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血統分析

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父キズナで母父米G1勝ち馬のシックスペンスに魅力!

1)総合力では父ノーザンダンサー系、次いで父SS系〜ヘイルトゥリーズン系

勝率・連対率・複勝率、いずれも父ノーザンダンサー系がトップ。これを父サンデーサイレンス(SS)系〜ヘイルトゥリーズン系が追う展開だ。

◎プラス評価……父ノーザンダンサー系
 〇プラス評価……父SS系〜ヘイルトゥリーズン系
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 4着以下 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6 3 5 74 88 6.8% 10.2% 15.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 0 8 10 10.0% 20.0% 20.0%
ノーザンダンサー系 3 5 2 17 27 11.1% 29.6% 37.0%
ミスタープロスペクター系 0 1 3 31 35 0.0% 2.9% 11.4%
ナスルーラ系 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
【連対馬の父と母父(過去10年)】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2024.6.2 1 7 $ロマンチックウォリアー Acclamation Street Cry
2024.6.2 2 5 ナミュール ハービンジャー ダイワメジャー
2023.6.4 1 18 ソングライン キズナ シンボリクリスエス
2023.6.4 2 4 セリフォス ダイワメジャー Le Havre
2022.6.5 1 13 ソングライン キズナ シンボリクリスエス
2022.6.5 2 9 $シュネルマイスター Kingman Soldier Hollow
2021.6.6 1 11 ダノンキングリー ディープインパクト Storm Cat
2021.6.6 2 5 グランアレグリア ディープインパクト Tapit
2020.6.7 1 11 グランアレグリア ディープインパクト Tapit
2020.6.7 2 5 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2019.6.2 1 5 インディチャンプ ステイゴールド キングカメハメハ
2019.6.2 2 2 アエロリット クロフネ ネオユニヴァース
2018.6.3 1 10 $モズアスコット Frankel Hennessy
2018.6.3 2 4 アエロリット クロフネ ネオユニヴァース
2017.6.4 1 14 サトノアラジン ディープインパクト Storm Cat
2017.6.4 2 16 ロゴタイプ ローエングリン サンデーサイレンス
2016.6.5 1 6 ロゴタイプ ローエングリン サンデーサイレンス
2016.6.5 2 8 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2015.6.7 1 6 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2015.6.7 2 13 ヴァンセンヌ ディープインパクト ニホンピロウイナー
 
2)ヘイルトゥリーズン系は2400m型、ノーザンダンサー系はスピード型がいい

勝ち馬の父のうち、SS系〜ヘイルトゥリーズン系の種牡馬は2400mG1の勝ち馬ばかり。いっぽうノーザンダンサー系のローエングリン、Frankel、Acclamationはマイル以下を主戦場としていた。この違いを覚えておきたい。

◎プラス評価……父がSS系〜ヘイルトゥリーズン系で芝2400mのG1勝ち馬
 〇プラス評価……父がノーザンダンサー系の短距離馬〜マイラー

【勝ち馬の父の2400m重賞実績】

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勝ち馬 父/2400m重賞実績
モーリス スクリーンヒーロー/ジャパンC1着
ロゴタイプ ローエングリン/2400m不出走(マイラーズCレコード勝ち)
サトノアラジン ディープインパクト/日本ダービー1着、ジャパンC1着
モズアスコット Frankel/2400m不出走(マイルG1を7勝)
インディチャンプ ステイゴールド/香港ヴァーズ1着
グランアレグリア ディープインパクト/日本ダービー1着、ジャパンC1着
ダノンキングリー ディープインパクト/日本ダービー1着、ジャパンC1着
ソングライン キズナ/日本ダービー1着
ロマンチックウォリアー Acclamation/2400m不出走(1200mのG2勝ち)
3)母父は北米ダート型が面白い

母父成績を見ると、その他のヘイルトゥリーズン系による2勝はソングラインのもので、これを除けばほぼ横一線。ただ母父SS系は勝ち切れていない点が気にかかる。

2勝をあげたStorm Catのほか、SS、Hennessy、Tapit、Street Cryは北米ダートG1(1400〜2000m)の勝ち馬。カーネギー、キングカメハメハ、シンボリクリスエスといった芝2400〜2500mG1の勝ち馬も健闘している。

◎プラス評価……母父が北米ダートG1(1400〜2000m)の勝ち馬
 〇プラス評価……母父が芝2400〜2500mのG1勝ち馬

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 4着以下 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 5 3 22 31 3.2% 19.4% 29.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 0 0 12 14 14.3% 14.3% 14.3%
ノーザンダンサー系 4 2 5 55 66 6.1% 9.1% 16.7%
ミスタープロスペクター系 2 0 2 23 27 7.4% 7.4% 14.8%
ナスルーラ系 1 2 0 11 14 7.1% 21.4% 21.4%
その他の系統 0 1 0 8 9 0.0% 11.1% 11.1%
4)父と母父の出自や供用地に注目

勝ち馬の父のうち、ローエングリンはいわゆる持込馬、Frankel、Acclamationは海外種牡馬。これら海外色の強いノーザンダンサー系種牡馬に対し、SS系〜ヘイルトゥリーズン系の種牡馬は日本で現役生活を送った馬ばかりだ。

勝ち馬の母父は、持込馬のキングカメハメハ、外国産馬のシンボリクリスエス、あとは輸入種牡馬と海外種牡馬。母の母の父はアグネスタキオン以外が外国籍・輸入種牡馬だ。

〇プラス評価……父が日本国内で活躍したSS系〜ヘイルトゥリーズン系
 〇プラス評価……父がノーザンダンサー系の外国籍種牡馬
 ◎プラス評価……母父・母母父とも外国籍・輸入種牡馬

結論

マッドクールの父Dark Angel、ウォーターリヒトの父ドレフォンは、いずれも「1200mG1勝ちのあるノーザンダンサー系」だが、マッドクールの母父Indian Ridgeは芝短距離型のマイナー系統、ウォーターリヒトの母父は内国産でSS系のヴィクトワールピサ。どちらも◎を打つには、もうひと押しが足りない。ソウルラッシュとトロヴァトーレは父がミスタープロスペクター系という点が不安だ。

となれば「父が日本国内で活躍したSS系〜ヘイルトゥリーズン系で芝2400mのG1勝ち馬」×「母父が北米ダートG1か芝2400〜2500mのG1勝ち馬で海外色が強い」というタイプが中心か。

シックスペンスは父が日本ダービー馬キズナ、母父Twirling Candyはミスタープロスペクター系でダート1400mの米G1勝ち馬、母母父も外国種牡馬Victory Gallop。母フィンレイズラッキーチャームも米G1勝ち馬で、潜在能力の高そうな血統だ。

【シックスペンスの血統表】

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キズナ
  Kizuna
  2010年 青鹿(新冠町)
ディープインパクト
  Deep Impact
  2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿(米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ウインドインハーヘア
1991年 鹿毛(愛)
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
*キャットクイル
  Catequil
  1990年 鹿毛(加)
Storm Cat
1983年 (米)
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
シックスペンス
  Sixpence(JPN)
  牡 4歳
  父11歳・母 8歳時産駒
  2021年 鹿毛(安平町)
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
Pacific Princess
1973年
Damascus Sword Dancer
Karala
Fiji Acropolis
Rififi
Twirling   Candy
  2007年
Candy Ride
1999年(亜)
Ride the Rails Cryptoclearance
Herbalesian
Candy Girl Candy Stripes
City Girl
Hpuse of Danzing
2002年
Chester House Mr.Prospector
Toussaud
*フィンレイズ
   ラッキーチャーム

  Finley'sluckycharm
  2013年 鹿毛(米)
Danzing Crown Danzig
Crownette
Day of Victory
  2005年
Victory Gallop
1995年
Cryptoclearance Fappiano
Naval Orange
Victorious Vice Regent
Glass House
Gather the Day
1996年
Dayjur Danzig
Gold Beauty
Gather The Clan General Assembly
What a Summer