第54回 スプリンターズステークス レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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グランアレグリア、末脚爆発し大外一気で突き抜ける！

第54回スプリンターズＳはＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気グランアレグリアが、後方２番手の追走から最後の直線で大外に持ち出されると、強烈な末脚で一気に突き抜けて優勝。前走安田記念に続きＧ１・３勝目を飾った。勝ち時計は1分08秒3（良）。鞍上のルメール騎手は2019年のタワーオブロンドンに続き、このレースは２勝目。本馬を管理する藤沢和雄調教師は1997年のタイキシャトル、19年のタワーオブロンドンに続きこのレースは３勝目となった。

２着は２馬身差で川田将雅騎手騎乗の３番人気ダノンスマッシュ。３着は半馬身差で松山弘平騎手騎乗の10番人気アウィルアウェイ。

レース展開・総括

モズスーパーフレアがハイペースで引っ張る

スタートで３番ダノンスマッシュが出負けし、10番グランアレグリアはダッシュがつかなかった。内からやはり２番モズスーパーフレアが飛び出してハナへ。ゲート入りに手こずった12番ビアンフェと、11番ラブカンプーも前へ。少し開いて２番手集団に、ダノンスマッシュがすぐに挽回して取りついた。５番メイショウグロッケ、６番ライトオンキューが並んで追走。その後ろから９番ダイアトニック、７番ミスターメロディ。差がなく中団に１番ダイメイプリンセスと４番キングハート。１馬身半差で８番ダイメイフジ、13番レッドアンシェル。１馬身差で15番クリノガウディーと14番エイティーンガール。２馬身差で後方２番手にグランアレグリア。さらに３馬身切れて最後方から16番アウィルアウェイという隊列になった。

前半600m通過は32秒8とかなり速いペース。モズスーパーフレアとビアンフェが３番手を５馬身ぐらい引き離して３〜４コーナーを通過。その後ろの集団は隊列が縦長だった。グランアレグリアは後方２番手のまま外を回って４コーナーをカーブした。

グランアレグリアが次元の末脚を披露

モズスーパーフレアはリードを１馬身取り最後の直線へ。ビアンフェは後退。替わって２番手にミスターメロディが上がり、馬場の３分どころからはダノンスマッシュがじわじわと脚を伸ばしてきた。後方は団子の集団のなか、大外からグランアレグリアが伸びてきた。

坂を駆け上がったところでモズスーパーフレアの脚色が鈍り、ミスターメロディが替わって先頭へ。しかし、大外のグランアレグリアが次元の違う末脚で一気の伸び。まとめて交わし切ると、２馬身突き抜けて余裕のゴールとなった。２着にダノンスマッシュ。３着にはさらに外から伸びてきたアウィルアウェイが入った。

外差し馬場で、鮮やかに追い込みが決まる

人気馬２頭のスタートが良くなく、特にグランアレグリアはレースの流れに乗れていないようにもみえた。４コーナーでも後方２番手と、前に届くかわからない雰囲気があった。エンジンがかかった後は、上がり３ハロン33秒6の決め手。外差し馬場だったとはいえ、なかなかお目にかかれないような素晴らしい末脚を披露した。

モズスーパーフレアはビアンフェに絡まれた上、ペースが速すぎて厳しかった。ダノンスマッシュはスタートは後手を踏んだがすぐに挽回。好位から抜け出したが、勝ち馬の決め手に屈した。

【第54回 スプリンターズステークス　成績表】

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