第81回 菊花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 菊花賞　> 2020　> 過去の傾向

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
菊花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気ワールドプレミアが優勝。２着には８番人気サトノルークスが入り、１番人気ヴェロックスは３着に敗れた。

１）近４年は８番人気以下の伏兵が激走

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.1.2.2】。17年キセキら最多の５勝をあげており、連対率60％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【0.3.0.7】で勝ち星がなく、連対率・複勝率30％。以下、３・７番人気馬が各２勝、５番人気馬が１勝。２・３着馬は下位人気まで幅広く分布しており、昨年２着に好走したサトノルークス（８番人気）ら８番人気以下の伏兵が近４年で１頭は３着以内に入っている。

オルフェーヴルが三冠を達成した11年は１→２→３番人気で堅くおさまったものの、３連単で10万円以上の配当となったことも３回ある。１番人気からヒモ荒れするケースも多く、人気薄にも注意しておきたい。

２）神戸新聞杯組の連対馬は前走３着以内

前走レース別成績は、出走数最多の神戸新聞杯組が【8.6.4.46】。昨年のワールドプレミアら大半の８勝をあげており、連対率21.9％・複勝率28.1％。昨年は１・３着が該当しており、毎年連対馬が出ている。

この組の前走着順別成績は、１着馬が【4.1.1.1】。16年サトノダイヤモンドら４勝をあげており、連対率71.4％・複勝率85.7％と非常に高い。前走２着馬は【1.4.1.3】で17年キセキが勝利し、連対率55.6％・複勝率66.7％。また、前走３着馬は【3.1.0.5】で昨年のワールドプレミアら３勝で、連対率・複勝率44.4％。この組の連対馬14頭はすべて前走で３着以内に入っていた。

なお、前走４〜５着だった馬は【0.0.2.12】、前走６着以下【0.0.0.25】でともに苦戦傾向にある。

３）セントライト記念組は前走人気以上で連対した馬に注目

神戸新聞杯組以外では、同じく前哨戦のセントライト記念組が【1.3.1.47】。15年キタサンブラックが勝利しているが、連対率7.7％・複勝率9.6％と神戸新聞杯組に大きく差をつけられている。この組の３着以内馬５頭中４頭は前走で人気以上に好走して連対を果たしていた。唯一の例外は17年２着のクリンチャー（前走９着）のみ。

他では前走２勝クラス組が【0.0.5.38】で、連対馬こそ出ていないものの、３着が５回と多い。３着馬５頭はいずれも前走で芝2200ｍ以上のレースを勝利しており、これに該当する馬はのべ【0.0.5.12】複勝率29.4％と優秀だ。

４）勝ち馬は内めの１〜３枠で７勝も

出走馬の所属別成績は、美浦所属の関東馬が【1.0.1.46】で一昨年フィエールマンの１勝のみで、複勝率4.2％と苦戦傾向にある。一方、栗東所属の関西馬は【9.10.9.104】で複勝率21.2％と３着以内馬の大半を占めている。

また、過去10年すべてフルゲート18頭で行われており、枠番別成績は内の１〜３枠がのべ【7.2.1.50】。昨年のワールドプレミア（３枠）ら過半数の７勝をあげている。ただし、２・３着が多いのが外めの５〜７枠で、のべ【3.7.7.53】。複勝率24.3％と高めで、３着以内馬17頭中９頭は５番人気以下の伏兵だった。

【菊花賞過去10年】

この表は右にスクロールできます。