第51回 高松宮記念 血統分析｜G�T特集

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ノーザンダンサーのインブリードがあるレシステンシアが筆頭格！

1）ミスタープロスペクター系が上昇中

過去10年、非サンデーサイレンス（ＳＳ）系ヘイルトゥリーズン系の種牡馬は未勝利だが、それ以外に大きな有利不利はないようだ。

ただし過去４年はミスタープロスペクター系が３勝・２着３回・３着２回と好調。2017年は１〜３着独占、2018年は１・２フィニッシュを決めている。この勢いは無視できない。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父の血統と母系の優秀さも大切

母父としてはナスルーラ系のほか、キンシャサノキセキ（母父はリボー系Pleasant Colony）やエアロヴェロシティ（母父はサーゲイロード系Kaapstad）を出した「その他の系統」も上々だ。

またロードカナロア（母は５勝／祖母は米Ｇ１勝ち馬）、コパノリチャード（４代母は英オークス馬）、ビッグアーサー（曾祖母は米Ｇ１馬）、セイウンコウセイ（近親にＮＨＫマイルＣ勝ち馬クラリティスカイ）、ファインニードル（母は仏Ｇ３馬／近親に英愛2000ギニー馬）、ミスターメロディ（曾祖母は米Ｇ１馬）など、勝ち馬は母系も優秀だ。

◎プラス評価……母父ナスルーラ系
　○プラス評価……母父マイナー血統／母系にＧ１馬がいる
　●マイナス評価…母父ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父・母父の短距離重賞での実績が重要

勝ち馬の父は短距離〜マイルＧ１で活躍した馬がズラリ。勝ち馬の母父はすべて海外種牡馬か輸入種牡馬で、ほとんどが短距離か米ダートでＧ１を勝っているのが特徴だ。

◎プラス評価……父が短距離〜マイルＧ１の勝ち馬
　◎プラス評価……母父が短距離かダートのＧ１馬で海外種牡馬または輸入種牡馬

　

【勝ち馬の父・母父の現役時代短距離実績】

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4）ノーザンダンサーの血も重要

勝ち馬の母の母の父を見ると、ノーザンダンサー系が５頭、その他の系統が４頭と、この２系統が主流。また勝ち馬10頭中７頭は５代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていた。

○プラス評価……母の母の父がノーザンダンサー系か、その他の系統
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり

結論

レシステンシアは父がダイワメジャー、母はアルゼンチンＧ１馬、母父はノーザンダンサー系で1200ｍＧ２勝ち馬、ノーザンダンサーのインブリードがあって、母の母の父はノーザンダンサー系。完ぺきではないが、プラス要素を数多く満たす。

ダノンファンタジーは父がディープインパクト、こちらも母はアルゼンチンＧ１馬、母父はナスルーラ系、母の母の父はその他の系統だが、ノーザンダンサーのインブリードなし。ダノンスマッシュは父がロードカナロア、母父はノーザンダンサー系で1400ｍＧ１勝ち馬、祖母は米Ｇ１馬、ノーザンダンサーのインブリードも持っている。ただし母の母の父はヘイルトゥリーズン系。この２頭と、連覇を目指すモズスーパーフレアが対抗格か。

【レシステンシアの血統表】

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