走中山牝馬Sは1番人気で4着と敗れてしまったが、今回のメンバーに入っても十分やれる力は持っているはずだ。適性面では同じスクリーンヒーロー産駒の牝馬・ウインマリリンに似ている面もあるので、距離2200mが合いそうな点も魅力的だ。ポイントは骨折の影響で約8か月ぶりの実戦であること。半年以内のブランクは3戦3勝と実績抜群だが、今回は期間が長いのでどうなるか。底力に期待、といった感じもある。

 
ジェラルディーナ 1年ぶりの勝利で連覇へ

昨年は暑い時期に小倉記念3着、オールカマー1着と好走を果たして本競走に挑んだ。重馬場の阪神芝2200mというタフな条件の中で勝利し、G1初制覇を飾った。その後勝利はないが、有馬記念3着、宝塚記念4着と強い相手にいい競馬を見せており、力が衰えていることはないだろう。しかし、前走オールカマー(6着)は不本意な結果で、レース内容もいまいち。過去、休み明けの成績はあまり良くないので、仕方がないと考えるべきか。昨年に比べると臨戦過程は見劣るものの、変わり身を期待しても良さそう。騎乗予定のR.ムーア騎手にも注目だ。

マリアエレーナ オールカマー4着を高く評価

昨年の小倉記念を好時計で圧勝した後は、コンスタントに使われているが勝ち星を挙げていない。同レース連覇がかかった2走前も1番人気で4着に敗れており、調子はなかなか上がっていないように感じた。しかし、前走オールカマーは好レースで4着と善戦。勝ったローシャムパークには0.2秒及ばなかったが、2着タイトルホルダーと3着ゼッフィーロとはタイム差がなく、ガイアフォースやジェラルディーナには先着した。芝2200mのG2で、このメンバーを相手にいい競馬をした点を高く評価。今回、勝ち負けを期待してもいいはずだ。