モズアスコット 幸運と英断に導かれた二刀流G1ホース

モズアスコット
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 2014年3月31日
毛色 栗毛
Frankel
India
競走成績 26戦7勝 (中央:25戦7勝、海外:1戦0勝)
獲得賞金 4億3571万4000円
表彰歴 なし
主な勝鞍 2018年 安田記念 G1
2020年 フェブラリー G1
2020年 根岸ステークス G3
厩舎 矢作芳人(栗東)
生産者/産地 Summer Wind Farm (米)
馬主 勝負服 キャピタル・システム
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ストーリー

重賞は3勝ながら史上5頭目となる芝とダートの双方でG1制覇を成し遂げたモズアスコット。英国で14戦無敗のキャリアを築いた最強馬フランケルを父に、米国でダート重賞を2勝したヘネシー産駒のインディアを母に米国ケンタッキー州のサマーウィンドファームで生まれ、2015年のキーンランド・セプテンバーセール(当歳)で矢作芳人調教師により見出された。

モズアスコットは後肢のヒザと喉に問題を抱えていたこともあり、体質が強化されるまで時間をかけて育成された。デビューしたのは同世代がダービーを戦い終えた2週後。3戦目の芝1600mで初勝利を挙げると、ひと息入れて復帰した秋は2か月で3勝をマークし、初白星から一気の4連勝で条件戦を卒業する。

そして、連勝の勢いとともに挑んだ阪神Cはオープン初戦にもかかわらず1番人気の支持を集め、結果は4着に跳ね返されるもレコード決着の流れを勝ちに動いて大きな見せ場を作った。その後、明け4歳初戦の阪急杯でクビ差の2着、続くマイラーズCでもレコード決着の2着と結果を残し、実力が優に重賞級であることを証明する。

しかし、重賞2着で賞金加算こそできたものの、目標の安田記念は除外対象となる。そこでオープン特別の安土城Sで必勝態勢を敷いたが、またしても2着で賞金加算に失敗。安田記念への道は断たれたかに思われた。ところが、直前に回避馬が出たことによって出走チャンスが転がり込み、失意から一転、連闘で安田記念に挑むと激戦に勝利。惜敗続きに終止符を打つと同時に重賞初制覇をG1で飾った。

モズアスコットは夏場の休養から復帰戦のスワンSで2着と上々の滑り出しを見せる。しかし、不利もあって次戦のマイルCSを大敗すると、以降は勝てないレースが続く。そして、6歳のシーズンも現役続行が決まり、矢作師はかねてから温めていたダート挑戦をオーナーに進言。この采配で息を吹き返す。

6歳初戦で根岸Sに出走したモズアスコットは、一筋縄ではいかないダート初戦を軽快に乗り切って鮮やかに復活勝利を挙げると、続くフェブラリーSでも2馬身半差の完勝。史上5頭目となる芝・ダートの二刀流G1制覇を成し遂げた。結局、それが最後の勝利となったものの、マイルCS南部杯ではレースを主導してクビ差の2着。ダート1600mの日本レコード決着を演出し、二刀流ならではのスピードを遺憾なく発揮した。

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