第66回 有馬記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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エフフォーリア、グランプリを制して現役最強馬に！

第66回有馬記念は横山武史騎手騎乗の1番人気エフフォーリアが、中団追走から最後の直線で力を振り絞って末脚を繰り出すと、見事に差し切り優勝。皐月賞、天皇賞（秋）に続き、G1・3勝目を飾った。勝ち時計は2分32秒0（良）。鞍上の横山騎手、本馬を管理する鹿戸雄一調教師はこのレース初勝利となった。

2着は3/4馬身差で和田竜二騎手騎乗の5番人気ディープボンド。3着は半馬身差でC.ルメール騎手騎乗の2番人気クロノジェネシス。

レース展開・総括

パンサラッサがハナへ行く

スタートで3番モズベッロが出遅れ、1番ペルシアンナイトと9番ステラヴェローチェもタイミングがやや合わなかった。内から2番パンサラッサが飛び出してハナへ。差がなく16番タイトルホルダーも上がっていき2番手へ。それから3番手に6番ウインキートス、直後にペルシアンナイト、5番ディープボンド、12番シャドウディーヴァがつけた。その後ろに7番クロノジェネシスがつけ、外に15番キセキ。それから4番メロディーレーンと10番エフフォーリアが並んで中団。2馬身差で13番アカイイト、ステラヴェローチェ。1馬身差でモズベッロ。さらに1馬身差で8番ユーキャンスマイル、11番アリストテレスが続き、5馬身差で最後方から14番アサマノイタズラという隊列になった。

パンサラッサはリードを4馬身ほど取り、1周目の正面スタンド前を通過。タイトルホルダーが単独の2番手。クロノジェネシスを見ながらエフフォーリアが中団。さらにステラヴェローチェも続いた。前半1000m通過は約59秒5。馬場を考えると、先頭は淀みないペースとなった。向正面に入ってもパンサラッサのリードは5馬身ほど。さらにタイトルホルダーの後ろは3馬身切れた。先団を見ながらディープボンドが進み、キセキも今回はこのポジションに落ち着いた。中団から後方にかけての隊列はやや縦長となった。

ディープボンドを外から競り落とす

残り800mからパンサラッサのリードは縮まり、3〜4コーナーの途中からタイトルホルダーがパンサラッサの外に並びかけた。キセキが外から動き、エフフォーリアも続いてじんわりとスパートを開始。クロノジェネシスはまだ我慢して馬群の中で脚を溜めた。

最後の直線に入り、タイトルホルダーがパンサラッサを交わして1馬身ほどのリード。差がなく2列目からディープボンドとエフフォーリアが並んで、末脚を伸ばしにかかった。その後ろの列からはクロノジェネシスとステラヴェローチェが併せ馬で伸びてきた。坂を駆け上がり、エフフォーリアとディープボンドがタイトルホルダーを交わす。その後ろからクロノジェネシスとステラヴェローチェもきたが、前との脚色がほぼ同じになった。エフフォーリアはディープボンドを競り落とすと、じりじりとリードを広げ、そのまま先頭でゴール。ディープボンドはクロノジェネシスの猛追を振り切って2着に入った。

世代交代、そして現役最強馬へ

単勝2倍台でエフフォーリアとクロノジェネシスが競り、勝負の行方も注目されたが、勝利を飾ったのはエフフォーリアだった。序盤から中盤はエフフォーリアがクロノジェネシスを見ながら進んでいたが、勝負どころでエフフォーリアが先に動き、クロノジェネシスよりも前に出た。馬の力を信じて、外からねじ伏せにかかったジョッキーの動きに、馬が見事に応えた。横山ジョッキーの話によると、前走に比べて状態面は良くなかったようだが、それでも結果を出せるのが超一流馬の証し。天皇賞（秋）に続き、ライバルを撃破したことで、完全に世代交代を告げた。エフフォーリアが「現役最強馬」の座についた。

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