第51回 高松宮記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 高松宮記念　> 2021　> レース結果回顧・払戻

レース結果

>> 成績表・払戻金はこちら

ダノンスマッシュ、三度目の正直で父仔制覇！

第51回高松宮記念は川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンスマッシュが、中団追走から最後の直線は馬場の真ん中を通って差し切り優勝。前走香港スプリントに続きG1・2勝目を飾った。また、父ロードカナロアが2013年に本競走を制しており、父仔による同一レースの勝利となった。勝ち時計は1分09秒2（重）。鞍上の川田騎手は18年ファインニードルに続きこのレース2勝目。本馬を管理する安田隆行調教師は12年カレンチャン、13年ロードカナロアに続きこのレース3勝目となった。

2着はクビ差で浜中俊騎手騎乗の1番人気レシステンシア。3着もクビ差で福永祐一騎手騎乗の3番人気インディチャンプ。

レース展開・総括

モズスーパーフレアが好ダッシュを切りハナへ

スタートで18番ミッキーブリランテが出遅れた。4番モズスーパーフレアが好ダッシュをみせてすかさずハナへ。2馬身差で12番セイウンコウセイ、2番レッドアンシェル、6番ダノンファンタジー、3番ライトオンキュー、10番ラウダシオンがかたまり先団を形成。その直後に16番レシステンシア、11番カツジ、9番インディチャンプ、17番サウンドキアラ、14番ダノンスマッシュと上位人気馬がかたまった。差がなく中団から後方にかけて13番トゥラヴェスーラ、ミッキーブリランテ、15番マルターズディオサ、5番ダイメイフジ。1馬身差で後方に8番エイティーンガール、7番アストラエンブレム。1馬身差の最後方から1番アウィルアウェイという隊列になった。

前半600m通過は34秒1でこのレースとしては平均的な流れ。モズスーパーフレアが内ラチ沿いを通り、勢いよく最後の直線へ。ダノンファンタジーは馬場の3分どころから2番手に上がり、同馬の内を狙ったのがインディチャンプ。隊列は大きく横に広がり、ダノンスマッシュは馬場の中ほどから脚を伸ばし、その外からはレシステンシアが追い出しにかかった。

レシステンシアに競り勝つ

残り200mでも先頭はモズスーパーフレア。内めから2番手に上がったインディチャンプがモズスーパーフレアとの差をじわじわと詰めた。馬場の真ん中からはダノンスマッシュとレシステンシアが併せ馬でグイグイと末脚を伸ばしてきた。内でモズスーパーフレアとインディチャンプが競りながらゴールに飛び込むところを、真ん中の2頭が一気に捕らえ切りほぼ並んでゴール。最後はダノンスマッシュがわずかにレシステンシアを押さえ、先頭で1着となった。3着にはインディチャンプが入った。

香港スプリントを制した地力は本物だった

天気が崩れて重馬場となり、馬場状況の変化に伴いコース取りなども難しくなったが、結果的には上位人気馬による見ごたえ十分の大接戦となった。勝ったダノンスマッシュは中団馬群の中で少し揉まれる形になったが、最後の直線の伸びは素晴らしかった。本競走は19年、20年と人気で敗れており、今回三度目の正直で勝利を飾った。やはり前走香港スプリントを制した地力は伊達ではなかった。今回は鍛えが入った「根性の末脚」をみせた。

レシステンシアは惜敗となったが、しっかりと最後まで走り地力をみせた。インディチャンプは巧みなコース取りで一瞬先頭に立った。3着に敗れたが、近2走に比べればはるかに見せ場を作った。

【第51回 高松宮記念　成績表】

この表は右にスクロールできます。

【第51回 高松宮記念　払戻金】

この表は右にスクロールできます。

★成績表・払戻金情報はTARGET frontier JVを使用