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エリザベス女王杯2025
有力馬情報

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レガレイラ G1・3勝目を目指す

レガレイラ
24年有馬記念を制したレガレイラ

昨年の本競走は1番人気で5着と敗退。当時は敗因が良くわからなかったが、コース相性が要因かもしれない。次走有馬記念を制し、23年ホープフルS以来となるG1・2勝目。約半年の休養を挟んで挑んだ宝塚記念は11着と惨敗したが、前走オールカマーは貫録の走りで快勝。ここまでの成績を見ると、中山芝の適性は抜群だが、他場は今一つという印象だ。そうした不安を跳ねのけて、京都でG1を勝つことができるか注目だ。


ココナッツブラウン 札幌で頭角を現す

3走前の錦S(3勝クラス・京都芝1600m)を1分33秒1(稍重)の好時計で快勝。夏は北海道に渡り、クイーンSでアルジーヌの2着。中1週で挑んだ前走札幌記念は稍重馬場でタフな展開となり、1番人気ホウオウビスケッツら実績上位馬が苦しんだなか、直線大外から猛然と追い込んで2着と、力をつけているところを見せた。馬場状態を問わず、強靭な決め手を繰り出せるのが大きな武器。距離2200mも十分守備範囲だろう。

ステレンボッシュ 復活を目指す実力馬

ステレンボッシュ
24年桜花賞以来の勝利を目指すステレンボッシュ

近走成績を見ると明らかに不振だが、24年香港ヴァーズで3着と好走してからまだ一年も経っていない。また、2走前のヴィクトリアマイルは現状、ベストとは言えない条件。それでも見せ場は作り、勝ち馬とわずか0.3秒差の8着という結果は悪くない。前走札幌記念は稍重馬場とはいえ、15着は負けすぎの気もするが、1番人気7着と敗れたホウオウビスケッツは次走毎日王冠で2着と巻き返した。本馬も復活を目指し、今回は久々にC.ルメール騎手が騎乗予定。


 
エリカエクスプレス 距離延長がどうか

エリカエクスプレス
25年フェアリーSを制したエリカエクスプレス

前走秋華賞は先頭で1コーナーに入り、2馬身ほどのリードを奪って平均ペースでレースを引っ張った。直線ではエンブロイダリーに交わされて2着。桜花賞(5着)やオークス(10着)では人気に応えられなかっただけに、喜ばしい結果だ。気性的にスローペースに持ち込みづらそうなタイプなので、これ以上距離が延びるのは歓迎できない。同じ京都でも内回りコースから外回りコースに替わるのもポイントになりそうだ。


パラディレーヌ 秋華賞で3着と好走

2走前のローズSは出遅れた上、直線内で前が詰まってしまい8着に敗退。前走秋華賞は8枠18番からスタートし、4コーナーで外を回って追い上げ直線に入ると、鋭く脚を伸ばして3着に入った。終始外を回らされる展開ながらメンバー中最速の上がり3ハロンをマークし、内容的にも光るものがあった。本馬の場合、エリカエクスプレスと違い、距離延長は全く心配ない。古馬との力関係だけが焦点になるだろう。

ヴェルミセル 京都大賞典で3着と激走

今年のダイヤモンドSで10番人気ながら3着と好走。牝馬としてはめずらしく長距離適性が高い。その後の成績を見ると、中距離重賞では少し荷が重い印象だったが、前走京都大賞典は15番人気で3着と激走。ディープモンスターやサンライズアースに迫り、アドマイヤテラに先着した。レース運びがうまくいったのは確かだが、京都芝2400mの別定G2で好走できたのはとても大きい。今回も末脚勝負で上位争いができるかもしれない。

シンリョクカ ハイレベルの新潟記念で4着

シンリョクカ
24年新潟記念を制したシンリョクカ

昨年は新潟記念で重賞初制覇を飾った後、本競走で4着と善戦。3着ホールネスとはクビ差という惜しい結果だった。今年は5回出走して3着以内が一度もないが、前走新潟記念はシランケド、エネルジコ、ディープモンスターに次ぐ4着。この上位3頭はいずれも次走G1・G2でいい走りを見せているだけに、本馬も高く評価する必要があるだろう。少なくとも状態面は前年と変わらないとみてよさそうだ。


オーロラエックス 連勝で勢いに乗る

今年1月、小倉牝馬Sで格上挑戦し、フェアエールング・シンティレーション(1着同着)の4着と善戦。3着はコガネノソラだったので、レースレベルは低くなかった。その後は3勝クラス5戦目となる西宮Sを勝ち、前走カシオペアSも制して連勝を飾り、勢いに乗っている印象だ。ただ、今年は休みなく使われてすでに7戦を消化。上積みは見込みづらく、余力の面で心配は残る。調教の様子やレース当日の気配に注目したい。

ライラック 本競走は4年連続の出走

本競走は過去3回出走。重馬場のなか阪神芝2200mで行われた22年はジェラルディーナの2着(ウインマリリンと2着同着)と好走。京都芝2200mで行われた23年と24年はそれぞれ4着、6着という結果に終わったが、いずれも上がり3ハロンはメンバー中最速だった。近2走は鋭い決め手を繰り出し、クイーンS4着、アイルランドT4着と上位争いに顔を出しており、衰えは感じさせない。展開が嵌まれば上位に食い込んでも不思議はなさそうだ。

カナテープ 距離と馬体重が鍵

カナテープ
25年関屋記念をコースレコードで制したカナテープ

新馬から3勝クラスまでの4勝をすべて東京芝1800mで挙げている。3走前の府中牝馬Sで重賞初挑戦し、セキトバイーストの2着。続く関屋記念では1分31秒0(良)のコースレコードで駆け抜け、重賞初制覇を果たした。前走アイルランドTは勝ち馬とわずか0.1秒差の3着だが、馬体重がマイナス14キロと大きく減っていたのが気がかり。今回は京都芝2200mにうまく対応できるかも鍵。騎乗予定のD.レーン騎手がどうのるか注目。