第26回 秋華賞 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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良血馬アカイトリノムスメ、ラスト1冠で母仔制覇！

阪神芝2000mで行われた第26回秋華賞は、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気アカイトリノムスメが、中団よりも少し前で追走し、最後の直線は坂を駆け上がってから抜け出して優勝。牝馬3冠最後の1冠を制し、G1初制覇を果たした。勝ち時計は2分01秒2（良）。鞍上の戸崎騎手は本競走初勝利。本馬を管理する国枝栄調教師は、10年にアカイトリノムスメの母アパパネで勝ち、18年はアーモンドアイで勝利しており、本競走3勝目となった。

2着は半馬身差でC.ルメール騎手騎乗の2番人気ファインルージュ。3着は半馬身差で福永祐一騎手騎乗の3番人気アンドヴァラナウト。なお、1番人気に支持されたソダシは10着に敗れた。

レース展開・総括

エイシンヒテンがスローで引っ張る

スタートで13番ホウオウイクセルが出負けした。5番エイシンヒテンが飛び出してハナへ。4番ソダシはすぐに2番手に控えた。エイシンヒテンは3馬身ほどのリードで1〜2コーナーを通過。ソダシの後ろは2馬身差で10番アールドヴィーヴル。半馬身内に1番スルーセブンシーズ。1馬身半差で9番アンドヴァラナウト、それから12番アカイトリノムスメがつけて先団勢を見ながらの競馬。3番クールキャット、7番サルファーコスモス、15番アナザーリリックと続き中団を形成。内には6番スライリー、その後ろから14番ファインルージュでやや押っ付けられての追走。差がなく2番ステラリア、16番ミスフィガロ。1馬身差で8番エンスージアズム。差がなく後方2番手に11番ユーバーレーベン、最後方からホウオウイクセルという隊列になった。

前半1000m通過は61秒2でスローペース。エイシンヒテンは1馬身ほどのリード。2番手にはソダシががっちりとつけて、3番手はアールドヴィーヴルで変わらず。4コーナーに差し掛かるところで好位の外にいたアカイトリノムスメがスッと上がっていき、ソダシを目標にスパートをかけた。

ソダシが後退し、アカイトリノムスメが抜け出す

エイシンヒテンが先頭で最後の直線で飛び込んだ。2番手はソダシだが、ジョッキーの手がかなり動くも、反応は鈍かった。その後ろからアールドヴィーヴルとアカイトリノムスメが併せ馬でじりじりと末脚を伸ばしてきた。さらに外からはファインルージュも追い込みをかけてきた。

残り200mでソダシは後退。粘るエイシンヒテンに対し、内からアンドヴァラナウト、そしてアカイトリノムスメ、ファインルージュが襲い掛かった。坂を駆け上がって内のアンドヴァラナウトと、その横からアカイトリノムスメがほぼ並んで先頭に踊りでると、アカイトリノムスメはさらにグンと末脚を伸ばした。外から勢いよくファインルージュも飛んできたが、アカイトリノムスメが半馬身押さえ切って勝利した。

ペースは遅く、逃げ馬は4着に粘った

勝ったアカイトリノムスメは、10年に牝馬3冠を達成したアパパネを母に持つ良血馬。アカイトリノムスメは桜花賞4着、オークス2着と、春はあと一歩のところで涙を呑んだが、最後の1冠で大仕事を成し遂げた。母仔揃っての秋華賞制覇は快挙と言っていい。

一方、圧倒的1番人気に支持されたソダシはまさかの10着に敗れた。逃げたエイシンヒテンが4着に粘ったように、ペースは遅く、ソダシにとっても悪くない展開だったが、最後の直線に入っての反応が悪すぎた。明確な敗因はすぐにはわからない。

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