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血統分析

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好走確率が高そうな父ミスプロ系ロードカナロアのキミワクイーン!

1)ミスタープロスペクター系がリード。近年の好走歴も大切

過去10年、幅広い系統から勝ち馬が出ているものの、勝率と安定感でミスタープロスペクター系が一歩リード。昨年勝利のノーザンダンサー系やナスルーラ系はやや不振だ。

また同じ種牡馬の産駒が続けて好走するイメージも抱かせる。近年の3着以内馬は一応チェックしておきたい。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
 ●マイナス評価…父ノーザンダンサー系/父ナスルーラ系
 ○プラス評価……近年3着以内のある種牡馬

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系 5 5 3 47 10.6% 21.3% 27.7%
サンデーサイレンス系 2 4 5 49 4.1% 12.2% 22.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 0 9 11.1% 11.1% 11.1%
ナスルーラ系 1 1 0 21 4.8% 9.5% 9.5%
ノーザンダンサー系 1 0 2 34 2.9% 2.9% 8.8%
その他の系統 0 0 0 1 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2022.10.2 1 2 $ジャンダルム Kitten's Joy Sunday Silence
2022.10.2 2 7 ウインマーベル アイルハヴアナザー フジキセキ
2021.10.3 1 4 ピクシーナイト モーリス キングヘイロー
2021.10.3 2 12 レシステンシア ダイワメジャー Lizard Island
2020.10.4 1 10 グランアレグリア ディープインパクト Tapit
2020.10.4 2 3 ダノンスマッシュ ロードカナロア Hard Spun
2019.9.29 1 8 タワーオブロンドン Raven's Pass Dalakhani
2019.9.29 2 7 $モズスーパーフレア Speightstown Belong to Me
2018.9.30 1 8 ファインニードル アドマイヤムーン Mark of Esteem
2018.9.30 2 9 ラブカンプー ショウナンカンプ マイネルラヴ
2017.10.1 1 8 レッドファルクス スウェプトオーヴァーボード サンデーサイレンス
2017.10.1 2 2 レッツゴードンキ キングカメハメハ マーベラスサンデー
2016.10.2 1 13 レッドファルクス スウェプトオーヴァーボード サンデーサイレンス
2016.10.2 2 15 ミッキーアイル ディープインパクト Rock of Gibraltar
2015.10.4 1 2 ストレイトガール フジキセキ タイキシャトル
2015.10.4 2 4 サクラゴスペル サクラプレジデント Cure the Blues
2014.10.5 1 18 スノードラゴン アドマイヤコジーン タヤスツヨシ
2014.10.5 2 9 ストレイトガール フジキセキ タイキシャトル
2013.9.29 1 10 ロードカナロア キングカメハメハ Storm Cat
2013.9.29 2 7 ハクサンムーン アドマイヤムーン サクラバクシンオー
 
2)マイルも中長距離もOKの種牡馬がベター

勝ち馬の父は「マイルG1を勝ち、中距離以上でも活躍」というタイプが多い。スプリンター色の濃い種牡馬では厳しそうだ。

◎プラス評価……父がマイルG1勝ち+中長距離重賞勝ち

【勝ち馬(過去10年)の父重賞実績】

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勝ち馬 父のマイル実績 父の中長距離実績
ロードカナロア キングカメハメハ NHKマイルC 日本ダービー
スノードラゴン アドマイヤコジーン 安田記念 東スポ杯3歳S
ストレイトガール フジキセキ 朝日杯3歳S 弥生賞
レッドファルクス スウェプトオーヴァーボード 米ダートG1 不出走
ファインニードル アドマイヤムーン 不出走 宝塚記念など
タワーオブロンドン Raven's Pass 英芝G1 米BCクラシック
グランアレグリア ディープインパクト 不出走 三冠など
ピクシーナイト モーリス 安田記念など 天皇賞(秋)など
ジャンダルム Kitten's Joy 米芝G2 米・芝2400mG1
3)母父はヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系の争い

母父としてはヘイルトゥリーズン〜サンデーサイレンス系とナスルーラ系の成績が上々で、ミスタープロスペクター系は買いづらい。

勝ち馬の母父は2つのタイプに分けられる。Storm Cat、サンデーサイレンス、Tapitは米ダートで活躍した馬たち。タイキシャトル、Mark of Esteem、Dalakhani、キングヘイローは芝マイル以下のG1を勝っている。このどちらかなら強調できそうだ。

◎プラス評価……母父ヘイルトゥリーズン〜サンデーサイレンス系/母父ナスルーラ系
 ●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系
 ◎プラス評価……母父がダート中距離か芝マイル以下のG1勝ち馬

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系 0 1 4 27 0.0% 3.7% 18.5%
サンデーサイレンス系 4 2 0 44 9.1% 13.6% 13.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 2 1 12 8.3% 25.0% 33.3%
ナスルーラ系 3 1 3 32 9.4% 12.5% 21.9%
ノーザンダンサー系 2 4 2 42 4.8% 14.3% 19.0%
その他の系統 0 0 0 4 0.0% 0.0% 0.0%
4)母父は海外種牡馬、母母父はノーザンダンサー系がベスト

勝ち馬の母父には海外種牡馬、輸入種牡馬、外国産馬が多い。また近5年の3着以内馬14頭を見ると、半数以上の9頭にノーザンダンサーのインブリードがあり、8頭が母母父ノーザンダンサー系だった。

○プラス評価……母父が海外種牡馬
 ○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
 ○プラス評価……母母父ノーザンダンサー系

結論

一昨年の覇者ピクシーナイトはもちろん有力だが、父ロードカナロア×母父ダイワメジャーでノーザンダンサーのインブリードを持つキミワクイーンも好走確率の高そうな配合だ。

エイシンスポッター(父エイシンヒカリは中距離G1勝ち/母父BaratheaはBCマイル勝ち馬/母母父ノーザンダンサー系)、ナムラクレア(父ミッキーアイル/母父Storm Cat)もノーザンダンサーのインブリードあり。上位進出可能な血統だろう。

【キミワクイーンの血統表】

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ロードカナロア
 Lord Kanaloa
 2008年 鹿毛
 (新ひだか町)
キングカメハメハ
 King Kamehameha
 2001年 鹿毛(早来町)
Kingmambo
1990年(米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
*マンファス
1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon Try My Best
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
レディブラッサム
 Lady Blossom
 1996年 鹿毛(千歳市)
Storm Cat
1983年 (米)
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
キミワクイーン
 Kimiwa Queen(JPN)
 牝 4歳
 父11歳・母 8歳時産駒
 2019年 鹿毛(安平町)
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
*サラトガデュー
1989年 鹿毛(米)
Cormorant His Majesty
Song Sparrow
Super Luna In Reality
Alada
ダイワメジャー
 Daiwa Major
 2001年 栗毛 (千歳市)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿 (米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
スカーレットブーケ
1988年 栗毛 (千歳市)
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
チェリーペトルズ
 Cherry Petals
 2010年 鹿毛 (安平町)
*スカーレツトインク Crimson Satan
Consentida
チェリーフォレス
 Cherry Forest
 2003年 鹿毛 (追分町)
サクラバクシンオー
1989年 鹿毛 (早来町)
サクラユタカオー *テスコボーイ
アンジエリカ
サクラハゴロモ *ノーザンテースト
*クリアアンバー
*フォレストゾーン
1998年 鹿毛(米)
Forest Wildcat Storm Cat
Victoria Beauty
Give Me Liberty Give Me Strength
Fannie C