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G1特集 第82回 菊花賞G1特集 第82回 菊花賞

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ステラヴェローチェ 最後の1冠をもぎ取りに行く

ステラヴェローチェ
神戸新聞杯を勝利したステラヴェローチェ

前走神戸新聞杯(中京芝2200m)はレッドジェネシスとの追い比べを制して重賞2勝目をマーク。勝ちタイム2分18秒0(不良)が示す通り、極度に馬場状態が悪いレースだった。重賞初勝利を飾った昨年のサウジアラビアロイヤルCも不良馬場での一戦であり、道悪は抜群に上手い。ただ、皐月賞3着、日本ダービー3着と道悪以外のレースでも高いパフォーマンスを見せている。今回はクラシックホースが不在なので、総合力はメンバー中トップクラスだ。阪神芝3000mでのスタミナ勝負も望むところ。最後の1冠をもぎ取りに行く。

アサマノイタズラ 中山巧者が阪神芝3000mに挑む

アサマノイタズラ
セントライト記念を勝ったアサマノイタズラ

春はスプリングSで2着に入るも、皐月賞は16着とシンガリ負けを喫した。7月のラジオNIKKEI賞も12着と惨敗したため、前走セントライト記念は9番人気と評価を落としていた。しかし、レースでは中団よりも後ろで追走し、最後の直線で大外に持ち出されると凄い伸び脚を披露。内の各馬をまとめて差し切り、先に抜け出していたソーヴァリアントもゴール寸前で捕らえた。中山芝は内回りでも外回りでも、かなり走ることがわかった。今回は阪神芝3000mが舞台。器用さはあるが、距離延長でスタミナ勝負は未知数。どんな立ち回りを見せるか。

レッドジェネシス 逆転でG1制覇を狙う

5月の京都新聞杯(中京芝2200m)では平均ペースのなか、非常に長くいい脚を使って差し切り重賞初制覇を飾った。続く日本ダービーは最後方で追走し、最後の直線にかけるも伸びを欠いて11着と敗れた。2月のフリージア賞も6着と敗れており、東京との相性は悪そうだ。その他のコースでは、4着以内を外していない。前走神戸新聞杯は、馬場が悪い内側をギリギリ避ける巧みなコース取りを見せた。最後はステラヴェローチェに差されて2着と敗れたが、内容は上々だ。スタミナもあり、3000mの距離も望むところ。逆転でG1初制覇を狙う。

オーソクレース 大舞台で力を見せるか

前走セントライト記念は、昨年のホープフルS2着以来、約9か月ぶりの出走となった。レースは中団馬群の中で追走し、最後の直線はしぶとく脚を伸ばして3着に上がったが、勝負どころの反応はあまり良くなかった。ブランクの影響があったような印象で、今回は上積みが見込めるかもしれない。母マリアライトは15年エリザベス女王杯や、16年宝塚記念を優勝。叔父に15年菊花賞3着のリアファルやダートG1/Jpn・4勝を挙げたクリソベリルがいるなど、スタミナやパワーにも富み、大舞台に強い血統だ。騎乗予定のルメール騎手にも期待したい。

モンテディオ 長距離適性が高く、好勝負は可能

初勝利には5戦を要したが、その後はすみれS3着、アザレア賞2着と阪神芝2200m以上の特別戦で好走。凄く速い脚はないが、末脚は堅実で、長い距離の適性も垣間見えた。2走前に札幌芝2600mのルスツ特別で2勝目を飾ると、前走神戸新聞杯で3着と好走し、菊花賞への優先出走権を獲得した。ゴール前はステラヴェローチェとレッドジェネシスの決め手に屈したが、正攻法のレース運びには好感が持てた。ステイヤーの資質があり、3000mに距離が延びる点はプラスだろう。ステラヴェローチェらとの前走着差を詰めることができるかもしれない。

ディープモンスター 相性がいいすみれSの勝ち馬

春に阪神芝2200mで行われるオープン特別・すみれSの連対馬は、菊花賞との相性がとてもいい。最近4年では17年クリンチャー(10番人気)、19年サトノルークス(8番人気)、20年アリストテレス(4番人気)が菊花賞で2着と好走している。皐月賞や日本ダービーでの成績がふるわなく、菊花賞の人気が低くてもいきなり化ける傾向がある。本馬は皐月賞7着、日本ダービー16着の成績だが、すみれSの勝ち方は強かったので、期待が持てる。ただ、ダービー以来の休み明けというローテーションは少し心配。追い切りの中身や当日の気配には注意したい。

タイトルホルダー セントライト記念は不利があった

前走セントライト記念は1番人気でまさかの13着と敗れた。しかし、敗因はハッキリとしている。馬群に包まれた状態から動きづらく、最後は挟まれる不利を受けて、後退を余儀なくされた。瞬発力が鋭い馬であれば抜けてこられたかもしれないが、本馬はそのようなタイプではない。いいポジションにつけて長く脚を使いたい。半姉メロディーレーン(父オルフェーヴル)は、牝馬ながら19年菊花賞に出走して5着と善戦し、芝2400〜2600mで3勝を挙げている。本馬も距離延長は苦にしないかもしれない。皐月賞2着馬の地力を警戒したい。

ヴァイスメテオール ラジオNIKKEI賞で重賞初制覇

京成杯4着、プリンシパルS4着と敗れて春のクラシックには出走することができなかった。前走ラジオNIKKEI賞ではインの中団で脚を溜め、うまいコーナーワークで最後の直線に入ると、豪快に2馬身半突き抜けて重賞初制覇を飾った。器用さがあり、力がいるタフな馬場も苦にしない印象を与えた。18年にフィエールマンがラジオNIKKEI賞2着→菊花賞1着の成績をあげている。本馬の場合は距離延長に伴い、折り合いがカギになるだろう。また、前走のように内ラチ沿いに近いところでレースを進めるのが理想。瞬発力を引き出せるかがポイントだ。

ヴィクティファルス 本調子を取り戻せるか

春のクラシックは皐月賞が9着、日本ダービーが14着に終わった。力が足りなかったのは確かだろうが、共同通信杯2着、スプリングS1着の実績を考えると、負けすぎという印象もある。前走セントライト記念も、自身がスプリングSで2着に負かしたアサマノイタズラが勝ったので複雑な気持ちになる。前走はゴール前で多少不利があったとはいえ、伸びを欠いたのは、本調子には遠い証拠なのかもしれない。今年デビューした産駒が活躍中の、シルバーステートが叔父にいる血統。距離3000mへの対応もカギになりそうだ。

ディヴァインラヴ 長距離適性がある牝馬

エピファネイア産駒の牝馬。3走前の矢車賞ではハギノピリナの5着と敗れたが、福永祐一騎手に乗り替わってからタイランドカップ(小倉芝2600m)→木曽川特別(中京芝2200m)と2連勝を飾っている。前走は好位でしっかりと折り合い、最後の直線は残り200mあたりでアッサリと抜け出した。最後はマカオンドールの猛追を浴びたが、着差以上の完勝と言っていい。非常に長くいい脚を使えて、長距離の適性もある。重賞初挑戦がクラシックというのは難題だが、阪神3000mの舞台は楽しみだ。引き続き福永騎手が騎乗する予定なのも心強い。