第25回 秋華賞 血統分析｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 秋華賞　> 2020　> 血統分析

父サンデー系、母系ノーザンダンサー系で優秀なクラヴァシュドールが軸！

1）サンデーサイレンス系は連軸向け

2005年以降連対を外していないサンデーサイレンス系だが、勝率は目立たない。ディープインパクトは４勝・２着４回と優秀だが、それ以外はアタマより連軸向けだ。相手は10年間で各２勝のミスタープロスペクター系とナスルーラ系か。

◎プラス評価……父ディープインパクト
　○プラス評価……サンデーサイレンス系（ただし連軸として）
　○プラス評価……ミスタープロスペクター系／ナスルーラ系
　●マイナス評価…その他のヘイルトゥリーズン系／ノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

【過去10年の連対馬の父と母父】

この表は右にスクロールできます。

2）2400ｍ以上で勝ち負けできる底力が必要

勝ち馬の父には長距離Ｇ１で活躍した顔ぶれが目立つ。とりわけ東京または欧州の芝2400ｍでの実績はほぼ不可欠だ。アーモンドアイの父ロードカナロアは短距離馬だったが、アーモンドアイ自身が東京・芝2400ｍのオークス勝ち馬である。

◎プラス評価……父に東京または欧州・芝2400ｍでの実績がある
　●マイナス評価…父にも自身にも芝2400ｍの実績がない

【勝ち馬（過去10年）の父　重賞実績】

この表は右にスクロールできます。

3）母父は欧米短距離型か日欧長距離型か

母父成績は、好走数としてはノーザンダンサー系、率としてはサンデーサイレンス〜ヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系の争いだ。

また勝ち馬の母父は、Salt Lake、Bertolini、グラスワンダー、フレンチデピュティ、Gold Away、Machiavellian、クロフネと、芝またはダートのマイル前後で活躍したタイプが目立つ。

◎プラス評価……母父がマイル前後で活躍
　〇プラス評価……母父がノーザンダンサー系／サンデーサイレンス〜ヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…母父ナスルーラ系／ミスタープロスペクター系／その他の系統

【母父の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

4）母の母の父は粒揃い

勝ち馬の「母の母の父」を見ると、４頭がノーザンダンサー系、３頭がミスタープロスペクター系。またSpectacular Bid、Nureyev、サンデーサイレンスなど、欧米の年度代表馬クラスや歴史的な種牡馬、Ｇ１馬がズラリと並んでいるのも見逃せない。

◎プラス評価……母の母の父が欧米の年度代表馬クラスや歴史的な大種牡馬
　〇プラス評価……母の母の父がノーザンダンサー系／ミスタープロスペクター系

結論

クラヴァシュドールは父ハーツクライ（2400ｍＧ１勝ち馬）、母父Giant's Causeway（ノーザンダンサー系でマイルＧ１勝ち馬）、母母父Thunder Gulch（ミスタープロスペクター系で全米３歳チャンピオン）。プラス条件が多く、連軸に考えたい１頭だ。

秋華賞に強いディープインパクト産駒では、レイパパレが穴。クロノジェネシスと同じ母父クロフネで、出られればマークしたい。

デアリングタクトは父エピファネイア（その他のヘイルトゥリーズン系）がジャパンＣ勝ち馬、母父キングカメハメハ（ミスタープロスペクター系）はマイルＧ１勝ち馬、母母父がサンデーサイレンス。プラス条件とマイナス条件が混在するタイプで、完勝も惨敗もありうる。

【クラヴァシュドールの血統表】

この表は右にスクロールできます。