第25回 秋華賞 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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デアリングタクト、史上初となる無敗の牝馬３冠を達成！

第25回秋華賞は松山弘平騎手騎乗の１番人気デアリングタクトが中団やや後ろの追走から、最後の直線は馬場の真ん中から鋭く末脚を伸ばして勝利。史上初となる無敗の牝馬３冠を達成した。勝ち時計は2分00秒6（稍重）。鞍上の松山騎手、本馬を管理する杉山晴紀調教師とともにこのレースは初勝利となった。

２着は１馬身1/4差で大野拓弥騎手騎乗の10番人気マジックキャッスル。３着は3/4馬身差で藤岡康太騎手騎乗の９番人気ソフトフルート。

レース展開・総括

マルターズディオサがハナへ

スタートで４枠の７番ムジカと８番ソフトフルートが立ち遅れた。３番マルターズディオサが飛び出して１コーナーへ。２番手には４番ホウオウピースフルだが掛かり気味だった。３番手に17番ウインマリリン、４番手に１番ミヤマザクラ。１馬身差の５番手に２番リアアメリア。２馬身差で先団に11番フィオリキアリと９番サンクテュエール。１馬身差で中団に１頭、15番ミスニューヨーク。少し差がひらいて10番クラヴァシュドール、18番アブレイズ。差がなく内から５番ウインマイティー、中に12番マジックキャッスル、外にデアリングタクトと横に並んでの追走。１馬身差で後方集団にムジカ、16番パラスアテナ、14番オーマイダーリン。後ろから２番手に６番ダンツエリーゼで、差がなく最後方からソフトフルートという隊列になった。

前半1000m通過は59秒4。淀みないペースだが、このレースとしては標準的な流れだろう。マルターズディオサは１馬身ほどのリードで３〜４コーナーを通過。ウインマリリンが２番手に上がり、リアアメリアは外を回って好位から進出。その後ろは馬群が一気にかたまり４コーナーへ。デアリングタクトは外から進出し、さらに大外からは後方にいたソフトフルートが動いた。

馬場の真ん中から突き抜けた

４コーナーの出口では、先頭で横一線に７、８頭が並んだ。マルターズディオサがわずかに先頭で最後の直線に入るが、それ以外のインコースの馬は脚色があやしくなり後退してしまった。馬場の真ん中に持ち出されたデアリングタクトは、残り200mでわずかに単独２番手へ。同馬の内からマジックキャッスル、外からはパラスアテナとソフトフルートが併せ馬でグイグイと末脚を伸ばしてきた。しかし、デアリングタクトの伸びも素晴らしく、マルターズディオサを一気に差し切ると、最後はマジックキャッスルの追撃を振り切り、先頭でゴールした。３着争いは際どく、ソフトフルートが先着した。

松山騎手が落ち着いた騎乗で３冠へ導く

デアリングタクトはパドックではややうるさかったが、スタートが決まり道中も中団でしっかりと折り合った。鞍上の松山騎手も終始落ち着いた騎乗。馬の力を信じて外から動いた。最後の直線は馬場のいいところを通り、この馬の末脚を引き出した。

牝馬３冠は1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、10年アパパネ、12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイに続き６頭目。無敗での達成は史上初の快挙となった。デアリングタクトにも、ジェンティルドンナやアーモンドアイのような一層の活躍が期待される。

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