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第77回阪神ジュベナイルフィリーズは松山弘平騎手騎乗の2番人気スターアニスが中団で追走し、直線は追い比べから突き抜けて優勝。重賞初制覇を飾り、2歳女王に輝いた。勝ち時計は1分32秒6(良)。鞍上の松山騎手、本馬を管理する高野友和調教師ともにこのレースは初勝利となった。
2着は1馬身1/4差で川田将雅騎手騎乗の4番人気ギャラボーグ。3着はクビ差で西村淳也騎手騎乗の6番人気タイセイボーグ。なお、1番人気に支持されたアランカールは5着に敗れた。
スタートは6番アルバンヌのダッシュがやや鈍かった。8番ヒズマスターピースが先頭へ。1馬身差の2番手に13番フロムレイブン、外に16番ローズカリス。4番手に7番マーゴットラヴミー、15番ラスティングスノー、12番メイプルハッピー、17番タイセイボーグと縦に並んで追走。1馬身差で3番ミツカネベネラと9番スターアニス。差がなく中団に18番ショウナンカリス。1馬身半差で11番スウィートハピネス、5番ギャラボーグ。10番イヌボウノウタゴエが続き、後方にかけてはアルバンヌ、4番アランカール、14番スタニングレディ、2番レディーゴール。3馬身切れて最後方から1番アンヘリータスという隊列になった。
800m通過は45秒3で速いペース。ただ、その後はペースが少し緩み、アランカールは3〜4コーナーの途中から外を通ってポジションを上げた。先頭はヒズマスターピースで残り600mを通過。2番手も変わらずフロムレイブン。後続馬も続々と続き、最後の直線に入っていった。
最内を狙ってマーゴットラヴミーが脚を伸ばし、それにギャラボーグも続いた。先頭は5〜6頭がほぼ横一線になって追い比べとなり、中でも外のスターアニスの脚色が良かった。馬場の真ん中でタイセイボーグとスターアニスが併せ馬でじわじわと前に出て、内からはギャラボーグも加わり、残り200mを通過。坂を駆け上がりスターアニスがタイセイボーグを競り落としてグイと前に出た。スターアニスはその後、食い下がるギャラボーグも振り切り、先頭でゴールを果たした。
勝ったスターアニスは中京2歳S2着後、じっくりと間隔を取って調整。今回、距離1600mがどうかと見られる面もあったが、スムーズに中団で折り合い、終いを生かして抜け出すという理想的なレース運びで快勝した。来年の桜花賞の有力馬にもなったと言えるだろう。一方、1番人気5着のアランカールは最序盤、最後方で追走。最後は良く追い上げたが、苦しい競馬になってしまった。本来はもう少し距離が欲しいはずなので、今後の路線選択にも注目したいところ。