2021年のセレクションセール高額落札馬の血統面のポイントを解説します
売却総額の36億5070万円だけでなく、売却率の86.32%、そして1頭あたりの平均落札額が1807万2772円と、せりの指標を示す全ての数字、もしくはポイントにおいて過去最高を記録した「セレクションセール2021」。上場番号1番のマトゥラー2020(牡、父ルーラーシップ)に対する最初の一声は、オンラインビッドの電子音で始まった。それは、史上空前のストロングセールの始まりを告げる福音だったのかもしれない。
昨年(2020年)は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るべく、当初予定されていた日程から、約1か月後に開催日を移行したセレクションセール。それはセレクションセールの翌日から行われたサマーセールと連動化しつつ、サマーセールとの違いを購買者にアピールすることにもなり、結果としては双方のせりで売り上げがアップするという相乗効果をもたらした。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るべく、当初、開催を予定されていた7月21日から約1か月後の8月24日に開催を移行したセレクションセール。
セレクションセール翌日の8月25日から28日までの4日間は、サマーセールも開催。主催者である日高軽種馬農業協同組合(以下、HBA)の職員をはじめとする関係者だけでなく、場合によっては販売者、そして購買者も、長期にわたってせりに参加することになった。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため8月下旬に行われた馬産地日高の選抜市場「セレクションセール」が、今年は7月27日(火)に北海道新ひだか町の北海道市場で開催される。