第82回 優駿牝馬（オークス） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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末脚炸裂！ ユーバーレーベンがオークスを制す！

第82回オークスはM.デムーロ騎手騎乗の3番人気ユーバーレーベンが中団よりも後ろの追走から、最後の直線は馬場の中ほどから抜け出して優勝。重賞初制覇がクラシックとなった。勝ち時計は2分24秒5（良）。鞍上のデムーロ騎手は2019年ラヴズオンリーユーに続きこのレース2勝目。本馬を管理する手塚貴久調教師はこのレース初勝利となった。

2着は1馬身差でC.ルメール騎手騎乗の2番人気アカイトリノムスメ。3着はハナ差で藤懸貴志騎手騎乗の16番人気ハギノピリナ。なお、1番人気に支持されたソダシは8着に敗れた。

レース展開・総括

クールキャットが平均ペースで引っ張る

スタートは全馬ほぼ揃った出だしとなった。やはり積極的に行く馬がいない展開となり、結局、5番クールキャットが先頭で1コーナーをカーブした。1馬身差の2番手で1番ククナ、11番ソダシ、18番ステラリアが並んで2コーナーをカーブ。その後ろは1馬身半差で6番ウインアグライア、7番アカイトリノムスメ、14番ストライプ。差がなく10番エンスージアズム、16番ニーナドレス、さらに2番スルーセブンシーズと13番ファインルージュ、17番スライリーが並んで追走し、ここまでが中団。2馬身切れて15番アールドヴィーヴル、9番ユーバーレーベン、3番パープルレディー。1馬身差で4番タガノパッション、12番ミヤビハイディ。1馬身半差の最後方から8番ハギノピリナという隊列になった。

前半1000m通過は59秒9で平均的な流れ。クールキャットのリードは1馬身ほど。2番手にステラリアで、3番手にストライプとククナ。ソダシは好位の5番手に下がり3コーナーをカーブ。その後ろは馬群が密集し、ユーバーレーベンが外に持ち出されていつでも動ける体勢をとった。3〜4コーナーで馬群がさらにかたまり、クールキャットが2番手以下を引き連れる形で4コーナーを回り、最後の直線に入った。

馬場の真ん中からユーバーレーベンが突き抜ける

ソダシは馬場の3分どころに進路を取り追い出しを開始。ステラリアはやや後退し、馬場の真ん中からユーバーレーベンが伸びてきた。残り200mでソダシとユーバーレーベンが並び、内ではククナが粘るも馬群を割ってアカイトリノムスメが鋭く伸びてきた。

ソダシは交わされてしまいユーバーレーベンが単独で先頭へ。アカイトリノムスメが懸命に末脚を伸ばし、大外からはハギノピリナが飛んできた。結局、真ん中から抜けたユーバーレーベンが勢いよくゴールまで突き進み優勝を飾った。2着にアカイトリノムスメ、3着にハギノピリナが入った。

中団〜後方勢が上位を占める

典型的な逃げ馬が不在というメンバー構成だったが、その割にはペースが流れた。強い馬であれば先行しても粘り切れる展開だったかもしれないが、今回は中団〜後方にかけてレースを進めていた馬が上位にきた。その中でもユーバーレーベンの末脚が鮮やかだった。いつも通りじりじりと脚を伸ばし、距離2400mでも決め手が衰えなかった。ソダシは最後の直線で一瞬グイと反応したが、最後は脚が上がってしまった。同馬にとっては逆に距離が長かったようだ。

【第82回 優駿牝馬（オークス）　成績表】

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