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マイラーズCで重賞3勝目を挙げたソウルラッシュ
昨年の安田記念9着の後は、京成杯オータムハンデキャップ1着、マイルチャンピオンシップ2着、香港マイル4着、マイラーズカップ1着と、ハイレベルな走りを安定して披露している。前走マイラーズカップは小雨が降り、馬場が少し渋るなか、中団の外目で追走。直線は馬場の真ん中からグイグイと脚を伸ばして抜けると、最後は猛追してきたセリフォスを突き放してゴールした。非常に充実しているのがうかがえ、G1のタイトルも手が届くところまできている。激戦必至の難しいレースになるはずだが、今回のチャンスをものにしたいところ。
地元香港のクイーンエリザベス2世Cを3連覇(22〜24年)し、香港カップは2連覇(22〜23年)。オーストラリアのコックスプレート(23年)も制するなど、国内外のG1で7勝をマーク。近年来日したすべての外国馬のなかでもトップクラスの実績を誇り、プログノーシスら日本馬の挑戦を幾度も跳ね返している。レース運びに安定感があり、末脚は堅実で競り合いに強い印象。東京芝1600mでも力を発揮できるのではないだろうか。ベストは距離2000mでも、安田記念はタフな展開になりやすいので中距離をこなせる点が強みになるはず。
ソウルラッシュ同様、昨年の安田記念(16着)の後に好成績をマーク。富士S→マイルチャンピオンシップと連勝。香港マイルではゴールデンシックスティ、ヴォイッジバブルに次ぐ3着でJRA勢5頭の中では最先着。ドバイターフは勝ち馬とハナ差の2着と、海外の国際G1でも勝ち負けできる地力を身に着けた。前走ヴィクトリアマイルは8着と崩れてしまったが、スタートで出遅れたのがすべて。決してスタートが悪いタイプではないので、今回はしっかりと出てくれることを期待し、あらためて注目したい。
22年マイルCS以来のG1制覇を目指すセリフォス
昨年の成績はドバイターフ5着、安田記念2着、マイルチャンピオンシップ8着、香港マイル7着。上半期はレース内容も悪くなかったが、下半期はこの馬らしくない走りに見えた。年が明けて前走マイラーズCは2番人気で2着。一応、結果は残したものの、勝ったソウルラッシュと比較すると、良い頃の状態には戻り切っていない印象を受けた。ただ、馬体重は498キロ(12キロ増)と自己最高。斤量はメンバー中唯一58キロだったので、今回は前走よりも動ける可能性はある。本調子であれば、まとめて差し切ってもおかしくない。
1600mならば芝・ダートを問わないガイアフォース(右・7番)
22年セントライト記念で重賞初制覇を果たしたが、今は中距離は長く、1600mがベスト。23年マイラーズC2着・安田記念4着、24年フェブラリーS2着とマイル戦では崩れておらず、ソウルラッシュあたりとは互角の力がある印象だ。見た目は切れる感じではないが、トップスピードが速く、それを持続させる力にも長けている。よって、コーナーが少なく、直線部分も長いコースが合っている。距離が長かった3走前の天皇賞(秋)でもレコード決着の5着と見せ場があった。前走ダートから今回は芝と、ローテーションは異例だが、十分勝負になりそうな一頭だ。