第52回 スプリンターズステークス レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ファインニードル、力強く差し切り春秋制覇を果たす！

第52回スプリンターズＳは川田将雅騎手騎乗の１番人気ファインニードルが、先団よりやや後ろを進み、最後の直線では力強く脚を伸ばして差し切り優勝。春の高松宮記念に続き、スプリントＧ１・春秋制覇を果たした。勝ち時計は1分08秒3（稍重）。鞍上の川田騎手、本馬を管理する高橋義忠調教師ともにこのレースは初勝利となった。

２着はクビ差で和田竜二騎手騎乗の11番人気ラブカンプー。３着は半馬身差で武豊騎手騎乗の13番人気ラインスピリット。なお、14番ラッキーバブルズは４コーナーで故障を発症し、競走中止となった。

レース展開・総括

ワンスインナムーンが注文通りハナへ

スタートで大きな出遅れはなかった。内から押して３番ワンスインナムーン出ていき、わずかに先頭に立った。ほぼ並んで９番ラブカンプー。２馬身差の３番手に12番ナックビーナス。１馬身差で内から１番ラインスピリット。半馬身差で11番セイウンコウセイが続いた。３馬身開いて中団に５番アレスバローズ。その外から８番ファインニードル。内に２番ヒルノデイバロー。その後ろからは４番スノードラゴン、14番ラッキーバブルズ、７番キャンベルジュニア。１馬身切れて後方集団に６番ダイメイプリンセス、それから10番レッツゴードンキと16番レッドファルクス。それから13番ティーハーフ。１馬身差の最後方から15番ムーンクエイクという隊列になった。

稍重でもファインニードルが末脚を伸ばす

前半600m通過は33秒0でハイペース。ワンスインナムーンが３馬身ほどにリードを広げて単騎で先頭。２番手集団にはラブカンプーがわずかに先頭で、ナックビーナスとセイウンコウセイ、ラインスピリットがかたまって集団を形成。そのまま４コーナーをカーブした。中団のアレスバローズ、ファインニードルらは押っつけられてスパートし、最後の直線へと向かっていった。

ワンスインナムーンのリードは２馬身ほどで最後の直線へ。ラブカンプーとナックビーナスが並んで追撃。最内ではラインスピリットが懸命に食い下がった。残り200mを過ぎ、ラブカンプーが競り合いからじわじわと抜け出し、ワンスインナムーンを捕らえて先頭。ナックビーナスは後退してしまった。しかし、替わって外からファインニードルが猛追。力強く坂を駆け上がると、一気にそのままラブカンプーを差し切り、先頭でゴールに飛び込んだ。３着にはラインスピリットが入った。

２着に残ったラブカンプーも強い内容

勝ったファインニードルは序盤ややもたついたが、あまり離されず先団の後ろはキープ。最後の直線に入るとエンジンがかかり、豪快に末脚を伸ばした。台風接近による雨の影響で馬場は道悪。差しにくい状況にはなっていたはずだが、脚力の差を見せつけて見事にＧ１・２勝目を飾った。

２着ラブカンプーは11番人気まで評価を落としていたが、前走セントウルＳに続きＧ１でも好走。競りが続き、息が入りにくい展開だったが、ナックビーナスを競り落とす強い内容だった。

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