第37回 マイルチャンピオンシップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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グランアレグリア、春秋の古馬マイルＧ１を制覇！

阪神芝1600mで行われた第37回マイルチャンピオンシップはＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気グランアレグリアが先団追走から最後の直線で外に出されると、一気の伸び脚で差し切り優勝。今年は安田記念、スプリンターズＳに続いてＧ１・３連勝となった。勝ち時計は1分32秒0（良）。鞍上のルメール騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する藤沢和雄調教師は1993年シンコウラブリイ、97年・98年タイキシャトル、2001年ゼンノエルシドに続きこのレース５勝目となった。

２着は3/4馬身差で福永祐一騎手騎乗の３番人気インディチャンプ。３着はクビ差で川田将雅騎手騎乗の５番人気アドマイヤマーズ。

レース展開・総括

レシステンシアが逃げるもペースはスロー

スタートは全馬ほぼ揃った出だし。予想された通り２番レシステンシアが飛び出してハナへ。１馬身差の２番手に６番ラウダシオン、１馬身差で３番手のインに１番ベステンダンク、外に７番アドマイヤマーズが並んで追走。その両馬の間の後ろに４番グランアレグリアがつけ、外に９番カツジ。その後ろは集団で８番インディチャンプ、５番メイケイダイハード、11番スカーレットカラー、13番タイセイビジョン。１馬身差でちょうど中団に16番ヴァンドギャルドと14番サウンドキアラ。１馬身半差の内に12番アウィルアウェイ。その後ろに17番サリオスで後ろから４頭目での追走。３馬身ひらいて10番ブラックムーン、15番ペルシアンナイト、１馬身差の最後方から３番ケイアイノーテックという隊列になった。

前半800m通過は46秒9でスローペース。レシステンシアは１馬身差で引き付けながらの逃げ。ラウダシオン、アドマイヤマーズが２列目でガッチリとマーク。グランアレグリアはインの先団馬群の中で４コーナーをカーブ。サリオスはジョッキーの手綱が動き、大外から動いていった。

グランアレグリアの前が壁になるが

レシステンシアは１馬身のリードのまま最後の直線へ。ラウダシオンが並びかけるが脚色は怪しくなり、アドマイヤマーズが外から交わした。さらに外からはインディチャンプ。グランアレグリアは前が壁になってしまい、進路を確保するために外に出すことにした。

残り200mでインディチャンプとアドマイヤマーズが先頭で競り合う形に。内ラチ沿いからはスカーレットカラーが末脚を伸ばしてきた。しかし、坂を駆け上がるとインディチャンプの横からグランアレグリアが凄い脚で一気の伸び。あっさりとインディチャンプを差し切ると、そのまま先頭でゴールに飛び込んだ。３着にはアドマイヤマーズが入った。

マイル以下では力が一枚抜けている

今回、グランアレグリアはスタートが決まり自然と先団へ。スローペースの流れでもしっかりと折り合った。しかし、馬群に包まれる形となり、最後の直線は前が壁になってしまいヒヤリとした。完全に追い出しのタイミングが遅れたが、外に出されるとラスト100mでインディチャンプらをあっさりと交わしてみせた。これで安田記念に続き、今年は春秋の古馬マイルＧ１を優勝。前走はスプリンターズＳを制しており、今年Ｇ１・３連勝となった。マイル以下では実力が一枚抜けており、敵なしと言っていい状況だ。もしかすると距離は2000mぐらいまではこなせるかもしれない。いずれにしても来年も快進撃が続きそうだ。

２番人気サリオスは５着。上がり３ハロンはメンバー中１位でよく伸びているが、道中の位置取りが悪すぎた。８枠と展開の不利が祟った印象だ。

【第37回 マイルチャンピオンシップ　成績表】

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