第87回 東京優駿（日本ダービー） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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コントレイル、圧巻の走りで無敗の２冠を達成！

第87回日本ダービーは福永祐一騎手騎乗の１番人気コントレイルが好位の内で追走し、最後の直線は馬場の真ん中から悠々と抜け切り優勝。デビューから５戦全勝、無敗での春のクラシック２冠を達成した。勝ち時計は2分24秒1（良）。鞍上の福永騎手は2018年のワグネリアンに続き、このレース２勝目。本馬を管理する矢作芳人調教師は12年のディープブリランテに続き、このレース２勝目となった。

２着は３馬身差でＤ.レーン騎手騎乗の２番人気サリオス。３着は１馬身3/4差で池添謙一騎手騎乗の10番人気ヴェルトライゼンデ。

レース展開・総括

スローペースで途中からマイラプソディがハナへ

スタートで大きな出遅れはなかった。大外から18番ウインカーネリアンが一気にハナへ行った。１馬身半ほどのリードで１コーナーをカーブした。２番手に10番コルテジア。１馬身差の３番手の内に５番コントレイルがつけ、外に13番ディープボンド。この両馬の間から６番ヴェルトライゼンデ。直後の先団勢は17番ヴァルコス、11番ガロアクリーク、２番アルジャンナがかたまった。さらに３番ワーケアが続き、１馬身差の中団前に12番サリオス。１馬身下がり内々に１番サトノインプレッサ。横から８番ビターエンダー、９番ダーリントンホール。さらに外にいた14番マイラプソディは向正面直線で外から一気に前へ上がっていった。後方集団は15番サトノフラッグ、７番ブラックホール。後方２番手に４番レクセランス。２馬身差の最後方にマンオブスピリットという隊列になった。

前半1000m通過は61秒7でスローペース。この遅い流れにたまらず動いたマイラプソディは、ウインカーネリアンを交わして先頭を奪った。コルテジアが２番手。ウインカーネリアンは３番手のイン。その後ろでがっちりと折り合ったコントレイルは手ごたえ十分。サリオスは外の中団にポジションを取り、そのまま最後の直線に入った。

馬場の真ん中から悠々と抜け出した

最後の直線はマイラプソディが先頭で残り400mを通過。コルテジアやディープボンドも懸命に脚を伸ばすが、なかなか先頭には立てなかった。残り300mを過ぎると馬場の真ん中に持ち出されたコントレイルがやってきた。残り200mで先頭に立つと、さらに鋭く末脚を伸ばした。外から２番手に上がったサリオスが食い下がるもコントレイルが突き放した。そのままコントレイルが悠々と駆け抜け、先頭でゴール。サリオスが２着に入線。３着争いはヴェルトライゼンデが制した。

無敗の２冠は史上７頭目の快挙

コントレイルは皐月賞の時とは違い好位から追走。ペースはあまり上がらなかったが、しっかりと折り合い全く危なげないレース運びにみえた。最後の直線も馬場の真ん中に持ち出す余裕。追い出されての反応・伸びはやはり素晴らしかった。先行してメンバー中最速の上がり３ハロンをマークしており、他馬は成す術がなかった。福永騎手の話によるとまだ遊びながら走っており、追い出しを我慢したほど。本気で走ったらどれぐらい強いのか。秘める力は底知れない。

無敗での春のクラシック２冠は、父ディープインパクト以来となる史上７頭目の快挙。本馬はディープインパクト産駒の最高傑作との呼び声があり、今後の活躍に夢が膨らむ。

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