競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > スプリンターズステークス > 有力馬情報

25年高松宮記念を制したサトノレーヴ
昨年の本競走を1番人気で7着と敗れた後、香港スプリント3着、高松宮記念1着、チェアマンズスプリントプライズ(香港)2着、クイーンエリザベス2世ジュビリーS(英)2着という成績。特に、現在世界最強スプリンターのカーインライジング(香港)と二度好勝負した実績は高く評価されるべきで、国内の芝スプリント路線では図抜けた存在だ。中山芝1200mでも2勝を挙げており、普通にレースができれば悪い結果にはならないはず。

23年香港スプリントを制したラッキースワイネス
23年は、香港スプリントなど香港芝1200〜1400m・G1で4勝を挙げて芝短距離王者として君臨。24年は春に骨折をしてしまい、丸一年の休養を余儀なくされた。復帰戦の25年チェアマンズスプリントプライズは6着、続くG3・シャティンヴァーズも4着と敗れたが、前走クラス1ハンデはカーインライジングの2着。迫力ある末脚が見られ、復調を感じさせるいい内容だった。実力十分で日本調教馬にとっては脅威の存在。どんなレースを見せてくれるか非常に楽しみだ。

昨年のスプリンターズSを制したルガル
24年高松宮記念は1番人気で10着に終わったが、続くスプリンターズSを見事に優勝。半年ぶりの休み明けながら持ち前の先行力と粘り強さを見せた。その後は香港スプリント11着、高松宮記念7着、チェアマンズスプリントプライズ5着という成績。2走前の高松宮記念は中盤でペースが緩み、ラスト2ハロンの時計が速いという異例の展開で、この馬には不利だったか。前走チェアマンズスプリントプライズは直線でしぶとく脚を伸ばしており、決して悪い内容ではなかった。今年も巻き返しは十分ありそうだ。

24年阪神Cを制したナムラクレア
本競走に過去三度出走し、22年5着、23年3着、24年3着。高松宮記念も現在、3年連続で2着と惜しいレースが続いている。ここまで惜敗が続くと逆にG1制覇は難しいかもしれないという印象だが、常に上位争いはしているので軽視はしづらい。前走函館スプリントSは1番人気で8着に敗れたが、コースレコード決着で末脚が不発。牝馬で唯一斤量57キロを背負い、上がり3ハロン33秒3をマークしていたのであまり悲観する必要はないとみる。

25年オーシャンSで重賞2勝目を飾ったママコチャ
本馬は過去、スプリンターズSには二度出走。23年は重賞初制覇がG1という快挙を達成。24年はルガル、トウシンマカオ、ナムラクレアと大接戦の末、4着だった。今年のオーシャンSで重賞2勝目を飾っており、中山芝1200mの実績・適性はこのメンバーに入ってもトップクラスとみていいだろう。その後も高松宮記念3着、京王杯スプリングC2着、セントウルS2着と成績は安定。今回も高確率で好勝負が期待できそうだ。

25年京王杯スプリングCを勝利したトウシンマカオ
芝1200〜1400mの重賞で5勝をマーク。その割にはG1での成績は物足りないが、唯一の好走が昨年のスプリンターズS(2着)だった。ただ、1枠2番スタートの上、隊列がバラけたため、直線でそのまま内をついて脚を繰り出せたのはラッキーだった印象。今年同じ競馬は見込みづらいだろう。とは言え、このメンバーが相手でも普通に上位争いできる地力はある。末脚は安定しており、展開が向けばチャンスはあるはず。

25年セントウルSで末脚を炸裂させたカンチェンジュンガ
24年春雷Sで1着サトノレーヴとわずか0.2秒差の5着という成績がある。この時は直線入り口で中団に取りつき、じわじわと最後まで良く脚を伸ばしていた。今は追い込み馬のイメージだが、案外中山芝1200mは苦にしないかもしれない。今年、阪急杯とセントウルSを勝って重賞2勝。前走セントウルSはママコチャとトウシンマカオを下す価値ある内容だった。展開がはまれば上位争いできても不思議はない。
芝1200mの成績は【0.2.1.2】で24年高松宮記念は4着と善戦した。前走キーンランドCは本馬が単勝5.4倍の1番人気という大混戦でゲートオープン。注文通りハナに立って淀みないペースで引っ張ったが、ゴール前で力尽きて5着だった。それでも勝ったパンジャタワーとは0.2秒差であり、悲観する内容ではなかった。この馬の先行力と粘りはG1でも魅力的。高確率でゴール寸前まで見せ場は作ってくれるだろう。

25年アイビスサマーダッシュで差し切り勝ちをしたピューロマジック
2走前のアルクオーツスプリント(UAE)は、控える競馬からレースの後半に外へと持ち出されて、末脚を伸ばし5着に入った。前走アイビスサマーダッシュは先団勢を見ながら追走。馬場の真ん中に進路を取って末脚を伸ばし、最後は逃げたテイエムスパーダを差し切り、重賞3勝目を飾った。以前は快速の逃げ馬だったが、脚質転換がうまくいったようだ。今年は、超ハイペースで逃げて玉砕(8着)してしまった昨年とは違うレースを見せてくれそうだ。

25年函館スプリントSは惜敗したジューンブレア
芝1200mの成績は6戦4勝2着2回で連対率100%。その内、中山芝1200mでは3戦3勝の成績を誇る。2走前の函館スプリントSは勝利目前のところを内からカピリナに差されてハナ差の2着。前走CBC賞は逃げたインビンシブルパパを捕らえ切れず、最後はなんとか2着に上がってゴール。近2走は展開にやや恵まれなかった印象もある。これから経験を積めればもっと強くなりそうなタイプ。現状G1では厳しいかもしれないが、スピード能力が高いのは大きな強み。楽しみな面はある。