第66回 有馬記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
有馬記念を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気クロノジェネシスが優勝。２着に11番人気サラキア、３着に２番人気フィエールマンが入った。

１）上位４番人気以内で大半の９勝

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【6.1.1.2】。昨年のクロノジェネシスら過半数の６勝をあげ、連対率70％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【1.1.3.5】で一昨年にリスグラシューが勝利している。以下、３・４番人気馬がともに【1.1.2.6】で１勝ずつ。上位４番人気以内で大半の９勝をあげている。その他の１勝は15年にゴールドアクターが８番人気で勝利している。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。特に２着馬は昨年11番人気サラキアが激走したように、７番人気以下が５頭と多い。過去10年中７年で８番人気以下の伏兵が１頭ずつ３着以内に激走している。３連単はすべて13万円未満と大波乱こそないものの、上位人気馬が勝利して２・３着に人気薄が入るヒモ荒れとなるケースが目立つ。

２）連対馬は３〜５歳馬から

年齢別成績は、３歳馬が【4.2.2.14】。18年ブラストワンピースら４勝をあげ、連対率27.3％・複勝率36.4％でトップだ。３着以内馬８頭中７頭は上位４番人気以内に支持されていた。出走数最多の５歳馬は【4.3.5.44】で一昨年のリスグラシューら４勝で、複勝率21.4％と３歳馬に次いで高い。４歳馬は【2.5.2.36】で昨年のクロノジェネシスら２勝で、複勝率20.0％。連対馬はすべて３〜５歳馬から出ている。

６歳馬は【0.0.1.16】で、18年シュヴァルグランの３着１回のみ。７歳以上は【0.0.0.17】ですべて着外に敗れている。

３）菊花賞組が最多の４勝で好相性

前走レース別成績は菊花賞組が【4.1.2.4】。16年サトノダイヤモンドら最多の４勝をあげ、連対率45.5％・複勝率63.6％と非常に高い。勝利した４頭はいずれも前走で１番人気に支持されていた。

出走数が抜けて多いジャパンＣ組は【2.3.6.48】で17年キタサンブラックら２勝で、連対率8.5％・複勝率18.6％。この中で今回の有馬記念が休み明け３戦目の馬が【2.3.6.28】で複勝率28.2％と優秀だ。休み明け２戦目【0.0.0.6】、同４戦目【0.0.0.13】でともに好走馬が出ていない。

他では天皇賞（秋）組が【1.2.1.13】で昨年のクロノジェネシスが勝利し、複勝率23.5％。凱旋門賞組は【1.0.1.4】で13年オルフェーヴル、アルゼンチン共和国杯組は【1.0.0.5】で15年ゴールドアクターがそれぞれ勝利。なお、エリザベス女王杯組は【0.2.0.16】で勝ち星こそないが、17年クイーンズリング（８番人気）、昨年のサラキア（11番人気）と人気薄が２着に激走している。

４）今回斤量減で前走連対馬に注目

前走からの斤量増減別成績は、今回斤量減の馬が【7.5.4.41】。12年ゴールドシップら過半数の７勝をあげ、連対率21.1％・複勝率28.1％。この中で前走で連対した馬は【5.2.3.8】で半数の５勝をあげ、複勝率55.6％と非常に高い。

斤量増減なしの馬は【2.3.6.65】で14年ジェンティルドンナら２勝をあげ、複勝率14.5％。この組の３着以内馬11頭中10頭は前走５番人気以内に支持されていた。なお、今回斤量増の馬は【1.2.0.21】で15年ゴールドアクターの１勝のみ。16年以降は３着以内馬が出ていない。

【有馬記念過去10年】

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