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関東遠征帰りで中2週という厳しい臨戦過程だが、先週からきちんと追い切られており、疲労残りの不安もなく、順調と見ていいだろう。ここ2週はWコース単走で、先週は三浦騎手を背に軽快な動きを披露。今週は助手を背に800m54秒台とごく軽めの内容だったが、ラスト200mはほぼ馬なりのまま11秒台をマークした。状態面はほぼ万全と見てよさそうだ。
約3か月ぶりの実戦になるが、放牧先から2月26日に美浦へ帰厩して連日乗り込まれており、調教量に不足はない。先週は池添騎手を背にWコース単走でごく軽めの内容を消化。今週は杉原騎手を背に坂路単走で、馬場の大外を回って中間地点から促され、ラスト400m12.1−12.3秒の好時計をマークした。800m51.9秒と全体時計も優秀で、仕上がりは万全だ。
前走後もきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。先週は水曜にWコース、金曜に坂路でごく軽めの追い切りをこなし、22日の日曜に坂路で800m52.5秒と強めの内容を消化。今週は水曜に北村宏騎手騎乗でWコース単走追い。馬場の外目を折り合って進み、直線もほぼ馬なりのままで鋭い末脚を見せた。休み明けの前走を叩かれ、確実に上積みが見込める。
前走後は豪州遠征の予定があり、東京競馬場への往復を余儀なくされる誤算はあったが、3月17日に栗東へ戻り2日後の19日には坂路で強めの追い切りをこなしており、調整過程に大きな問題はない。今週はM.デムーロ騎手を背に坂路で格下馬と併せ馬。強めに追われる相手を尻目に、余裕十分の手応えで楽に先着した。800m50.2秒と時計も優秀で、実力を出し切れる仕上がりだ。
前走後は放牧を挟んで3月14日に栗東へ帰厩。翌日から坂路入りを再開して入念に乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週は北村友騎手を背に坂路で追われ、先週は格下馬を相手にゴール前で肩ムチが入ると一気に伸びて先着し、800m49.9秒の好時計をマーク。今週は終い重点で軽めの内容も、動きは良かった。文句のつけようがない好仕上がりだ。
セイウンコウセイは2週続けて助手を背にWコース単走追いで、先週は内を回ったとはいえ1000m61秒台と猛稽古を消化。今週は大外を回ってラスト200m11秒台前半の好時計が出ており、状態面は万全。モズスーパーフレアは先々週、先週と坂路で800m50秒台の追い切りを消化。今週は松若騎手を背に単走で800m48.9秒の自己ベストをマークしており、体調は万全も気性面が課題に。ノームコアは中間の追い切り内容が週毎に良化傾向で、海外遠征帰りで初の1200mと厳しい条件だが、力は出せる状態だ。