第82回 菊花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
菊花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気コントレイルが勝利して、三冠制覇を達成。２着に４番人気アリストテレス、３着に５番人気サトノフラッグが入った。

※今年は阪神競馬場で行われるが、京都開催の過去10年のデータを分析する。

１）１番人気馬が過半数の６勝

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【6.0.2.2】。昨年のコントレイルら過半数の６勝をあげており、複勝率80％と高い。２番人気馬は【0.3.0.7】で勝ち星がなく、連対率・複勝率30％。以下、３番人気馬が２勝、５・７番人気馬が１勝ずつ。勝ち馬は７番人気以内におさまっているものの、２・３着馬は下位人気まで幅広く分布している。

コントレイルが三冠を達成した昨年は１→４→５番人気の順で３連単8740円と堅い決着でおさまったが、キセキが勝利した17年は１→10→13番人気の順で３連単55万9700円と波乱。１番人気からヒモ荒れするケースがあり、人気薄にも注意しておきたい。

２）関西馬、キャリア６〜８戦の馬に注目

出走馬の所属別成績は、栗東所属の関西馬が【9.10.8.104】。一昨年のワールドプレミアら大半の９勝をあげ、連対率14.5％・複勝率20.6％。一方、美浦所属の関東馬は【1.0.2.46】。18年フィエールマンの１勝のみで、連対率2.0％・複勝率6.1％。関西馬が連対率・複勝率ともに大きく上回っている。

キャリア別成績では、６戦の馬が【4.2.0.19】。16年サトノダイヤモンドら最多の４勝をあげ、連対率・複勝率24.0％。７戦の馬は【2.1.5.25】で複勝率24.2％、８戦の馬は【1.5.4.29】で同25.6％。これら６〜８戦の複勝率が高い。なお、３〜５戦の馬【2.0.0.13】で複勝率13.3％、９戦以上【1.2.1.64】で同5.9％となっている。

３）神戸新聞杯組の連対馬は前走３着以内

前走レース別成績は、出走数最多の神戸新聞杯組が【8.5.4.49】。13年エピファネイアら大半の８勝をあげており、連対率19.7％・複勝率25.8％。昨年は１着コントレイルが該当しており、毎年連対馬が出ている。

この組の前走着順別成績は、１着馬が【5.0.1.1】。12年ゴールドシップら５勝をあげており、連対率71.4％・複勝率85.7％と非常に高い。前走２着馬は【1.4.1.4】で17年キセキが勝利し、連対率50.0％・複勝率60.0％。また、前走３着馬は【2.1.0.6】で14年トーホウジャッカルら２勝で、連対率・複勝率33.3％。この組の連対馬13頭はすべて前走で３着以内に入っていた。

なお、前走４〜５着だった馬は【0.0.2.13】、前走６着以下【0.0.0.25】でともに苦戦傾向にある。

４）セントライト記念組は前走連対馬

神戸新聞杯組以外では、同じく前哨戦のセントライト記念組が【1.3.2.46】。15年キタサンブラックが勝利しているが、連対率7.7％・複勝率11.5％と神戸新聞杯組に大きく差をつけられている。この組の３着以内馬６頭中５頭は前走で連対を果たしていた。例外は17年２着のクリンチャー（前走９着）のみ。

他では前走２勝クラス組が【0.1.4.36】で、優勝馬こそ出ていないが、昨年２着のアリストテレスら10年中５年で３着以内に入っている。３着以内馬５頭はいずれも前走で芝2200ｍ以上のレースを勝利しており、これに該当する馬はのべ【0.1.4.13】複勝率27.8％と優秀だ。

【菊花賞過去10年】

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