第15回 ヴィクトリアマイル 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ヴィクトリアマイルを丸裸にしてみよう！

昨年は５番人気ノームコアが勝利。２着には４番人気プリモシーン、３着には11番人気クロコスミアが激走した。

１）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.0.5】。2013年ヴィルシーナら２勝をあげており、連対率・複勝率50％。２番人気馬は【1.0.1.8】で、11年アパパネが勝利するも、複勝率20％と低い。以下、５番人気馬が昨年のノームコアら２勝、４・６・７・８・11番人気馬が１勝ずつ。2014年以降の近６年は５番人気以下の伏兵が勝利している。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布。15年には人気順で５→12→18番人気で決まり、３連単2070万5810円の大波乱となった。上位３番人気以内で決まった11年以外は７番人気以下の人気薄が１頭は３着以内に激走しており、波乱傾向が強い一戦だ。

２）阪神牝馬Ｓ勝ち馬に好走馬なし

前走レース別成績で、出走数最多の阪神牝馬Ｓ組は【4.4.4.57】。一昨年のジュールポレールら４勝をあげ、連対率11.6％・複勝率17.4％。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【0.0.0.9】で、意外にも３着以内馬なし。一方、前走２着馬は【1.1.2.6】で複勝率40.0％、前走３着馬は【0.1.1.5】で同28.6％。なお、前走５着以下から巻き返した６頭中５頭は過去にＧ１で３着以内に好走した経験があった。

福島牝馬Ｓ組は【0.1.2.27】で勝ち星がなく、連対率3.3％・複勝率10.0％と低い。ただし、３着以内馬３頭中２頭は11番人気以下の伏兵だった。また、中山牝馬Ｓ組は【2.1.2.11】で昨年のノームコアら２勝をあげ、複勝率31.3％と上記２レースを大きく上回っている。この組の３着以内馬５頭中４頭は前走で上位４番人気以内に支持されていた。

３）前走牡馬混合重賞組は要注意

その他の前走レース別成績は、少数ながら大阪杯組が【1.1.1.1】。13年ヴィルシーナが勝利し、複勝率75.0％と好相性だ。他では高松宮記念組が【1.0.1.12】で15年ストレイトガール、マイラーズＣ組は【1.0.0.5】で11年アパパネがそれぞれ勝利。

出走数こそ少ないものの、前走国内の牡馬混合重賞組が３勝をあげており、注意しておきたい。

４）リピーターの好走が目立つ

過去10年で複数回好走した馬はストレイトガール、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、ブエナビスタ、ジュールポレールの５頭。なかでもストレイトガールは15年・16年、ヴィルシーナも13年・14年と連覇を達成している。それぞれ２度目の優勝時が７番人気、11番人気と人気はなかった。

ホエールキャプチャも12年に優勝し、13年２着好走時が12番人気と人気薄で好走している。ジュールポレールも17年３着時が７番人気、一昨年は８番人気で勝利。前走まで不振でもこの舞台で復活することが多く、リピーターの好走に注意が必要だ。

【ヴィクトリアマイル過去10年】

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