第69回 安田記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
安田記念を丸裸にしてみよう！

昨年は９番人気モズアスコットが勝利。２着に５番人気アエロリット、３着に１番人気スワーヴリチャードが入った。

１）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【4.1.1.4】。15年モーリスら最多の４勝をあげ、連対率50％・複勝率60％。２番人気馬は【1.1.0.8】で12年ストロングリターンが勝利するも、連対率・複勝率20％と低い。以下、８・９番人気馬が各２勝、７番人気馬が１勝。近３年は昨年モズアスコットが９番人気で制するなど、７〜９番人気の伏兵馬の勝利が続いている。

勝ち馬以上に２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。特に３着馬は９番人気以下が５頭と多い。毎年１頭は８番人気以下の伏兵が３着以内に好走している。３連単で10万円以上の配当が７回と過半数を占め、波乱傾向が強い一戦だ。

２）京王杯ＳＣ組は前走上がり２位以内の馬に注目

前走レース別成績で、出走数が最も多いマイラーズＣ組は【0.1.6.35】。勝ち馬は出ておらず、連対率も2.4％と低い。この組の３着以内馬７頭中６頭は過去にマイル重賞での勝利経験があった。唯一重賞勝ちがない16年３着フィエロもマイルＣＳで２着とＧ１での連対経験があった。

次いで出走数が多い京王杯ＳＣ組は【2.3.2.30】。一昨年のサトノアラジンら２勝をあげ、連対率13.5％・複勝率18.9％。この組は前走での上がり順位に注目。前走で上がり最速だった馬が【0.2.1.1】、上がり２位だった馬が【2.1.1.5】。この組の好走馬７頭はすべて前走上がり２位以内だった。

３）大阪杯組は近２年連対馬なし

その他国内の前走レースでは、ダービー卿ＣＴ組が【2.0.0.5】。15年モーリス、16年ロゴタイプと２頭の勝ち馬を出している。ヴィクトリアマイル組は【1.1.0.11】で、09年ウオッカが勝利、昨年はアエロリットが２着と好走。両馬は過去に東京のマイルＧ１での勝利経験があった。また、大阪杯組はＧ２時【0.2.1.3】で複勝率50％と好相性を示していたが、Ｇ１昇格後の近２年は【0.0.1.4】と連対馬が出ていない。

なお、ドバイターフ（前名称ドバイデューティーフリーも含む）組は【1.0.0.2】で、14年にジャスタウェイが勝利している。

４）勝ち馬はすべて馬体重480キロ以上

出走馬の馬体重別成績は480キロ未満の馬が【0.1.3.40】なのに対して、480キロ以上の馬は【10.9.7.100】。勝ち馬はすべて480キロ以上で、半数の５頭は500キロ以上の大型馬だった。

なかでも500〜519キロの馬は【4.6.4.39】で、15年モーリスら４勝。連対率18.9％・複勝率26.4％と優秀だ。対して、460キロ未満の馬は【0.0.1.14】で連対馬が出ておらず、苦戦傾向にある。

【安田記念過去10年】

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