エイシンヒカリ 香港からフランスへ、逃亡者が手にした2つの勲章

エイシンヒカリ
Photo by Japan Racing Association
性別
出生年月日 2011年5月3日
毛色 芦毛
ディープインパクト
キャタリナ
競走成績 15戦10勝 (中央:11戦8勝、海外:4戦2勝)
獲得賞金 1億9731万5000円
表彰歴 なし
主な勝鞍 2015年 香港カップ G1
2016年 イスパーン賞 G1
2015年 毎日王冠 G2
2015年 エプソムカップ G3
厩舎 坂口正則(栗東)
生産者/産地 木田牧場 (新ひだか町)
馬主 勝負服 栄進堂
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ストーリー

エイシンヒカリは国内でG1未勝利ながら海外で2勝した稀有な名馬。北海道・新ひだか町の木田牧場で2011年に誕生した芦毛馬は、1歳上のダービー馬キズナらとともに父ディープインパクト、母の父ストームキャットという数々の成功を生む配合の先例にもなった。

体質が弱く仕上がりが遅れたエイシンヒカリだが、3歳春の初陣では既走馬を相手に好位から5馬身抜け出すセンスを見せた。2戦目には積極性が増して3馬身差で逃げ切り。ここから逃げを型にして無傷のまま条件戦を卒業する。

そして、オープン初戦のアイルランドTは最終コーナーで15馬身ほどの大逃げ。直線では東京競馬場のコースの内側から外側に向けて大きくよれ、ゴールでは外ラチについてしまう。粗削りでロスの大きな内容ながらも3馬身半差を守った底知れぬ能力に競馬ファンは沸き立った。

しかし、その分だけマークも厳しくなり、重賞初挑戦のチャレンジCでは後続も離れず追走し初黒星を喫する。それでも、4歳初戦の都大路Sで武豊騎手と初コンビを組むと、前半4ハロン46秒9(3ハロン35秒0)、中間11秒9、後半4ハロン46秒9(3ハロン35秒0)と、1800mを合わせ鏡のように精密なラップで逃げ切り。ひと皮むけた姿を披露すると、続くエプソムCでの重賞初制覇から秋の毎日王冠まで3連勝した。

実力が明らかとなったエイシンヒカリはG1戦線に挑むと逃げ馬の宿命を背負うことになり、初挑戦の天皇賞(秋)ではハナを叩かれて2番手から流れに合わせるも完敗。その一方、次戦の香港Cではハイペースの逃げを打ち、追い掛ける初対戦の外国勢たちを翻ろうしてG1制覇を成し遂げた。

明けて5歳初戦はフランスのイスパーン賞に遠征。2番手からとなるも10馬身の大差を開く圧勝劇でG1連勝とする。続くプリンスオブウェールズSでは圧倒的人気に推されて徹底マークにあい、アスコット競馬場のタフな舞台設定も相まって最下位。帰国後の天皇賞(秋)、2度目の香港C遠征いずれも2桁着順に沈み引退を迎え、2017年に種牡馬入りした。

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