第69回 安田記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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インディチャンプ、２強を撃破しＧ１初制覇！

第69回安田記念は福永祐一騎手騎乗の４番人気インディチャンプが、やや遅いペースを先団から進み、最後の直線は馬場の４分どころから鋭く差し切り優勝。Ｇ１初制覇を飾った。勝ち時計は1分30秒9（良）でレースレコード。鞍上の福永騎手は2012年のストロングリターンに続き、このレースは２勝目。本馬を管理する音無秀孝調教師はこのレース初勝利となった。

２着はクビ差で戸崎圭太騎手騎乗の３番人気アエロリット。３着はハナ差でＣ・ルメール騎手騎乗の１番人気アーモンドアイ。なお、15番ダノンプレミアムは最下位での入線後、ジョッキーがすぐに下馬した。

レース展開・総括

アエロリットがマイペースの逃げに持ち込む

８番ステルヴィオのスタートが悪く、15番ダノンプレミアムも発馬してすぐにトモが落ちたような感じとなり、後ろからになってしまった。前は６番グァンチャーレが飛び出すが、２番アエロリットが内から押して行きハナを奪った。１馬身差で単独２番手にグァンチャーレ。１馬身半差の３番手に５番インディチャンプ。２馬身差の先団に16番ロジクライ、４番サングレーザー、７番モズアスコット。１馬身差で12番ロードクエスト。差がなく10番フィアーノロマーノと11番エントシャイデン。さらに内から３番サクラアンプルール。１馬身差の外からダノンプレミアム。中に14番アーモンドアイ、内に１番ケイアイノーテック。それから９番スマートオーディン、８番ステルヴィオが後方から追走。３馬身差の最後方から13番ペルシアンナイトが追走した。

前半800m通過は45秒8でややゆったりした流れ。アエロリットのリードは２馬身で４コーナーへ。２番手は変わらずグァンチャーレ。３馬身差の３番手にロジクライ。インディチャンプは５番手に下がり、脚を溜めた。その後ろはかなり馬群がかたまり、アーモンドアイとダノンプレミアムはほぼ並んで４コーナーをカーブし、最後の直線に入っていった。

インディチャンプが好位から抜けた

アエロリットは馬場の３分どころに進路を取り、依然として先頭で残り400mを通過。外からグァンチャーレが並びかけ、３番手以下はまだ２馬身以上の差があった。残り200mではまだ前の２頭が並んで激しい競り合い。徐々にラチ沿いの方へ行き、アエロリットが半馬身のリードをキープしていた。しかし、馬場の４分どころから今度はインディチャンプが鋭い伸び。グァンチャーレを交わし、アエロリットにも猛然と遅いかかる。大外からアーモンドアイが強烈な追い上げを見せるが、インディチャンプが先に抜け出してゴール。２着にはアエロリットが逃げ粘った。

アーモンドアイは「負けて強し」

今週も引き続きインコースの伸びがいい馬場。１枠から飛び出したアエロリットが、前走ヴィクトリアマイルよりも遅いペースに持ち込めたことがとにかく大きかった。インディチャンプは前走マイラーズＣの時の方が展開が厳しく、それに比べれば大分まし。３枠だったことも幸運で、鞍上の福永騎手がうまいタイミングで抜け出した。圧倒的人気のアーモンドアイは、上がり32秒4の爆発力で追い上げるも３着。完全に展開と枠順が不向き。負けて強しの内容と言えるだろう。

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