第26回 NHKマイルカップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> NHKマイルカップ　> 2021　> レース結果回顧・払戻

レース結果

>> 成績表・払戻金はこちら

シュネルマイスターが際どく差し切り、外国産馬が20年ぶりにＶ！

第26回NHKマイルCはC.ルメール騎手騎乗の2番人気シュネルマイスターが、中団追走から最後の直線は外から差し切り優勝。重賞初制覇がG1となった。勝ち時計は1分31秒6（良）。鞍上のルメール騎手は2016年メジャーエンブレムに続きこのレースは2勝目。本馬を管理する手塚貴久調教師はこのレース初勝利となった。

2着はハナ差で池添謙一騎手騎乗の7番人気ソングライン。3着は2馬身半差で川田将雅騎手騎乗の1番人気グレナディアガーズ。なお、4番バスラットレオンはスタートで落馬して競走中止となった。

レース展開・総括

バスラットレオンが落馬もペースは速い

スタートで4番バスラットレオンの騎手が落馬してしまった。12番ランドオブリバティが出て行き、外から18番ピクシーナイトが顔をのぞかせた。この2頭の間から13番ホウオウアマゾン、内からは3番ルークズネストも先行した。その後ろから17番グレイイングリーン、8番グレナディアガーズが続き先団を形成。1馬身差で7番タイムトゥヘヴン、10番ソングライン。3馬身切れて中団に15番シュネルマイスターと2番アナザーリリック、14番ショックアクション。2馬身差で16番ロードマックス、9番ゴールドチャリスと続き、さらに11番ヴェイルネビュラ、5番リッケンバッカーと隊列はやや縦長。1馬身半差で6番シティレインボー。5馬身離れた最後方からレイモンドバローズという隊列になった。

前半800m通過は45秒3で速い流れ。結局ピクシーナイトがわずかの差で先頭に立った。ホウオウアマゾン、グレイイングリーンと続き、外から被せるようにグレナディアガーズも接近。その後ろからはソングラインらが続き、4コーナーをカーブして最後の直線に入った。外から一気にグレナディアガーズが進出して先頭をうかがう。ホウオウアマゾンは馬場の2分どころから追い出したが、反応がもう一つだった。

シュネルマイスターとソングラインの際どい争い

残り400mで馬場の真ん中に行ったグレナディアガーズがわずかに先頭。しかし、その外からソングラインが迫り、タイムトゥヘヴンは内のスペースを狙った。残り200mでソングラインがグレナディアガーズを交わして先頭へ。しかし、外からシュネルマイスターがグイグイと末脚を伸ばしてきた。完全にソングラインは抜け出したが、シュネルマイスターが一完歩ずつその差を詰めにかかる。猛然と襲い掛かったシュネルマイスターは、ゴール寸前でソングラインを際どくハナ差捕らえてゴールを果たした。グレナディアガーズは前の2頭に交わされたが、なんとか3着に踏みとどまった。

高速時計にも対応したシュネルマイスター

3番人気で展開のカギも握る可能性が高かったバスラットレオンが、スタートで落馬するというアクシデントが発生。それでもペースは速くなり、強気に早く先頭に立ったグレナディアガーズも最後は苦しくなってしまった。この展開を勝利したのはシュネルマイスター。追走はやや忙しかったようだが、最後の直線は見事な末脚だった。外国産馬による本競走の勝利は、01年のクロフネ以来20年ぶりの出来事。本馬は速い時計にも対応し、何よりもマイラーとしてのレースセンスを感じさせる。今後の活躍が楽しみだ。

【第26回 NHKマイルカップ　成績表】

この表は右にスクロールできます。

【第26回 NHKマイルカップ　払戻金】

この表は右にスクロールできます。

★成績表・払戻金情報はTARGET frontier JVを使用